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会見・コメント

2019-01-30 08:00 追加

NEC・柳田光綺「第5セットは競っていても嫌な感覚がなかった」 埼玉上尾・山岸あかね「自分たちがやりたいバレーをできた」 V1リーグ女子1/26(川崎)記者会見コメント

V1リーグ 女子

久光製薬 1(12-25、27-25、22-25、20-25)3 埼玉上尾

■久光製薬スプリングス

●石井優希選手

素直に負けてしまったことがすごく悔しいです。メンバーがいつもと違う状態で戦わなければなりませんでしたが、若い選手にとってはいいチャンスだったし、これからの久光のことを考えても、 誰が入っても負けないチームづくりをしていかなければならないと思っています。
苦しい状況の中でも勝ちたかったのですが、私自身も勝負どころで最後は全然決まらなくなったし、どんどん相手のペースになってしまいました。 いろいろな選手にたくさん点を取られてしまったので、ターゲットを絞って、外国人選手以外を止めるなどの作戦にできれば もう少し違うバレーになったと思います。今日のことはしっかり反省して明日の試合につなげたいです。

―― 新鍋理沙選手がいないことで、チームにどのような影響があったのかを具体的に教えてください。

石井:今日実際に試合をして、パスの面で苦しんだというのはあったのですが、今日に至るまでの練習ではしっかりチームがひとつにまとまって良い状態でできていたので、そこまで他の選手がカバーするということはなかったと思います。でも、試合の中で崩れてしまった時にパスが返らず、攻撃がレフトに偏ったり、リベロと私でサーブレシーブの範囲を広げた時に変に空きすぎてカバーが入らないなどもありました。逆に任せるべきところは任せなければならないですし、そういった状況判断が悪かったかなと思います。
攻撃面も新鍋選手は本数はそれほど多くはありませんが、いつも決めるべきところでしっかり決めてくれます。そこが今日は相手に切り返されて、得点されてしまったという印象です。

――連勝がストップしてしまいましたが、どのように気持ちを切り替えて、今後の試合に臨みますか?

石井:連勝がすべてではないので、切り替えて、明日のNEC戦は相手のホームゲームで完全アウェイの状態ですが、私達のやるべきことをしっかりやっていきたいです。どんな状況になろうともしっかり前を向いて、チームがひとつになって戦っていきたいと思います。

――埼玉上尾について。以前に対戦した時と違う印象はありましたか?

石井:以前対戦した時は、久光のブロック本数が結構出ていたと思うのですが、それに対して今日の試合はブロック本数が少なく、 先ほども話しましたようにターゲットを絞れなかったことが相手を乗らせてしまった原因だと思っています。上尾さんは勢いもありましたし、サーブもよく、トータル的に今日は相手の方がよかったと思います。

――今日の石井選手のサーブはどんな戦略を立てていましたか?

石井:相手の両サイドの選手をターゲットにしていましたが、ターゲットを狙うというより、相手を崩せるようなハードなサーブを打つ戦略でした。でも、なかなか崩せず、いつもに比べて攻めきれていなかったと思います。私自身もそうですし、チームとしてもそこが反省点です。

●酒井新悟監督

今日は新鍋がいない中での戦いとなりましたが、ある意味うちの攻撃パターンがハイボール気味になることを想定していました。そういった中で相手の高いブロックに捕まってしまったというところがウィークになってしまったと思っています。
今日はトータルディフェンスで頑張って凌いで点数を取っていこうという話をして、 2セット目以降はそういったところも修正しながらできた部分もあったので、また修正しつつやっていきたいと思います。

――新鍋選手がいないとどのような影響があると感じましたか?

酒井:大きなところではレセプションが挙げられます。 1セット目、だいぶサーブで揺さぶられて崩れました。もうひとつはディフェンスで、つなぎの部分で新鍋はうちのチームにとって大きな役割を担っていますので、そういったところでも最後に決めきるための1本というところで、数字には表れないところもしんどかったと感じました。

――新鍋選手が欠場した理由を差し支えなければ教えてください。

酒井:体調不良です。

――代わりに出場した中川美柚選手、井上愛里沙選手の監督から見た今日の評価は?

酒井:中川は高さがあり、サーブレシーブをする選手なので、パスヒッターとして中心になるように練習してきました。 新鍋のパフォーマンスが良いので今までなかなか出る機会がなかったのですが、今日のようなケースも含めて、キャリアを積ませて、より長い目で先を見ながらやっていきたいと思います。ブロックも高さがありますし、いいものがあると思うので、もっともっとチームの中で引き出せるような形をとって起用していければと思っています。

井上はレフトもできる選手ですが、このオフシーズンは国体までの間ずっとライトと2つのポジションができるように練習してきました。その中でイタリア遠征も含め、ライトでのパフォーマンスもある程度計算できるようになっていましたので、今日はあのような形で途中から投入しました。非常に良いプレイもたくさんありましたので、そういったところも見て、今後につなげていきたいと思います。

――途中で井上選手に交代したのは、試合前から想定されてのことだったのでしょうか?

酒井:ある程度、中川、井上の2人でいこうというゲームプランを事前に立てて臨みました。

――セッターについて。途中で古藤千鶴選手から栄絵里香選手に交代されましたが…?

酒井:古藤もここまで上げてきて、いい仕事をしてくれていますが、今日はサーブレシーブが乱れることが想定されましたので、セッターを走らせる中でもしっかりトスが上げられるようにと考え、栄を起用しました。彼女も久しぶりのコートだったと思うのですが、 なかなかパスが返ってこない中でのトス回しでブロックにつかまったりもしましたが、これからコンビももっと構築してやってくれると思います。

――埼玉上尾メディックスについて。先ほど石井選手にも同じような質問をさせていただいたのですが、監督の目から見て、前回の対戦に比べてどのような点が強化されていると思いますか?

酒井: ひとつはミドルの選手が機能していることです。決め手はシュシュニャル選手ですが、そこだけではなく、真ん中で決定率の高い数字を残されると、ブロックのつき方が混乱させられます。そういうところが現在の上尾さんのいいところなのではないかと思います。 そして、両外国人選手の決定力が高く、周りの選手もそこにつなげるためのディフェンス力が相当粘り強くなっていますので、ファイナル8でも対戦すると思いますが、いいバレーをするチームなので、うちとしてもまた違った対策をしなければならないという思いです。

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