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インタビュー

2014-11-03 16:30 追加

10シーズン目のサンガイア-前編:温故知新

3回シリーズの前編。設立から2013/14まで、9シーズンの歩みを振り返る。

V・チャレンジリーグ 男子

2014/15Vリーグは、11月8日にV・チャレンジリーグ男子が開幕し、その翌週V・プレミアリーグ男女、V・チャレンジリーグ女子が開幕、いよいよシーズンインを迎える。

男子V・チャレンジリーグに所属するつくばユナイテッドSun GAIAにとって、まもなく開幕する2014/15シーズンは、チームとして迎える10度目のシーズンとなる。この記事(全3回)では、つくばユナイテッドSun GAIAのこれまでのシーズンを振り返ると共に、来たる10シーズン目に向けてのチームの意気込みに迫る。

前編では、設立から、前シーズンまでの歩みを、シーズンごとに出来事を追いかけながら振り返る。

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○チーム誕生まで

大学カテゴリに於いて、全日本インカレ7連覇を達成した筑波大学。2000年代初頭、そのバレーボール研究室が中心となって、「つくばユナイテッドVOLLEYBALL」(以下TUV)として、地域でのバレーボール教室やイベントの開催を始めていた。

TUVは、2003年、前年第1回大会がおこなわれた東西インカレを、初めてつくば市のつくばカピオで開催した。東西インカレは東日本インカレ、西日本インカレの上位チームによる大会であるが、メインの試合に併せて多彩なイベントが催されるスタイルは、それまでのバレーボール大会にはあまり見られないものであった。

2005年7月、つくばカピオで3度目の東西インカレが開催されたが、前後していくつか大きな動きがあった。大学生選手が実業団チームに参画して大会に出場出来るようになった(参考:ばれにゅ☆どっとねっと:大学生が実業団でプレーへ)。それに呼応するタイミングで、6月に、筑波大学がクラブチームを創設する、ということが報道された(参考:ばれにゅ☆どっとねっと:筑波大がクラブチーム創設/Vリーグ目指すバレーの雄)。更に、イタリア等欧州に活動の場を移していた筑波大学OBの加藤陽一が帰国し、JTサンダーズに移籍することが明らかになっていた。加藤は個人スポンサーとして、この年の東西インカレに協賛している。

つくばカピオに集った筑波OBたち。

つくばカピオに集った筑波大学OBたち

東西インカレでは、帰国したばかりの加藤をはじめ、Vリーグ等で活躍する、スタッフを含めると20名以上の筑波大学OBが一同に会してのドリームマッチがおこなわれた。開始前から会場入り口に長蛇の列が出来るほどの賑わいであった。

筑波大学OBたちは2つのチームに分かれて、緑と白の目新しいユニフォームに身を包んで熱戦を繰り広げた。会場で、正式に、TUVが、新しいクラブチームを立ち上げることが発表された。

ドリームマッチで戦ったチームにはそれぞれに愛称がつけられていた。緑のユニフォームが「Sun GAIA」(サンガイア)、白が「Forza」(フォルサ)。新しいチームの愛称をどちらにするかについての投票がおこなわれ、東西インカレ終了約1週間後に、その結果が発表された。

得票はForzaのほうが多かったとのことだが、「加藤がいるから」という理由だけでForcaへ投票する人が多かったとして、審議の末、愛称は「Sun GAIA」に決まった。

ちなみに、この後立ち上げ時のクラブを支えた4人のメンバーは、全員「Sun GAIA」側にいた。 このとき披露された緑と白のユニフォームは、当時TUVのスタッフでもあった筑波大学芸術専門学群の学生がデザインしたもので、現在も大筋は変わっていない。

○2005/06(地域リーグ)

東西インカレ終了から2ヶ月を経て、2005年9月に「つくばユナイテッドSun GAIA」が第26回地域リーグに出場することが発表された。メンバーには、さきのドリームマッチで「Sun GAIA」から出場していた筑波大学OBの増村雅尚(元富士フイルムプラネッツ→堺ブレイザーズ)、菊池孝一、大久保元晴、小川将司の4選手に加え、筑波大学の現役バレーボール部員が加わった。

当時筑波大学4年で主将であった石島雄介は堺ブレイザーズへの入団が内定していたが、それ以外の多くの学生が、この新しいチームに名を連ねた。なお、地域リーグ開幕前、11月に地元へのお披露目試合としておこなわれたつくばユナイテッドSun GAIA-筑波大学のエキシビションゲームでは、石島はつくばユナイテッドSun GAIA側から出場している。

12月の全日本インカレではメイン会場の東京体育館にブースが設けられ、つくばユナイテッドSun GAIAが地域リーグに出場する旨が広く伝えられた。大会は筑波大学が、前年に続いて連覇した。

年が明けて2006年1月に地域リーグが開幕した。地域リーグは、まず、東部・西部に分かれてリーグ戦を戦い、それぞれの上位2チームが3月におこなわれるプレーオフに進出し、総当たりで順位を決定する形態でおこなわれた。

東部地域リーグは1月21日、東京三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)池尻クラブ体育館で開幕した。雪の降る非常に寒い日であった。初陣のつくばと対戦したのは富士通。平澤徹など内定選手を起用し、若手の多い編成で臨んだ富士通が2セット先取した。第3セットをデュースの末取ったつくばがその後粘り、セットカウント3-2で逆転勝利を収めた。増村主将は号泣し、初戦を戦ったつくばの様子は新聞等で報道された。

初戦以外は失セット0、全勝で東部リーグを制したつくばは、プレーオフでも優勝した。上部リーグであるV1リーグが、それまでの8チームから10チームへ枠を拡げることとなっていたため、優勝したつくばと2位の富士通はV1リーグへの昇格が内定し「第9回V1リーグ順位決定戦」に出場した。つくばはV1リーグ8位のトヨタ自動車と2戦し、3-1、3-2で連勝した。

 
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