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会見・コメント

2021-11-11 13:00 追加

JT・林琴奈「他のサイドアタッカーの選手を尊敬している」東レ・白井美沙紀主将「真佑は成長してチームに帰ってきてくれた」V1女子会見

V1リーグ 女子

●白井美沙紀主将

昨日に引き続き、出だしから厳しい展開になりました。昨日は相手のレフトにポイントを取られましたが今日は割と抑えられました。しかし自分たちのサイドアウトが切れずに苦しい展開になりました。

●石川真佑選手

昨日、今日とこういう負け方になってしまい悔しいです。相手の思っている形に嵌ってしまう点があったので、試合中に改善しなければと思いました。

――石川選手に。苦しい場面でのスパイクが多くなり、その中でいろいろ工夫していたが、ワンタッチが取れずアウトになったり、その後下に打ってブロックに捕まったように見えたが自身の評価と今後克服するにあたって。
石川:この2日間は自分がスパイクを打つときに外国人選手2人(ヌクジャン・タットダオ選手、ドルーズ・アンドレア選手)が揃っていることが多かったです。
その中で下に打ってしまうと捕まってしまうので、ブロックのワンタッチを狙っていきたいというのは個人的に思っていました。いい状況ではないときにつかまってしまうのは感じていました。
今後はりバウントを取ってもう一回攻撃をするなど相手を少しでも崩せるボールを返していければと思います。
今シーズン越谷監督からも、リバウントを取ってもう一回攻撃することは言われています。レフトにトスが集中する展開になるとブロックが2枚付いてくるので、その中でリバウントを取って逆サイドの攻撃につなげられたら、攻撃幅が広がりますし相手のブロックの付き方も少し楽になるのかなと思います。
それを行うためにもリバウンドを取る部分は高めていきたいです。

――昨シーズンはレギュラーラウンド全勝だったが、今シーズンは序盤に3敗する展開になった。これをどのような糧にしていくか?
石川:3敗したゲームは落としてはいけないものだと思いますが、勝たなければいけない相手にはしっかり勝たないといけないです。
競るゲーム展開の状況で自分がどのように踏ん張るかということがシーズン通して大事になってくると思います。
自分がいい状況でも悪い状況でもチームの雰囲気を変えていきたいと思っているので、そこはチーム全員で気迫や最後まであきらめない姿を見せていきたいと思います。

――白井選手に。主将として若手で経験が浅いメンバーが多い中で心がけている点は。
白井:昨シーズンよりさらに若くなったチームだと思います。経験の浅い選手が増えたことや、既存のメンバーでも今年からコートに立つ選手もいる中で自分が主将になってからの一番の強みは「コミュニケーション能力」です。
越谷監督が厳しいことを言ってくださることもあるので自分が常にみんなに声をかけて目を見て、みんなが黙っている場面でも自分は黙らないようにしようとは心がけています。
一方で、私が主将になったことによって皆が助けてくれていることもあるので、私だけがみんなを引っ張っているという感覚よりは、みんなでチームを何とかしようという選手が多いと思っています。

――石川選手にどのようなプレーをやって欲しいか?
白井:真佑自身オリンピックを終えてから誰が見てもわかるように成長して帰ってきてくれたなと感じています。プレー面もそうですがリーダーシップをありますし、間違いなく今年は真佑のチームだと思っています。
真佑狙いが続いていくと思いますが、その中で頼る気持ちは変わらないので、サーブを狙われてもスパイクが決まらなくても、最終的に真佑に決めてもらいたいというのはあります。
昨シーズンだとサーブ狙われたり、スパイクが決まらなかったりしたときに気分落ち込んだり苛立ちを感じた場面でも今シーズンは表情が基本的に変わらないですし、自分がやるという気持ちを凄く感じます。一番変わったのは「よく目が合うな」という風に思います。
これからシーズンを戦う中で真佑に頼るチームは良くないと思いますが、真佑を中心にもっと攻撃のバリエーションを増やしてチームとして戦っていけるようにしたいです。

――石川選手に。「目を合わせて」いるのか?
石川:目を合わせるというよりチームを勝たせるためにも自分がどういう立場、役割をしないといけないかということを課題としているので、その中で自分が潰れてしまったら駄目だなと感じています。
苦しいところもありますが、(苦しいのは)自分だけではないので視野を広くだとか周りを見ることは意識しています。

――以前に比べセッターに要求を出すようになったと越谷監督が言っていたが?
石川:自分がエースポジションということで、上がってきたトスはすべて自分の責任だと昨シーズンからずっと思っています。
そこは変わりませんが、自分が成長するだけではなく周りも一緒に成長していければいいなと思っています。
自分が決めなければいけないところは決める必要がありますがその中で自分がこうして欲しいというところも、相手も大事になってくるところもありますので、こうして欲しいということは言うようにしています。

――白井選手に。セッターに要求を出すなど変わった点は感じるか?
白井:昨シーズンだと、こちらが悪いだろうな思っている場面でも、自分に対する苛立ちやどうしたら決まるか考える中での「黙る」ということはありました。
今シーズンは要求といっても全部トスのせいにするわけではありません。(石川選手自身の)カバーできる範囲は広がっていますが、どうしてもここにもってきて欲しいというのは明確に言ってくれています。
セッター陣も真佑が求めているトスというのは明確にあってコミュニケーションは取れていると思います。

――セッター陣として今後トスの配分などどのようにしていきたいか?
白井:ヤナと真佑はウチの大黒柱でもあるし、エースなので最終的に頼るのは当たり前のことです。そこになるまでのプロセスとしてMBやライトが必要になります。
昨日の反省点はサーブレシーブが崩れてハイセットになりレフトに偏った攻撃だったので、ライト側を使おうと意識はありました。今日私が出場した第2セットから第4セットの前半までは割とパスが返ってきていたので、クイックやライトゾーンの攻撃を増やして行けて第3セットは取れたと思います。
そういうセットを増やしていかないとこれから2人がマークし続けられるときついと思うので、セッターの配球の課題もありますし、パス、サーブレシーブの精度ももう少し上げていきたいです。

写真:黒羽白

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