2014-11-07 17:00 追加
10シーズン目のサンガイア-後編:剛毅果断
V2/V3 男子
○サンガイアの、かわらないもの
チーム創設から9シーズンを経た。その間に所属選手もクラブの組織も変わっている中で、ひとつ、変わらずに続いていることがある、と菊池孝一監督はいう。
それは、小中学生を中心としたジュニアチームとの関わり、である。その歴史はつくばユナイテッドSun GAIAというチームが創設されるよりも前から、10年以上にのぼる。「一番最初の頃の子はもう社会人になっている」という。
現在のクラブの基盤を支えているバレーボール教室事業。つくば市内で開催しているレギュラークラスには120名が登録し、週6回活動がおこなわれている。就学前から中学生まで6種類のクラスに分かれ、週ごとのレッスンや大会に臨んでいる。
それぞれのクラス、それぞれの局面に於いて、「選手自身がレッスンを通して子どもたちに刺激を与えて、子どもたちが試合の時は(選手が)応援してくれる」といった関係を築き続けている。それは、参加する子どもたちばかりではなく、選手にとっても大きな財産となっている。
2年前からは高校生以上、大人も参加できる「エンジョイスポーツクラス」もスタートしている。子どもがバレーボールを始めたことに刺激を受けたレッスン生の親などを中心に、1クラスにつき30名くらいが集まり、選手と共にバレーボールを楽しんでいる。
レギュラーレッスン以外でも、地元つくば市他各地でのバレーボール教室を、つくばは精力的に続けている。その日数はリーグ戦が開催される日数を遥かに上回る年間120日、生徒数は累計5000名にのぼる。選手が練習を、そして日常業務をこなしながらこのボリュームを継続していることには、ただただ驚かされる。
来たるV・チャレンジリーグ開幕戦では、ホームゲームイベントとして、「Sun GAIA選手とバレーボール交流会」が予定されている。このイベントも既にホームゲームで何度か開催され、好評を博している。つくばは、あらゆるシチュエーションで、あらゆる対象に、バレーボールの楽しさ、おもしろさを伝えようとしている。
同じカテゴリの最近の記事
- ブラジルのスーパーリーグ、松井珠己のマリンガ、上位8位のプレーオフ進出ならず [Others,全日本代表 女子] / 2024.03.26
- 韓国Vリーグ「安山OK金融グループ・ウッメン」を率いる荻野正二監督「選手たちは伸びしろがあり、性格も素直。成長の手応えを感じて、毎日が充実しています」 [Others] / 2024.03.21
- NEC・中川つかさ「エネルギーを与えるということが私の仕事だったので、そこをしっかり後押ししようと思ってコートに立った」インタビュー [V1リーグ 女子] / 2024.03.10
- 埼玉上尾・岩澤実育「昨シーズンより良い結果を出せ、そこにしっかり自分で貢献できたというのが凄い嬉しい」 インタビュー [V1リーグ 女子] / 2024.03.10
- トヨタ車体・藪田美穂子「一緒に戦ってくれていた仲間の成長を見られ負けて悔しい気持ちもあるが誇らしい気持ちもある」インタビュー [V1リーグ 女子] / 2024.03.09
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.