2025-03-22 07:00 追加
サントリー・大宅真樹「勝利はしたが、ミドルの攻撃を2日間を通してなかなか通すことができなかった」 SV男子
サントリー会見 SV男子
SV男子
3月16日、東京体育館(東京都)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、東京GB対サントリーの試合後、サントリーの会見をお届けする。
■サントリーサンバーズ大阪
●髙橋藍選手(アウトサイドヒッター)
まずは勝利できたことは良かったと思います。
私自身のプレーのパフォーマンスに関しては、さらに向上できる部分がありました。
次の試合に向けて準備を進めたいと思います。
しっかりと勝てた点は良かったと考えます。
●デアルマスアライン選手(アウトサイドヒッター)
今日もストレートで勝利できて良かったと思います。
私自身のプレーについては、サーブで攻めたもののエースが取れませんでした。
ブレイクは取れていましたので良かったと考えます。
第3セットでサービスエースが取れたことは嬉しく思います。
●大宅真樹選手(セッター)
個人としては悔しい結果となりました。
チームとしては勝利しましたが、修正すべき点が多くありました。
再度気を引き締めて、練習から取り組みたいと思います。
――アライン選手に。サーブが好調だったと思うが、サーブに入る前に意識していることは何か。
アライン:自分のサーブ目的はサービスエースを取る、相手のレシーブをC、Dバスにすることです。
そのためには力を入れる必要があるので、何も考えずボールを投げ上げて打つだけです。
――安定しているように見えるが、その理由は何か。
アライン:今シーズン、ディマ選手(ドミトリー・ムセルスキー)もサーブが良く、それに負けないようにしています。
ランキング上位(アライン2位:16.3、ムセルスキー3位:16.0)で争いが続いており、お互いに負けたくないと話しています。
――昨シーズンにレセプションの練習を多くしていると言っていたが、今シーズン成長を感じられるところはあるか。
アライン:まだレベルが不足しています。
崩れることが多いですが、それについては毎週練習しています。
もう少し努力が必要だと思います。
安定するのはこれからだと考えます。
――大宅選手に。アライン選手のサーブが決まっているように見えるが、どう思うか。
大宅:非常に安定してきたと思います。
ただ、あまり褒めすぎるとすぐ調子乗っちゃうので・・。
継続してほしいと思います。
もちろん沈む時期もありますが、若い選手なので、今の調子に満足せずお互いに良いパフォーマンスで進めたいと思います。
――自身のパフォーマンスで良くなかった点はどのようなところか。
大宅:ミドルに対して、2日間を通してなかなか通すことができませんでした。
特に藍選手とのコンビでは、久しぶりに合わないケースが多い試合となりました。
試合中もトス(セット)について指摘してくれたので、修正できた部分とできなかった部分がありました。
今日はAJ(アライン選手)に大きく助けられました。
トスで迷惑をかけたくないので、もう一度練習したいと思います。
――最近はコントロールサーブが多い印象だったが、今日は数本ハードヒットをしたサーブがあった。どのように取り組んだのか。
大宅:今日は点差もあったので、ハードヒットを意識して打ちました。
AJからは「全然決まらねえ」のようなことは言われます。
自身では役割を持ったサーブを打っていると考えます。
今日はサービスエースを決め、AJに褒めてもらいました。
――相手がバックアタックをさせないように後衛のアウトサイドヒッターにサーブを打っているように見えたが、どのように対応しているのか。
大宅:常に最低3枚の選択肢を持ちたいと考えます。
アウトサイドヒッターの2人がパスで狙われても、そこから準備して入ってくれています。
パイプ(バックセンターからのアタック)を崩しに来ていると感じても、あまり気にせず上げています。
負担はかかりますが、そこが消えると相手の思い通りになってしまいます。
狙われても俺は使うという姿勢を常に持っています。
――相手がミドルブロッカーのクイックを警戒しているように見えるが、どうか。
大宅:ミドルだけでなく、パイプも含めてブロックにつかれる場面が増えています。
だからこそ、サイドにどうやって振っていくかを考える必要があります。
ファイナルまでに攻撃の展開を増やしたいと思います。
――ムセルスキー選手がクイックに入った場面があったが、どの段階で使おうと思ったのか。
大宅:ラリーの中でディマがAクイックに入ってきたので上げました。
最近はクイックを打ちたがっています。
今日の第2セットの最後もBクイックのサインを出してきました。
結果的に相手のミスで終わりましたが、それぐらい今クイックを打ちたがっています。
――髙橋選手に。4連勝となり、前節チャンピオンシップでも戦うと想定される大阪Bにも連勝しているが、どう思うか。
髙橋:成長しているチームとして強くなれていると実感しています。
これはチャンピオンシップに向けての自信になります。
しかし、これがファイナルでの勝利に直結するわけではありません。
自分自身も今日、決定率がなかなか上がりませんでした。
このようなプレーではファイナルで勝つのが難しくなると思います。
勝利の中でも課題が見つかりましたので、改善しながらファイナルに向かいたいと思います。
――初の日本のリーグで土日連戦を経験していなかったと思うが、慣れてきているのか。
髙橋:体力的にかなり厳しく、難しい面があります。
私としては戦い方に慣れてきた感覚があります。
1戦目でうまくいかなかったことを2戦目で調整し、そこで自信をつけられることもありました。
一方、1戦目で良かったことを2戦目も継続する難しさもあります。
コンディションやメンタルの保ち方は、今学びながら進めています。
この難しい状況でも安定したプレーを出すことが、SVリーグの戦い方では重要なポイントだと考えます。
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