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会見・コメント

2018-03-18 16:22 追加

久光製薬・石井優希「個人賞はこのチームだからこそもらえたもの」 JT・奥村麻依「ファイナルを経験できたのは何より貴重なこと」

V・プレミアリーグ女子 グランドファイナル会見コメント

SV女子

3月17日に行われたV・プレミアリーグ女子グランドファイナルの会見コメントをお届けする。

■久光製薬スプリングス

・古藤千鶴選手

JTさんも先週の試合から修正されて入ってきたと思うが、その気持ちに負けずに、チームとしてしっかり固まれたことが勝因につながったと思う。

・アキンラデウォ,フォルケ選手

このチームのことを誇りに思っている。この日のために大変ハードな練習をしてきた。3セットで試合が終わったので、簡単に勝ったと思われるかもしれないが、全員で集中して、ステップアップしてきた。それがこういう結果につながったと思う。

・新鍋理沙選手

先週に続き集中し、この一戦にすべてを出し切るための準備が1週間でできたと思う。途中、ドタバタする場面もあったが、全員が気持ちを切らさずに、目の前の1点1点に集中できたことがこの結果につながったと思う。

・石井優希選手

先週、ストレートで勝ち、今週はJTさんが何をしてくるかを想定しながら、対策の練習をしてきて、試合の中でしっかり対応できたと思う。私たちも勝ち急がず、全員で1点1点しっかり集中し、3セットを取り切るまで集中力を切らさずにできたと思うので、よかった。

――新鍋選手に。JTはサーブに苦しめられたとコメントしていたが、1セット目の序盤、新鍋選手のサーブで相手のリズムを乱していたが、サーブの狙いは?

新鍋:ターゲットはコーチから毎回出してもらうが、ファイナル3の前からサーブで主導権を握るために練習でも時間をかけて取り組んできた。ファイナル3でも相手が崩れることも多く、その練習がファイナルにもつながったことはよかったと思う。

――石井選手に。会場インタビューでチームがバラバラになりかけたと言っていたが、具体的にはどういうことでそういうふうになったのか?

石井:いちばんそうなったのが天皇杯・皇后杯で(デンソーに)負けた時だった。勝ち続けてきた分、負けた時のダメージというのが大きく、みんな切り替えているつもりでもどこか引きずっている部分があったり、お互いにみんなを信頼できていないと言っては言い過ぎかもしれないが、雰囲気が悪い中で1日の練習が終わってしまったこともあった。勝った試合の中でも内容が悪い中でずっと勝ち続けていた分、ファイナル6のJT戦であのような負け方になってしまったり…。でも、そういうふうになってもやっぱり勝っていかなければならないチームなので、いざという時にしっかりチーム全体で話し合ったり、みんなの熱い思いというのを共有しながらきたので、ファイナル6のJT戦の負けがあったが、うまくまとまれたと思う。

――アキンラデウォ選手に。これまでアメリカナショナルチームやチューリッヒなど強くて素晴らしいチームに所属されてきたと思うが、1シーズン久光製薬でプレーして、このチームの強みはどんなところだと感じられたか?

アキンラデウォ:久光製薬というのは大変強いチームというのは明らかだが、自分が加入した時にも素晴らしい選手がたくさんいるチームだった。実際に7年連続決勝進出するようなチームで、練習に集中し、ハードワークしていた。アメリカのカーチ・キライ監督がよく言っているが、難しい状況になった時に次の1点をどう取るのかが非常に重要。このチームもそういう状況になった時に次の1点をどう取るかということについて考え、実際に取っていける。そういうところが強みだと思っている。

――石井選手に。今季はMVPのほか、ベスト6とレシーブ賞を獲得したが、感想は? レシーブ賞の発表で驚かれていたが、守りの部分で評価されたことをどう思っているのか?

石井:個人賞をもらえるのは光栄なことで、このチームだからこそもらえた賞だと思っている。みんなの助けがないと獲れていなかった。レシーブに関してはサーブで狙われることも多く、あまりいいパスを返せていなかったが、今シーズンに限らず、今までたくさんサーブを受けてきた「頑張ったで賞」かなというふうに思っている(笑)

――レシーブ賞の発表でチーム名のあと、誰の名前が出ると思っていたか?

石井:新鍋選手と思っていた。

――全員に。今シーズンでいちばん印象深いゲームは?

石井:頂点を獲った今日の試合だと思う。

新鍋:全部です。

古藤:すべてが報われた今日の試合です。

アキンラデウォ:とても難しい質問。すべてのゲームが素晴らしいものだった思うが、やはり今日のゲームが印象深い。

――故障した長岡望悠選手抜きで戦ってきたことに対する思いは?

古藤:長岡はメディアの方から見ても、ファンの方から見ても、日本のエース、久光のエースと見られていると思う。私たちも今まで長岡が頑張ってきてくれたから結果を残せてきたという思いも持っている。ただ、チームなので、誰が出てもしっかり結果を残すチームを作ってきた。もちろん、長岡の帰りを待ってはいるが、長岡抜きで新しい戦術でこうして結果を残せたというのも自分たちの力だと思う。

――石井選手に。改めて今季がどういうシーズンだったかということと、ホームのファンに対して一言。

石井:昨シーズンはこの舞台で悔しい思いをして、今シーズン、みんなでまた頂点をとろうと開幕から1戦1戦戦ってきて、ファンの方々の声援があってこうして優勝できた。来シーズンは新リーグになるので、初代王者になれるよう、また一から頑張りたい。

――古藤選手に。会場インタビューでサポートメンバーに対するコメントで感極まる場面があったが、サポートメンバーに対する思いを改めて。

古藤:本当はみんなで勝ち取った勝利なので、メダルも全員にかけてあげたいという思いがある。また、夏場からずっと頑張ってきて、酒井監督になってからの土台作りとして、若い子が出て国体も優勝した。こうした結果を残してもリーグでは試合に出られないというフラストレーションもありながらチームを支えてくれた。おめでとうと言いたい。

――古藤選手と石井選手に。中田監督から酒井監督に交代後のチームの成長した部分は?

古藤:大きく変わった部分はそれほどない。酒井監督も中田監督が築いた久光マインドを大切にしてチームを作ってくださった。戦術的にはレセプションアタックというのを中田監督の時に築き上げて、それプラスサーブからのトータルディフェンスという部分を酒井新悟監督になられてから導入したのがさらに進化した部分ではないかと思う。

石井:中田監督の時は、チームがあまりいい状態ではなかった時に活を入れられてチームが締まるという感じで監督に助けられていた部分があったが、酒井監督はプロだから自分たちでどうにかするという方針なので、より自分たちで考えることが増えた。プレー面に関しては、リードブロックを2レグから取り入れ、そこからブロックとディフェンスの関係もよくなった。

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