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会見・コメント

2020-01-01 08:00 追加

デンソー・田代佳奈美「楽しいバレーをしようと思っている」、日立・佐藤美弥「渡邊久惠は安心感を与えてくれる選手」

V1リーグ 女子

■日立リヴァーレ

●芳賀舞波主将

ホームゲーム、そして年内最後の試合でした。勝ちたい、次につながる試合がしたいという気持ちで望みましたが、1、2セット目は相手がどうこうよりも自分たちの失点でうまく流れがつかめませんでした。3セット目は本来の粘りに加え、レフト陣が打ち切ってくれてセットを取ることができましたが、試合に勝つことができず、自分たちの力を出し切ることができなかったのが悔しく思います。年明けにはチャレンジ4が待っているので、そこでしっかり3勝できるように気持ちを新たにもう一度頑張っていきたいと思います。

●佐藤美弥選手

今日の試合ではブロックやディグの粘り、ディフェンス面で良いものが出ていたと思います。その後どう得点していくかという部分が自分自身にとっても課題であることを感じた試合でした。

●渡邊久惠選手

先週の試合でも、勝ちきれない理由は自分たちのミスの多さでした。今日はミスをなくして流れをしっかり持ってくるというのが課題になっていました。3セット目は持ち味のディフェンスと攻撃がうまく噛み合ってミスも少なかったので、それをしっかり継続できるようにしたいです。現状はそれができていないと思います。年明けからチャレンジ4がありますので、自分たちの詰めの甘さをしっかり改善して挑みたいです。

●長内美和子選手

みんながディグだったり、リバウンドだったり、つないでくれている中で最後に自分が決めなければならないのですが、今日は決めきれていませんでした。自分自身、迷ってプレーしちゃってたのかなと。思い切り打つことができませんでした。年明けに3勝するために気持ちを切り替えて…強い気持ちを持って臨みたいと思います。

――芳賀主将に。チャレンジ4に向けて、チームではどんな話をしていますか?

芳賀:簡単な試合ではないと思います。そこを迎える前に今日デンソーさんとの1戦があったので、本来の自分たちの力を出しきる、それが大事という話をしていました。(具体的には)ブロックとレシーブの関係をもう一回作り上げようと。良いところもあったと思いますが、やっぱり勝ちきれなかった。課題は残ってしまったのかなと思います。

――日立リヴァーレの特色ですが、良い時には誰にも止められない。ただ、スイッチが入るまでに時間がかかるように思います。第3セットはチームの良い面が発揮できたのではないでしょうか?

芳賀:雰囲気が良くない時は1点取られた後の崩れ方が大きくて。第3セットはみんな前向きな気持ちでコートに立っていたと思います。1点取られてもすぐ取り返そうという切り替えができていました。前向きな状況を自分たちで作り上げることができれば、チャレンジ4も勝っていけるのかなと思います。

――佐藤選手に。今日の試合、リヴァーレが無敵状態になるスイッチを入れたのは渡邊選手かと思います。佐藤選手から見て渡邊選手はどのようなプレーヤーでしょうか。

佐藤:今日の試合に限らず、(渡邊選手がいるとそこに)ボールが集まって、というか私が集めてしまって…酷な状況を作ってしまっているのかとも思うんですけど。ブロックが2枚来ても決めきることができますし、単なるプレーだけではなく、安心感をチームに与えてくれていると思います。そこに頼る部分はありますし、でもやっぱりそれだけでは勝っていけない、渡邊選手の負担が大きすぎるので、自分自身も(配球の)コントロールが必要かなと思っています。

――渡邊選手に。自身のプレーについて今シーズンのレギュラーラウンドをどのように評価していますか?

渡邊:セッターの佐藤選手が代表から帰ってきてから開幕まで日数がなくて、コンビをなかなか合わせられなかったという状況でした。自分の中でも迷いながら打っていたところもあります。シーズン中は一歩引いて全体を見る機会もありましたので、試合に出る時には外から見ていて気がついたことをコートの中でやろうと思いました。

プレーするだけじゃなくて他のことでも周囲を助けてあげられるのかなと、同じポジションの長内選手や上坂(瑠子)選手にアドバイスしたり。もうちょっと楽な気持ちになってくれたらいいなって思っていろいろ話しかけたり。今までそういう経験がなかったので、自分でもどうしたらいいかわからなかったのですが、違う目線から見ることで収穫はあったのかなと思います。

――今後に向けての意気込みを。

渡邊:チャレンジ4は簡単に勝てる試合ではないと思います。自分たちのバレーをしっかりやりたいです。私個人は持ち味のバックアタックだったり、スピードのあるコンビだったり、そういうのをもう少し極めていきたいと思います。単に打つだけじゃなくて、相手コートを広く見て打っていけたらと思います。

――長内選手に。今日の試合で感じた迷いとは?

長内:今週はストレートを打つ意識を持って練習から取り組んできたのですが、私はやっぱりクロスの方が得意なので、勝負所で迷いが出てしまったのかなと。ストレートを打つタイミングまでボールを引っ張って、そこからクロスに打ってしまったり。ブロックにも引っかかる中途半端なプレーだったのかなと思っています。

●多治見麻子監督

先週でチャレンジ4に行くということが決まった中でのホームゲーム。それでもたくさんの人が応援に来てくれました。しっかり勝ってレギュラーラウンドを終えたかったのですが、やはりデンソーさんは完成されたチーム。そこに勝つことができないというのが今の自分たちの実力かなと思っています。

――今週の試合に向けて、どのようにチームを盛り上げて行こうとしましたか?

多治見:選手自身もこの状況で戦うことに対して、気持ちの持って行きかたが難しいと思います。でも、レギュラーラウンドの最後、かつホームゲームです。今の実力を受け止めて前に進むしかない。今日の試合は今までの負けパターンをどうにか払拭しようとしたのですが、やっぱりいいところまで行っても自分たちのネットタッチだったり、サーブミスだったり、フェイントのボールが取れなかったり。そこの差だけなんですけど、そういうところが変わらない限りは試合を取れない。チャレンジ4ではそこを克服して終われるようにしたいと思います。

――チャレンジ4に向けては?

多治見:独特な雰囲気があるので、準備の部分だったり、メンタルが大事だと思います。試合に向けてもう一回強い気持ちを持ってできるようにしたいと思います。

――ここ2戦、渡邊選手をスタメン起用した理由は? 明確な意図があると思いますが。

多治見:コンディションも含めて調子も上がってきていますし、最後に託す場所として渡邊の力は必要だと思っています。彼女は変なミスをしない。それはすごく大事なことだと思います。もちろん長内、上坂、3人の中で調子を見極めて起用しているというのはあります。

――今日の試合での渡邊選手は?

多治見:彼女は本当にコートの中でも外でも声を出してチームを盛り上げてくれます。頼もしいなと思っています。

取材・撮影 堀江丈

 

 

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