2018-12-03 15:38 追加
日立・佐藤美弥主将「自分たちのリズムがうまく作れなかった」 岡山・山口舞主将「リードして勝ち切れないのは、まだまだ甘さがある」 V1リーグ女子12月1日深谷大会会見コメント
SV女子
●河本昭義監督

どういうメンバーが出てもある程度無欲で戦える時というのは非常にリズミカルに行けるわけですが、勝ちを意識したときにどう責任を持てるか。やはり確かな技術力があるかないかですね。女神さまが微笑んでくれそうなときには(しっかりつかまないと)。技術的に確かなものを作っていかないと、相手にチャンスを与えるのかな。
渡邊選手に関しては(おおむね良かったです)。フルで出ていたので最後はちょっと疲れたのかなと。
アウトサイドヒッター、レフト陣が決め切るテクニックが必要ですね。そこは確かだと思っています。結束力という言葉が出てきていますが、(技術を)補うのは現段階ではそういう部分にもなりますので、まあ、まずまずかな。
(勝利に直結するシーンでの基本技術の発揮)例えばレセプション(サーブレシーブ)、ディグ、セッターのトスの精度を良くすればサイドの決定率も上がるのかなと。(育成過程での重点の置き方にもばらつきはあるので、そういった部分の修得は)少し時間をかけながらということです。
――途中、宮下選手をレシーバとして入れて2セッターの形で宇賀神選手をライトから打たせていましたが(1日の布陣。2日目は宮下選手をフロントでも打たせた)、どのような狙いでしょうか?
河本:宇賀神選手が結構打てる。筋力が増してきて、元気がいいんですよ(笑)。4年目。基本が固まってきたので、(セッターとしても)どんどん良くなっていく可能性はありますね。遥(宮下)は昨年ちょっと故障があって、(そうなると)焦りもありますよね。
体の重心を使ったトス回し(が持ち味なわけですが)、自分の中で…全日本の宮下遥と、やや迷っているんですね。(迷いを払拭するために)得意なレシーブとかサーブとか、そういうことをしながら彼女の気の強いところを出そうと思っています。迷いの中であのくらいできるというところ(は評価したい)。彼女の中には今、二人のセッターがいるんですよ。
今日のように若手が自分たちを鼓舞しながらやっていければ。レシーブの習熟度が違う選手もいます。それを同じ時間で見たらかわいそうかな、と思っています。

写真:堀江丈
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