2024-07-09 19:43 追加
パリ2024オリンピックの日本代表壮行会を開催。男子代表・石川祐希主将「メダルを絶対に持って帰ります」
ビーチバレー / 全日本代表 女子 / 全日本代表 男子
最後に、男子日本代表が登場。一人ずつの自己紹介から和やかなムードで進行された。
まず石川祐希主将が「パリオリンピックはメダルを取るために行くので、メダルを絶対に持って帰ります」と力強く語り、続く西田有志選手は「2018年から僕はこの代表に入らせていただいて、4勝、5勝しかできなかったチームが今では銀メダル。6年の時を経て、ここまで来ました。僕もそうですし、他の選手の皆さんもそうですけど、家族の時間やプライベートを捨てて、ここまでやってきています。しっかりと笑顔でみんなにメダルを見せられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と自身の初代表からここまでを振り返った。
髙橋藍選手は「皆さんこんにちは。instagramフォロワー225万人の髙橋藍です。このメンバーの中でも一番フォロワーが多いので、それを誇りに思っています。パリオリンピックにはここにいるみんなもそうですけど、自分自身も懸けてきたので 必ずメダルを獲得します。そして、instagramフォロワーも300万人乗せるように、そして、パリのディズニーランドに行けるように頑張ります」とフォロワー数自慢を交えて笑いを誘った。
真面目路線でいくのかと思われた最年少の甲斐優斗選手はいきなり、「背番号15番の甲斐くんです」と挨拶。これだけでも大物を感じさせ、SNSでも話題になった。
ゲストの大阪ブルテオン・清水邦広選手(北京/東京五輪代表)とは東京五輪に一緒に出場した選手も多く、大いに場が盛り上がった。「得点した際にどんなガッツポーズを見せてくれますか?」という清水選手からの質問に、「清水さんが指定してくれたのをやりますよ」という西田選手。そこで清水選手は「サービスエースをとったときに5人の選手で並んでゴレンジャーポーズを」とリクエストし、約束をとりつけた。
宮浦健人選手と髙橋藍選手には海外でプレーしていたときの料理に関する質問をした清水選手。「ご飯炊いて、鶏胸肉を焼いて、野菜食べて、毎日同じもの」という宮浦選手に対して、髙橋藍選手は「基本的に何でも作れちゃいます。カルボナーラとか。機会があったら清水さんのために作りますよ」と料理上手な面もアピールした。
「僕が代表にいた頃から、いつも4人でいた関田(誠大)選手とミドルブロッカーの3人(山内晶大、髙橋健太郎、小野寺太志)はなんでそんなに仲がいいの?」という質問に、関田選手は、「年代が近いことと、僕以外全員ミドル。だからミドルの中に僕も入れてもらってる感じ」と回答。髙橋健太郎選手は、「清水さんが代表にいた頃、オーラがあって怖かったんで、4人なら話ができるんじゃないかと思って…」と笑わせた。大塚達宣選手にも髙橋藍選手とのコンビについて質問した清水さん。大塚選手も「やっぱり初めて代表に入った年が一緒で、清水さんが怖かったので、オーラを分散させようと思って2人でいました(笑)」と答え、それぞれ清水選手をいじりながらもリスペクトしつつ慕っている様子が伝わった。
バレとも会員からの質問で「パリ五輪のコイントスの目標は?」と質問された石川主将。国際大会のコイントスでいつも勝てないとSNSで発信し、代表メンバーの返しで笑いをとっている流れからの質問だったが、「予選ラウンドは正直全敗でもいい。ファイナルラウンドは勝ちたいですね。勝つための秘策などはなくて、ただ祈るだけです。最悪全敗でも面白いかな。コイントスは運なので」と余裕を見せた。
これからバレーを始める小学生に向けてアドバイスを求められた山本智大選手は、「僕は小学1年生の頃からバレーボールを始めました。やっぱり最初は失敗とかミスとか恐れちゃうと思うんですけど、そういうミスも楽しみながら、何事も恐れずチャレンジしてもらえれば。練習場じゃなくても、家などで時間があれば、ボールにたくさん触るのも大事かなと思います」と話し、家の中でボールを触って物を壊したことは一度もないというエピソードも来場したファンを驚かせていた。
最後に全員が再びステージへ。石川祐希選手が「今日の会を通して、オリンピックで結果を出す、ベストを尽くす、そういった決意を改めて持つことができました。皆様のご声援を力にチーム一丸となって精一杯戦ってまいります」と挨拶し、壮行式は閉会。選手たちはファンに見送られつつ会場をあとにした。
写真:坂本清
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