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会見・コメント

2019-02-13 11:20 追加

選手が設営に参加のGSS東京サンビームズ。V2女子から見るVリーグのホームゲーム

V女子

■群馬銀行グリーンウイングス

「感想ですか。ほっとしております」

●石原昭久監督

感想ですか。ほっとしております。勝てて良かったという率直な気持ちでございます。

――第2セットから2枚替えの定番パターンを変更されたことについて。

石原:今シーズンはセッター栗田(楓)選手、オポジット斉藤(千佳)選手。これに対してセッター古市(彩音)選手、オポジット寺坂(茜)選手の組み合わせで2枚替えをしていました。
このパターンをあえて崩して栗田選手、寺坂選手のコンビと古市選手、斉藤選手のコンビに変えたのは?

石原:斉藤がいつもの調子ではなかったので、2セット目の頭から寺坂を出しました。必然的に2枚替えは古市と斉藤になるということですね。

――斉藤選手に声をかけていましたが、どのようなことでしょうか?

石原:スパイクコース、彼女の得意なコースに対して、相手側がしっかりディフェンスの位置に入っていたので、逆に空いてるゾーンはどこなのかという話です。

――第2セット早々の交代が奏功した形でしょうか?

石原:今日は寺坂が突破口を開いてくれました。苦しみながらも2セット目最後勝ち切ったというところから、各スパイカーが自分たち本来の持ち味をしっかり出せる状況が出てきたかなと。

――張選手への対策は? 3枚ブロックなども入っていましたが。

石原:詳しくは述べられませんが、張選手への対策をしっかりやって、あのスパイク決定率に抑えたので。(張選手がベンチに下がったので)狙い通りに行ったなというところでした。
(注:張選手の負傷退場は翌日のアランマーレ戦。群馬銀行は戦術的に張選手を攻略してベンチに下げさせた。GSSの攻撃の柱である張選手を機能させなかったのが群馬銀行の勝因の一つにもなった)

――1セット目、愛宕(諒子)選手を下げて、田中(瑠奈)選手を入れられました。

石原:あのセットは愛宕の決定率が低かったので。(ベンチに)戻して自分のスパイクのいいイメージと、どこの部分を落ち着いて狙っていけばいいのかという部分を自分の頭の中で整理して、それからもう1回やってごらんということで。そういう意味で時間を空けたということですね。

――代わって入った田中選手もよかったと思いますが、また愛宕選手に戻される前提での交代、と。

石原:(今回の交代は)ちょっと落ち着かせるという意味でね。1セット目逆転するのは難しいだろうと見越していましたので。
頑張ってくれた選手には感謝してますが、2セット目の準備を1セット目後半からやっておりました。

――再確認ですが、2枚替えで普段と違ったユニットを使ったというのは、戦術的意図ではなかったと。

石原:先週もお話したように(あのポジションは)高いレベルで競い合っていますから。どっちが出ても活躍してくれると思っています。

――(相手も2枚替えを研究して来ている中で)攪乱させる狙いでは?

石原:いや、攪乱して乱されるようなレベルの相手ではないですから。寺坂が良かったので、そのまま押していこうと。

●田中瑠奈選手

――田中選手へ。出場時間は短かったですが、プレーは良かったと思いました。ご自分の手ごたえは?

田中:先週の試合では、自分が活躍できる場面が少なかったので。監督から「行くぞ」と言われた時は何が何でも決めてやる、と。
前衛で活躍しないと自分は良さが出ないので、そこをどう出すかというのを…少ない時間でしたがやろうと思いました。

――石原監督は高いレベルで各ポジションを競争させてたいとおっしゃっています。

田中:私は高さよりパワーだったりスピードだったりを意識していく選手だと思うので、相手は関係なくトスを見て自分の良さが出せるタイミングでスパイクを打ち込むということを意識してやっています。

●愛宕諒子選手

――愛宕選手へ。1セット目調子が乱れて、田中選手と交代したという状況でした。その時の自己評価と、2セット目以降、切り替えて活躍できたことについて教えてください。

愛宕:1セット目は、強打を打ったり、フェイントを入れたり、攻撃に強弱をつけようと思ったのですが、自分の気持ちが少し弱気になって、強弱の弱の部分ばかり出して、相手に取られたりする場面が多かったです。2セット目はその結果を踏まえて、全部打っていこうという気持ち、強気で行きました。

●栗田楓選手

――栗田選手へ。流れが悪くなった時もあったかと思います。どういうことを修正してトスを上げていきましたか?

栗田:私の配球で流れが変わったかなということはあまり感じていません。1セット目は相手にやられっぱないしだったなと。出だしにこちらが硬かったという印象です。
2セット目以降は自分たちの良さだったり、流れができました。
張選手がベンチに下がったところから、相手の高さでなかなか攻撃がしにくかった部分が消えました。自分たちの攻撃しやすいところ、プラス相手のブロックの弱いところを積極的に、張選手がいた時には使えなかったところを使っていきました。

――出だしが硬かった理由は?

栗田:相手のチームの勢いだったり、「ノリ」という部分に押されてしまったというのもあります。メンタル的にちょっと押されてしまった時に相手の流れを止めきれず、自分たちで崩れてしまったと思います。

――張選手とは高校が一緒ですね(共栄学園)。

栗田:張選手が3年生の時に自分が1年生でした。トスも上げていました。

――今の張選手の印象は?

栗田:高校時代は他にも打ち屋が揃っていたので、クイック、速攻の攻撃しかやってなかったんですけど、今はGSSで色摩さんと2枚軸になっていますね。
崩れた時の高いトス…崩れた時でも張選手へ持っていっているところ、トスが集まって中心として打っているというところが高校とは違うなと。

――ところで、今日は会場の外が寒いですね。「プレーで会場を熱く」できたと思いますか?(栗田選手のツイッターでの発言を引用)

全員:(笑)

栗田:群馬での開催です。GSSさんのホームですが、いつも応援にきてくれる方とかも多くいましたし、みなさん声をかけてくれたので、楽しんでもらえたのではないかと思います。
1セット目は(苦戦したので)ややぬるめだったかもしれないですけど、後半は熱々で(笑)

 

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