2024-10-19 17:05 追加
NEC川崎・島村春世「昨日で300試合を達成し、新たな気持ちで迎えた301試合目を勝利で飾れたことが嬉しかった」 SV女子会見
SV女子
●島村春世選手
昨日、300試合を達成して、今日がその新しい301試合目、第一歩の試合となりました。昨日の敗戦から選手もスタッフも、チーム一丸で戦っていこうとミーティングの時から話していました。やっぱり自分たちの調子いい時って楽しくバレーができている時です。自然と声が出ていて、指示の声もそうですし、決まった後の感情の出し方であったりとか、そういうところでの 声のボリュームが上がってる時が自分たちのいい時だと思うのですが、それが3セット目から 出せたというところ。本当は最初から出していきたかったんですけど、3セット目から山内美咲選手が入ってきて、そこで流れが変わったなと自分も思っています。
スタートからそういう雰囲気でやっていけば3-0で勝てたと思える試合ではあるので、技術のところにもフォーカスしていきたいんですけど、雰囲気なども大切にしながらやっていきたいなと。まず301試合目が勝利で飾れたっていうことは、本当に私にとって嬉しいことでした。
●和田由紀子選手
昨日相手にされたことを抑えつつ、自分たちもなかなか決まらないシーンでも我慢して、何回も拾って決めきれたことが勝ち切れた原因かなと思います。今シーズンはオフェンスのところを強みにして頑張ろうという話が出ているので、そこが出せるように、ブロックとディグの関係性であったり、サーブとブロックの関係性とか、チームとして組織的な動きのところを、また次の週に向けて、もっと練習の中でコミュニケーションを取りながら、完成度を上げていきたいと思います。
●佐々木遥子選手
今、島村選手からもあったように、やっぱり3セット目から急にチームの雰囲気が変わったっていうのがあって、今回は山内選手に助けられましたが、やっぱり誰か任せになってる時はチームが良くない時だと思うので、どんな時でも誰かに頼らないで自分が先頭に行くという気持ちを全員が持って常に戦って、長いシーズンになりますが、いい時も悪い時もチーム力で勝っていけるように頑張りたいと思います。
――アジアクラブ選手権で優勝されましたが、連戦からすぐにSVリーグ開幕というところで、コンディション的には問題なくリーグを迎えられたのでしょうか?
島村:アジアクラブ選手権では3連戦して2連戦、そして最後優勝決定戦で、6試合戦ってきましたが、帰国後も含めて、スタッフ陣が選手のコンディションの調整はしてくれつつ、練習メニューなどもすごく考えてくれて、調整しながら上げてきているので、コンディションに関しては全員が疲労というよりは、いい状態で入れています。
心に関しては、確かに優勝した嬉しさもありましたが、やっぱり私たちが目指すのはSVリーグでの優勝、そして世界クラブでトップに立つというところのマインドだったので、優勝したからという油断もなく、もう本当にSVの開幕に向けてのメンタル作りをやってきたので、特に支障はなかったです。
――佐々木選手に。アジアクラブ選手権で活躍されましたが、そこでの収穫がリーグ開幕にうまく結びついたようなところはありますか?
佐々木:アジアの選手はブロックが高い選手が多くて、そういう中で決めていくためには、ブロックを利用したりすることが大切になってくるのを実感したので、 それをこの日本のリーグでもしっかり活かして、自分の強みをどんどん出していきたいと思います。
――島村選手に。OGの杉山祥子さんの出場試合数が347試合でしたが、そこを超えることを目指していきたいと思いますか?
島村:今年は44試合なので、全試合出場できたとしてもギリギリ足りないのですが、来年以降もスギさんを超えられるように頑張っていきたいと思います。
――和田選手に。昨年までJT(現・大阪MV)に所属されていて、外から見ていて感じたNEC川崎と、実際に入ってみて感じるチームとの違いはありますか?
和田:対戦する時はすごいエネルギッシュなチームだなっていう印象で、何回もディグで拾って、粘って最後決めてくる印象でした。実際にチームに加入した後も、明るくて、コートでいいエネルギーを出すような人がたくさんいるという印象です。また、コートの外に出た時のコミュニケーションがすごく多い。そういうところも最後に勝ち切るチームの秘訣なのかなと感じています。
――佐々木選手に。今年はルーキーイヤーですが、個人的にどういうシーズンにしていきたいと考えていますか?
佐々木:最近、貫禄があるって、すごく言われるんですけど(笑)、新人らしくフレッシュさをしっかりと出しつつも、攻守ともに安定したプレーを出して、チームに貢献していきたいと思います。
スタートで出たとしても、後から出たとしても、自分のやるべきことがその時々で多分違うと思うのですが、その役割をしっかり果たせるような選手になりたいと思います。
――島村選手に。サマーリーグにも出場されていましたが、あまりキャリアがない選手に経験を積ませるイメージの大会にも出場されたということで、今シーズンそれだけ意気込みもあるのかなと思います。それも踏まえて改めて今シーズン、どういうことを個人として成し遂げたいと考えていますか?
島村:ここ2シーズンほど、 自分のコンディションとプレーとのギャップを自分の中ですごく感じていて、自分としては動けているけど、プレーで結びつかなかったりというところが顕著に出てしまって、なかなかコートに立てない期間も過ごしました。
今シーズンはとにかくコートに立ちたい、自分が試合に出て 勝ちたいっていう、本当に初心に立ち返ったというか、夏場からコンディションを作り直すこと、体の作り直しから始めました。ここまで怪我はほぼなく、疲労の慢性的な怪我は多少ありますけど、怪我なく来れたのは、スタッフに私専用のプログラムみたいものも作っていただいたおかげだと思っています。こういうふうに上げていけば絶対に44試合戦い抜ける。SVリーグのトップに立ち、自分たちが成長できるというプロセスを出してもらって、コートに立たせてもらっているので、 もうとにかく私はコートに立って、背中で引っ張る、声でも引っ張る。そして、最後の最後にSVリーグの 女王になるという気持ちで入ったシーズンなので、とにかく怪我なく頑張ります。
写真:堀江丈
同じカテゴリの最近の記事
- コートに弾けるとびきりの笑顔! SAGA久光スプリングス・北窓絢音 皇后杯バレー [Others,SV女子] / 2024.12.19
- 三姉妹SVリーガー 大阪マーヴェラス・目黒優佳「三女との対戦はなんか変な感じでした(笑)」、志摩美古都「髙相みな実選手は私の目標。対戦はやっぱりなんか変な感じでした(笑)」SV女子 [SV女子] / 2024.12.12
- ブレス浜松・荒谷栞「まずはバレーを楽しみたい。チームの好調に乗って自分の調子も上げて行く」、濱田義弘監督「現状維持は停滞と一緒、進化を続けたい」 V女子 [V女子] / 2024.12.02
- 姫路・宮部藍梨「自分のプレー、やってきたことに対して、自信を持ってコートに立てていることが一番大きい」 SV女子 [SV女子] / 2024.11.29
- STINGS愛知・宮浦健人「藤原は奮闘していたが僕、デファルコは戦えていないと思った」 SV男子 [SV男子] / 2024.11.29
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.