2018-06-18 13:56 追加
U-19女子、決勝で中国をストレートで下し、失セット0の完全優勝。MVPに東九州龍谷高・園田風音 アジアジュニア選手権女子大会
アジアジュニア女子バレーボール選手権(U-19) 決勝の結果
全日本代表 女子
第19回アジアジュニア女子選手権大会(U-19)は、17日、ベトナムのバクニンで決勝が行われ、日本は中国と対戦。3-0(25-20、25-14、25-20)のストレートで勝利し、全試合失セット0の完全優勝を果たした。
中国戦のスターティングメンバーは、吉田あゆみ、園田風音、平山詩嫣、荒木彩花、山下晴奈、中川美柚、大工園彩夏。
第1セット、決勝戦という独特の雰囲気の中、動きに多少硬さが見られ,いきなり中国の連続スパイクで先行されるが、それでも山下や中川のスパイクで4-5と拮抗。しかし、高い打点から硬軟交えた中国の猛攻が止まず、日本は防戦一方となった。
4-9とリードを広げられかけたが、吉田や荒木のスパイクやブロックで8-12と食い下がった。ここでサーブに回った吉田のジャンプサーブが炸裂し、5サーブポイントを挙げると、14-12と逆転に成功。中国も必死でサイドアウトを取りにかかるが、その後もリリーフサーバーの西村弥菜美や中川の連続サーブポイント、平山のライトからの攻撃が決まり、22-16に。中国も意地を見せて強烈なスパイクで攻め立て、22-19と追い上げかけたが、日本の攻撃陣が踏ん張り、最後は山下のスパイクが決まって、25-20で第1セットをものにした。
第2セットは硬さが取れはじめ、園田の正確なトスから躍動する日本の攻撃陣が得点を重ね、11-4と大きくリード。ここで中国も高さのあるブロックで対抗し、11-8と追い上げにかかったところで日本が1回目のタイムアウトを要求。これが功を奏して、リズムを取り戻し、再び吉田のジャンプサーブで崩して、17-10と得点差を広げた。終盤、平山や中川が中国の高いスパイクをブロックで叩き落すと、山下のキレのあるスパイクも決まり、22-12とゲームを支配する。中国はサイドアウトを取るのが精いっぱいで、最後も平山のサービスエースで25-14でセットを連取した。
第3セット、序盤は、中川や山下の緩急をつけたスパイクで一気に7-2とリードする。しかし、意地を見せる中国の高いブロックで反撃を許すと、日本のミスも手伝って8-11となったところでタイムアウトを要求した。ここから踏ん張ってサイドアウトの応酬でしのぎ、山下や平山のスパイクで逆転、16-15としたところで2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。
タイムアウト明け、中国も必死でサイドアウトを取るが、日本は山下のサービスエースや平山のスパイクで確実に加点。終盤、吉田の力強いスパイクで得点し、日本が22-18としたところで、中国は2回のタイムアウトを使い切った。タイムアウト明け、山下のスパイクで中国の気勢を削ぐと、最後はミスも誘発して、25-20で第3セットを締めくくった。この結果、日本は大会を通じて失セット0で、完全優勝を果たした。また、MVPには東九州龍谷高校の園田風音が選ばれた。
■日本選手の個人賞
・ベストアウトサイドスパイカー:吉田あゆみ(古川学園高3年)
・ベストセッター:園田風音(東九州龍谷高3年)
・ベストリベロ:大工園彩夏(鹿児島南高3年)
・MVP:園田風音(東九州龍谷高3年)
■最終順位
1位:日本
2位:中国
3位:タイ
4位:チャイニーズタイペイ
(以下略)
写真:AVC
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