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会見・コメント

2024-02-29 08:00 追加

パナソニック・仲本賢優「アクシデントによる怪我でファン、関係者の皆さんにはご心配おかけしましたというのと、支えてくれてありがとうございますということを言いたい」V1男子会見

V1男子パナソニック会見

V1リーグ 男子

2月18日にパナソニックアリーナ(大阪府)で行われたバレーボールV1男子、パナソニックvs日鉄堺BZの試合後会見コメントのうちパナソニック分をお届けする。

■パナソニックパンサーズ
●西山大翔選手(オポジット)

(いつもの)メンバーがいない状態で自分と仲本選手が入りいつもプレーをしているメンバーは結構慣れないチームだと感じたと思います。
チームの中では一番経験が浅いので助けてくれたという部分が多いです。
自分のスパイクが決まってないケースが多くなった時は助けてもらえました。
そういう部分で助け合いというのは感じていますし、自分が決まるようにサポートしてくれたらなと思って戦いました。
いいチームだなっていうのは思いますし、一試合(通じて)できたのかなと思います。
●仲本賢優選手(アウトサイドヒッター)

今日の試合はまず(ジェスキー)トーマス、西田(有志)選手が試合に出られない状態で普段と違うメンバーで試合をするという状況でした。
本当にパンサーズのチーム力が出た一戦だったと思います。
日頃から練習に励んでいる選手たちは全員試合に出たら活躍してやるという誰が出てもというところを常に意識してやっています。
たまたま今日は僕と西山選手が試合に出ることになりました。
けれど、先週だったら西川選手や新(貴裕)選手や、いろんな選手がこの数週間、チーム力を発揮していると思います。
明日に向けてですが、今日は第3セットに少しサイドアウト(での得点)が止まり、そこでトラブルなっているところがありました。
そこをレセプション(サーブレシーブ)の範囲、攻撃のパターン、サイン、コンビネーションの確認というところはまた明日修正してやっていきたいと思います。

――仲本選手に。先週アクシデント(テレビ中継用カメラとの接触により頭部を負傷(6針縫合))があった状況だが、今週出場されているということでコンディションはどのような感じか?
仲本:負傷直後からパンサーズ、(対戦相手の)WD名古屋さんの両チームのメディカルスタッフ、会場にいるチームとか会場のドクターさんの素早い対応によりなんとか大事には至りませんでした。
6針縫ったというのはチームからもリリースさせていただきました。
その他の脳震盪、精密検査も全てクリアしてなんとかコートに立ったという感じです。

――アクシデントのときはどのようなことが起こったのか?
仲本:僕自身何が起こったかわかりませんでした。
僕自身何もわかってない中で、ちょっとパニックになっていたところで先ほども言いましたように、両チームのトレーナーさん、メディカル、ドクターが素早く対応してくれました。
僕自身どういう状況だっていうのを言ってもらいましたし、その辺りで理解し始めました。
当たったことは不幸ではありましたが、幸い当たりどころが悪くなくこういう風にプレーができるということで日頃何気なくプレーをしていますが、プレーできることは当たり前ではなく、健康でいることがどれだけ素晴らしいことかというのを改めて感じる出来事だったかなと思います。

――その状況の中で今日先発として起用されると決まったときはどのように感じたか?
仲本:先週アクシデントありましたが、そこはしっかり切り替えて、監督もプレーできる状態だったらさせたいということもありました。
僕自身。何も問題がないというのを確認した段階でプレーに向けて準備をしていました。
今日試合に出るときに少し緊張はしましたけど、それ以外は普段通り試合に臨めたかなと思います。

――アクシデントでファンが心配をする中でプレーをする際にどのような部分を見せたいと思ったか?
仲本:元気を見せたいという気持ちはありました。怪我した直後に退場する時も頑張れという声が聞こえてきたり、 SNSを通してたくさんの激励のメッセージを頂きました。
ファン、関係者の皆さんにはご心配おかけしましたというのと、支えてくれてありがとうございますということを言いたいです。

――(スパイク)サーブで打つ瞬間に5本の指を突き出してヒットし相手の予測の裏をかいたり、アタックのとき右で打つと見せかけて左で打つなどユニークなプレーが見られるが。
仲本:誰かを真似ているわけではありありません。
いろいろな選手からインスピレーション受けています。
昨シーズンまでパナソニックに所属していた(ミハウ)クビアク選手(現:中国スーパーリーグ上海金色年華所属)、ティリ(ロラン)監督の母国(フランス)代表である(イアルバン)ヌガペト選手(現:トルコエフェレルリーグ ハルフバンク所属)、最近はポーランド代表の(カミル)セメニュク選手(現:イタリアスーパーリーガ ペルージャ所属)、(アレクサンデル)シフリカ選手(現:ポーランドプラスリーガ ケンジェジン=コジレ所属)などいろいろな選手のプレーを参考にしながら、できるところは取り入れていこうかなと思っています。
サーブに関しては自分でこれが特別できると思ったことはないです。
周りからしたら指で弾くのが難しいらしくて。結構変な回転というか、本当に一言では変なサーブです。
普段見ない軌道だったりするかもしれないので、その辺りは常に工夫するように心掛けています。

――西山選手に。先発出場し、1試合を通じて出場したことによって気づいたことはあるか?
西山:スタートの時はコンディションが良い状態なので、疲れもなく良いプレーができていたと思います。
中盤、苦しい場面で自分の疲れとかの体力もフィジカルもそういう部分が足りてないというのは凄く思いました。
あと自分のミスが多く出ていたので、そういう部分ではもう改善していきたいと思っています。

――ミスの部分でアタックを吹かす、コースが外れるケースがあると外から見えたが。
西山:ラインのアウトとかは自分のミスというだけです。
打ち方の部分を改善していきたいなと思っています。
長いコースのエンドラインのアウトは結構個人的にはいい感じの打ち方はできているなというのもあります。
それをコート内に入れるかという部分と、あとブロックタッチを飛ばせるかは改善していこうとは思いますが打ち方は変える気はないです。

――次に繋がらないミス、そうではないミスとコート内インタビューで言っていたがその違いは?
西山:サーブの部分で自分が悪くなったトスを無理やり打ったと思います。
そういう部分ではやっぱりチームに良い印象は与えられない次につながらないミスだと思います。
スパイクの部分でもイケイケムードの中、スパイクをドシャット(シャットアウト)される、自分のミスで雰囲気が良くならない方向に持っていくのも次に繋がってないミスです。
ミスでもないですが、盛り上がり凄いラリーが続いている中、スパイクを打たないでフェイントを相手に拾われるという部分も自分ではチームが一生懸命上げて繋いでくれたボールをただ返すみたいな形になっているのは良いことではないと思います。そこがいいミスと悪いミスかなと思います。
相手の嫌がるところに返す、(相手の)ブロックを利用して(リバウンドを)もらって自分でもう1回立て直すという部分などいろいろ技術はあります。
そういう部分でただ単にブロックの上からゆっくり(打って)チャンスボールになるようなボールが何本かありました。そこは良くないです。

――2人に。今日の試合立ち上がりの時のチーム状況を状況どう感じていたかというと、追い上げた時の心境、狙いは?
西山:立ち上がりリードされた部分は自分たちのメンバー慣れしない硬さがあり、そういうのが結構自分もそうですし目立ったなというのはあります。
中盤から追い上げていった時は自分たちが凄い中でムードを盛り上げていて自分たちの気持ちもだんだんその試合に慣れていく感じでした。
その部分では自分が一番経験が少ない感じがあったので、チームメイトに助けられたという部分もあります。
ミスしてもカバーしてくれる人が沢山いるので、自分が一気に崩れるという部分はありませんでした。チームに救われました。

仲本:出だしの部分では硬さもありました。チームとして少し考え過ぎていたところもありました。
本当に中盤西山選手のサーブでチームが落ち着きました。
考え過ぎる、皆でいろいろやろうとしていたことをトライしていましたが、その辺りはいつものの試合に出ている選手とは違った部分も正直感じてはいました。
けれども、西山選手の選手のエースでチームが落ち着きました。
そこは1セットだけではなくて、試合全体を通して大きなターニングポイントだったと思います。

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