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会見・コメント

2018-05-25 08:12 追加

ネーションズリーグ女子 オランダ戦コメント 中田久美監督が涙「悔しさしかない」 黒後愛「もっとディフェンスでも貢献したい」

ネーションズリーグ豊田大会 オランダ戦コメント

全日本代表 女子

 バレーボールネーションズリーグ女子豊田大会第3戦、日本はオランダと対戦し、0-3で敗れた。日本は予選ラウンド通算2勝4敗に。試合後の監督と選手のコメントをお届けする。

日本0-3オランダ(18-25、18-25、21-25)

■中田久美監督
 世界選手権でも当たるオランダになんとしても勝ちたいと思ったが、本当に不甲斐ない試合をしてしまい、申し訳なく思っています。もう一回私達が背負っているものなどを、しっかりと…(涙で言葉が途切れる)選手たちと向き合いたいと思います。ただ諦めるわけにはいかない。この負けを無駄にしないように、全員で戦っていきたいと思います。

――相手のリードブロックにどう戦うか。どういった攻略法を考えているか。

 ブロックシステムだったり対策はもちろんあるんですけど、もっと私達はギリギリのところで戦わなければいけない。
 今の選手達の戦い方を見ていると、負けてはいけないというのが大きなミスにつながっている。そこを思い切りチャレンジできる環境を作っていかないといけな
い。本当に世界と戦っていくために何が必要かということを、選手の考えも含めて一度聞いてみたい。

――それは何に対する涙ですか。

 悔しさしかないです。選手云々ではなく自分自身の問題ですね。

――不甲斐なさ、具体的に。

 強化方針の一つとしてレセプションアタックをずっと挙げてきて、試合にAパスに入らなかったりするのはしかたないですが、それをカバーしてあげる技術とか、高いブロックにフォローする気持ちとか、もっとギリギリのところでできることがあると思う。そこを足を運んで見に来てくださっている皆さんにお見せできることがあったはずだと思います。


■黒後愛選手
 今日は日本大会最終戦ということでチームも勝ちにこだわっていこうという気持ちで、すごい勝ちたかったんですけど、負けてしまった。チームの雰囲気としてはどんな状況としても諦めずに1点を取りに行くことはできたが、負けは負け。どこが課題なのか、自分もチームも考え、次の試合頑張っていきます。

■岩坂名奈選手
 アメリカ戦と一緒で自分たちから崩れて相手に好き放題やられてしまった。試合数も多いのでいろんな展開があるが、今日のようなことをやっているとどこにも勝てない。日本は個人技では勝てない。もう一度チーム全員で日本大会を無駄にしないように切り替えて戦っていきたい。

――岩坂さんに。確認ですが、日本のブロックのシステムはリードが基本にあって、相手のAパスが入った時は割り切ってコミット?

 今シーズンはリードを意識してやっている。相手も日本戦のビデオを見てるので、こちらがリードに挑戦していることもわかっている。今日はブロックとディグの関係が悪かった。リードブロックに挑戦することもそうですけど、リードブロックで全部いければいいんですけど、まだそういうところが少ないのでリードブロックに挑戦しつつも、1対1というところでもシステム的にやっていかないといけない。

――その考え方の元で、相手にAパスが入って相手にすごいエースがいるときにどうすれば対抗していけるか。

 ブロックの前にサーブで攻めていかないと。どこのチームもエースで決めてくるけど、Aパスで返ってしまうとブロックもスカスカになってしまう。いかに相手を崩せるか。ハイボールになってエースが来たとしても、そこでしっかりとタッチやディグで切り替える。そこが今の日本には足りないところ。

――レセプション(サーブレシーブ)からだけでなく、ラリー中にもやられていたが。

 ラリー中は準備が遅かった。ディグの準備も遅かった。準備が足りなかったと思います。

――黒後さんに。先週の試合を踏まえて今日意識したこと。今日の試合で得たもの。

 セルビア戦の初戦でスタートで出してもらった時に、思うようにスパイクが決まらなくて、一人で下を向いてしまって、1セット目だけで終わってしまったんですけど、決まらなくてあたりまえだし、自分はまだこのシニアの世界でプレーしたことが初めてなので、そこで自分ができなかったときに、次はどうしたらいいのか考え、もっと前向きに次の試合に向かいたい。

 今日1本目、ドシャットくらって逆に良かったというか、そこから自分でトスを呼んでスパイクを決めきれたことが良かった。
 課題は今日はスパイクだけという形で入った。やはり日本はディフェンスの面で世界と戦うのに大切だと思うので、もっとレセプションでもディグでもチームに貢献したい。

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