2018-10-11 14:05 追加
中田久美監督「石井優希が苦しい場面で活躍してくれることはチームにとって大きい」 古賀紗理那「まずはパスをしっかり返そうと思った」 女子世界選手権セルビア戦記者会見コメント
女子世界選手権 セルビア戦記者会見コメント
全日本代表 女子
10日に行われた女子バレーボール世界選手権第2次ラウンドセルビア戦後の記者会見コメントをお届けする。
■中田久美監督
次のラウンドに行くために非常に大切な試合でしたが、とりあえずポイント3をとれたので、また明日積極的に行きたいと思います。
――サイドのレフト(古賀紗理那選手と黒後愛選手)にブロックが2枚付かれているというお話が先日あったかと思いますが、今日の試合はどのような考えでレフト陣を起用したのでしょうか? また、どこで見切って石井(優希)選手に切り替えるに至ったかを教えてください。また、古賀選手が後衛に回ると内瀬戸(真実)選手に交代していた狙いについても教えてください。
中田:やはり今世界のトップのセルビアに対して、東京五輪以降のことを考えると、古賀と黒後に経験を積ませたいという思いがありました。ただ、セルビアのサーブはいいと踏んでいたので、黒後がサーブレシーブに入ると狙われることを予想し、石井にすぐ替えるということは考えていました。また、古賀もバックで休ませられるときは内瀬戸に交代するということも考えていました。
――セルビアの攻撃に対して、いろいろな対策を立てられていたと思いますが、特に機能した部分は?
中田:一番警戒していたのが相手のクイックなので、そういう意味ではサーブで崩せたのはよかったと思います。また、相手がハイセットのときに、どこまでワンタッチ、ブロックができるかというところでは、若干バンチリードをしていたので、サイドに対するブロックが遅れる、ストレートに抜けるというケースもありました。しかし、流れを変えるブロックポイントもあり、ブロックとディフェンスの機能はよかったと思います。
――今日、サーブを相手の1番の選手(ブシャ選手)を狙って続けていましたが、続けることに対する効果を計算されていたのでしょうか? また、長岡(望悠)選手はこの試合のために温存していたのでしょうか? もう1点、石井選手は古賀選手、黒後選手の加入により変化があったと思うのですが、監督はどう捉えていますか?
中田:サーブターゲットに関しては、他チームは多分ミハイロビッチ選手を狙うケースが多かったと思うのですが、私達は敢えて違う選手を狙おうと。1番あるいは6番(マレセビッチ選手)などをターゲットにすることは決めていました。
長岡はこの試合のために温存してたわけではなくて、タイミング的に、ネーションズリーグでセルビアと対戦したときに、ブロックが2枚時にどうしても(トスが)レフトに寄る傾向があったので、高いブロックに対して分散させたいという考えで起用しました。ディフェンスをとるのか攻撃をとるのか考えた時に、長岡の調子も悪くなかったので、2枚陣になっても幅を使っていきたいということがありました。
石井に関しては、本人とは話してないのでわからないですが、苦しい場面で活躍してくれてることは、チームにとってすごく大きいですし、若い二人にいい意味で刺激になっていると思います。
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