2026-08-20 21:39 追加
女子日本代表司令塔の関菜々巳が語るイタリアで深まった自信とアウェイ戦への覚悟
女子日本代表・関菜々巳 囲み取材コメント
全日本代表 女子

バレーボール女子日本代表の関菜々巳選手が8月12日、味の素ナショナルトレーニングセンターでの合宿中に報道陣の取材に応じた。ネーションズリーグ(VNL)を経て挑むアジア選手権に向けたチームの取り組みや、海外移籍で得た自身の変化について語った。
合宿での手応えとアタッカー陣との連携
ネーションズリーグとは目的や性質の異なるアジア選手権に向け、チームは現在さまざまなトライを続けている。セッターを務める関選手は、「まだまだ磨いていかなければいけないところはたくさんある」と前置きしつつも、「その中で一日一日、少しずつ手応えを掴みながら進められている」と実感を口にした。
イタリア挑戦で深まった自信と「世界の強豪」への意識変化

昨季イタリア・セリエAでプレーした関選手は、海外での経験が自身の成長に大きく寄与したと振り返る。技術面はもちろん、メンタル面や広い世界を知るという観点で「本当に海外に行ってよかった」と語った。
特に精神面での大きな変化として、海外のトップ選手に対する意識を挙げた。
「以前は国際大会で『あの有名な選手だ』と身構える部分があった。しかし、イタリアで1〜2年一緒にプレーしたことで、相手も自分たちと同じ『普通のアスリート』であり、ミスもすれば苦手なこともある、勝ちのために努力している人たちなんだと思えるようになった」と語り、大舞台でもフラットな視点と自信を持って戦えるようになった変化を明かした。
実はこれは、関の大先輩であるロンドン五輪銅メダリストの木村沙織も全く同じことを語っていた。それを指摘すると関ははにかんだ笑みを浮かべ、「本当にそうなんです」とうなずいた。
環境への順応力とアウェイ戦への覚悟
また、日本とは異なる海外の環境を経験したことで、精神的なタフさも身についたという。「海外は日本のように全てが整った環境ばかりではないし、ルーズな部分も多い。思い通りにいかない状況も『こういうこともあるよね』と受け流せるようになった」と話す。
中国で開催されるアジア選手権は完全なアウェイ戦となるが、「自分たちのやるべきプレーや、チーム内で声を掛け合うという基本は変わらない。アウェイの難しい環境だからこそ、そうした部分がより大事になる」と真摯に見据えた。環境や環境の差に惑わされることなく、自身とチームの成長をコート上で証明する構えだ。
取材・文:中西美雁
写真:坂本清
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