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2017-11-02 12:07 追加

島村春世(NECレッドロケッツ)「背中で引っ張りつつ、言葉でもチームを支えたい」

NEC 島村春世選手インタビュー

V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子

リオ五輪を経験してオリンピアンとなり、中田全日本では攻撃面でも活躍した島村選手。全日本のことや新体制となって連覇を目指すNECのことなどについてお話を伺った

全日本は終盤の点のとり方が鍵に

――今年の全日本の話から聞かせてください。グラチャンの前の記者会見で、中田久美監督の全日本はミドルを活かした攻撃が多く、攻撃面で活躍できて嬉しいと話をされていたと思いますが…。
島村:そうですね。それまではミドルの打数が少ないことも多かったのですが、今年に関しては打数も上がってきて、点を取り、チームに貢献できる場面があったのかなというのは実感としてあります。

――アジア選手権優勝や、グラチャンも強豪国に勝つなど、チームとしての成果もいろいろありました。
島村:グラチャンではブラジルに勝利し、アメリカにもフルセットまでの戦いができました。本当に紙一重の差の結果だったと思います。その中において、チームとしての成果もありましたが、同時に強豪チームに勝ちきるための課題も感じることになりました。

――そこで勝ち切れなかったことが…?
島村:終盤の点数の取り方は、相手チームの方が緊張感もあり、気迫を感じました。
終盤の集中力や勝負強さは、私自身見習いたいと感じましたし、個々でもチームとしても、勝負どころにおける精神面の強さを感じました。

――それは、欧米に限らず、アジアの国同士でも同じような感じなのでしょうか?
島村:同じアジアなら中国もそうですし、タイはベテランの選手が多いので、勝負どころというのを逃さない印象があります。日本はどちらかというと安定した試合運びのイメージですが、「ここで点数を取らなければならない」という場面で得点を逃してしまったりすることがありますね。例えば、ダイレクトボールであるとか、Aパスで返った時の決定率というのは今季こだわってやってきた部分ですが、Aパスが返った状態で、相手ブロックが1枚なのに決めきれないこともあるのが日本の現状です。そこを決めきれるようにならないとセットは取れても勝ちにはつながってこないのかなと感じました。

――健闘した印象は強いですが…。
島村:個々として結果は残せていないですが、全日本メンバーとして世界で勝つために、自分にできることを必死に日々取り組んでいました。

――来年は世界選手権がありますが、今までやってきたことをもっと形にしていきたい?
島村:まずは、全日本メンバーに入れるよう、今を必死に頑張ります!! 久美さん(中田監督)のもとで約4か月活動をご一緒させていただき、チームの形は見えてきたなという部分もありますが、課題もたくさんあります。そこをもっと詰め、世界と勝負していきたいと思います。

――島村選手のこれまでのバレー人生の中で女性監督のもとでプレーするのは今回が初めてですか?
島村:そうです。初めてです。

――男性の監督と違うなと感じたことはありますか?
島村:女性特有の視点があったと思います。ちょっとした変化にすぐに気がつき、すぐに見抜かれますね(笑)

――島村選手はいつも元気な印象がありますが、元気がない時に中田監督が気づいたことは?
島村:あります。「なんか元気ないね」と言われたことがありました。

――その時は、何かテンションが下がっていた感じ?
島村:そうですね。本当に小さな変化を感じ取ってとってくれた感じです。久美さんに限らず、スタッフの方々もよく声をかけてくださいました。

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