2025-11-13 08:48 追加
涙の勝利者、ヴィクトリーナ姫路・大島杏花「喜びは3割、7割は悔しさです」 SV女子
ヴィクトリーナ姫路 大島杏花インタビュー
SV女子
今シーズンからバレーボールSVリーグ、ヴィクトリーナ姫路に所属する大島杏花選手。

ポジションはセッター。
東京女子体育大学を卒業後の2020年に新興の実業団チームである倉敷アブレイズに入団する道を選んだ。
当時の倉敷はいわゆる地域リーグに属するV未満のチーム。華々しさとは程遠い状況だったことは想像に難くない。
やがてチームは実力を蓄え、2023-24シーズンよりVリーグに参戦を果たす。
それがワンシーズンだけ存在したV3、女子3部相当のリーグであった。
4チームだけの、しかし毎回のように対戦を繰り返すタフでミニマムなリーグの中で大島は倉敷の主将を務め、チームを優勝に導いた。
Vリーガーとして実績を積んだことで大島の名前は少しずつ、一般のバレーファンの間に浸透していった。
その大島が今季から姫路の一員に加わり、トップリーグに挑戦している。
「オールドルーキー」
大島は自らのことをそう呼ぶ。27歳からのトップリーグ挑戦は女子選手の平均年齢や活動期間を考えると確かに遅いスタートといえる。
ラストチャンスであることを大島自身が認識した上でのトライであろう。
そのギリギリのライン上で、大島は着実に機会をものにしつつある。
今季の姫路は土日で少しメンバー構成を変えている。セッターに関してはGAME1を櫻井美樹、GAME2を大島でスタートすることが多い。
加えて、各々のセッターはスタートで試合に出なくても2枚替えで試合の中に投入される。
リーグ序盤から大島は十分に計算できる選手として姫路の戦力になっていた。
大島は9日の埼玉上尾戦にもスタメン出場し、勝利に貢献した。
セットカウントは3‐1。
しかし、試合後の彼女はベンチで涙していたように見えた。
大島の前を通りかかった佐々木千紘が大島の髪の毛をくしゃくしゃにして頭をなでる。
佐々木は今季の姫路の主将でもあり、大学の同期でもあった。
このとき、大島は本当に泣いていたのだろうか?
であれば、その涙は何を意味していたのか。確かめる必要がある、と思った。

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