全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>インタビュー>カーテンコール 大浦正文さんを悼む

インタビュー

2013-12-27 18:55 追加

カーテンコール 大浦正文さんを悼む

Others

荻野正二サントリーサンバーズアドバイザー
(サントリーの同期入社で全日本でもチームメイト)

あいつとはもう25年くらいのつきあいで、入社も一緒だったし、全日本でもどこでもとにかく一緒だった。遠征でもよく一緒の部屋になって、酒を飲んだり話をしたり。

癌が発見されて長くはもたないといわれていたのを、あいつ自身が少しでも長く生きようとすごく頑張ってくれたおかげで、3月に一緒にご飯を食べることができたし、その後も会うこともできた。

この若さで亡くなってしまったのは、本当に残念。もういないんだなということを今ひしひしと感じています。

あいつ自身もバレーボール大好きやったし、あいつの分まで自分もがんばってバレーボール界を支えていきたい。

思い出は全部ですね。入社したときもバルセロナも、なにもかも全部。最高の思い出を分かち合いました。大浦と出会えてサントリーに決めたところもある。だから、サントリーに入ったのもあいつのおかげで、とにかく感謝とありがとうという気持ちばかりがこみ上げてくる。あいつがいなかったら、今の自分はいない。

あいつの遺志を引き継いで、いい指導者になって、いい選手を送り出したい。
あいつが見つけて育てたユースの子もいるし、その子らが全日本に入るかもしれないし、そういう手助けもしていきたい。

佐々木太一さん
(サントリーと全日本でのチームメイト)

大好きな先輩であり、19年前、私が社会人1年目にしてともに戦い、日本一の栄冠を共に勝ち取った戦友でした。

優しく、人懐っこく、熱く、まじめで、戦士で、後輩思いの最高の先輩でした。
「猛打賞」が日本一似合う男でした。
休みの前の日にはともに二人で朝まで飲み明かしたものです。

亡くなる直前まで戦っていたと聞いています。
自分が勝負をする立場から、人に勝負を教える立場になってもストイックでした。
あんな素敵な人が亡くなってしまいました…。

「先輩、もう戦わなくていいぜ。ゆっくりやすめよ。」

今年でVリーグは20周年。あれから20年が経とうとしてます。
今年もドラマが生まれることと思います。

大浦さん、安らかにお眠りください。

構成:中西美雁

 

oouramemorial

>> インタビューのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック