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2017-11-02 12:07 追加

島村春世(NECレッドロケッツ)「背中で引っ張りつつ、言葉でもチームを支えたい」

V1リーグ 女子 / 全日本代表 女子

NECは外国人不在のチームで連覇に挑戦

――NECの方は、昨年の優勝メンバーの中から抜けた選手もいて、新たなチーム作りになると思いますが、全日本から戻ってきて感じたことは?
島村:みんなの姿をみて、私も頑張らなきゃ!と感じました。主力の近江選手や、鳥越選手が抜けましたが、抜けた選手の穴を埋めるというのではなく、新しい選手が加わり、昨年と違った強みがたくさんあり、この新しいチームで新たなチャレンジをしたいと思っています。

――攻撃面は、今までも速いバレーでしたが、もっと速くしていこうという取り組みをされているようですが…?
島村:サイドのトスが速くなっていたりとか、絡みの攻撃が増えていますね。ライト側(オポジット)に入る選手もクイックやブロードを打つなど、ポジションにこだわってないんですよね。レフトの選手は高い2段トスも打ちますが、中に切り込む速い攻撃もしたり、ミドルがレフトの攻撃をしたり、バックアタックを打ったりというのも継続してやっています。これに加えて、新しくサイドの選手が速攻やブロード攻撃を打つのが攻撃のバリエーションとして増え、とても面白く魅力だと思います。

――今季は外国人選手を入れないそうですが…?
島村:そうなんです。日本人だけで戦います。スローガンでも「新たな挑戦」と掲げていますが、その意味のひとつにもなります。

――本当に新しいことに挑戦しているんですね。
島村:昨年とは全く違う新しいチームとして、勝つためにいろんなことに挑戦しています!

――ご自身はチームの中でベテランの方になってきたと思いますが、現体制の中での役割はどんなことだと思いますか?
島村:私も8年目になりましたが、ベテランなのか中堅なのか…?(笑) 全日本に入ってからの4年間は夏場の鍛錬期の時期にチームを不在にしているので、何とも言えないのですが、上の立場になればなるほど自分だけのことだけではなく、チームに対してのアプローチも増えてきます。チームの状況によっての役割をしっかり把握して頑張りたいと思います。

――NECは中堅の選手がキャプテンを務めていますが、今年は後輩の柳田選手がキャプテンになり、どんなふうにフォローしていきたいと考えていますか?
島村:私もキャプテンを経験しましたが、NECは「自分がチームの軸になる」という意識付けをしていくという方針があり、全員がそういった意識でいます。柳田選手も自分なりのキャプテンシーを発揮し、チームを引っ張ってくれていますし、私自身も行動や言動でチームを支えていける存在になりたいと思います。あと柳田選手には「調子どう?」と話しかけたりして、いろいろな話をしています。

――先ほど、プレーでも言葉でもチームを引っ張るとおっしゃっていましたが、チーム全体にはどんな言葉をかけていますか?
島村:具体的にプレーをどうするこうするというよりかは、試合中の大事な場面では「ここ1本我慢して、次の1点を絶対取りにいくよ」とか、そういう言葉かけをしていくように心がけています。練習中も全員が同じ方向を向くよう、いろいろな選手に声をかけたりしています。

――声をかけてもらった選手は元気になりそうですね。
島村:そうだったら、嬉しいです(笑)

――目標の選手はNECのOGの杉山祥子さんということですが、どんなところを見習いたいですか?
島村:全部です。私の足りないところをすべて持っている方でした。ブロードも速さがあって、相手コートの空いてるところを見てそこに落としたり、ブロックでも杉山さんは手が最後まで残るブロックをするんです! 選手としてもそうですし、人としても尊敬できる方です。今も会場で会うと「元気?」と声をかけてくれて、気にかけてくださるので、そういう優しさも見習いたいところです。

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