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会見・コメント

2019-03-23 12:03 追加

KUROBEアクアフェアリーズV1残留確定。全員バレーが結実。ファンと一体になり、三たびPFUを下す

V1リーグ 女子

17日 岡山 3(25-15、25-18、25-23)0 PFU

 チャレンジステージの順位が確定し、消化試合にはなったが今後の入替戦を占う大事な試合である。気持ちを切り替えて臨んだPFUには悔しい連敗。ただし、3セット目は宇田選手をオポジットに起用する形が奏功し、チームに光明が見えたようにも思われた。

■PFUブルーキャッツ

●舟越悠二監督

シーガルズさんのプッシュであったり、ティップ(フェイント)を拾いきれずに、なかなか自分たちのペースが掴みきれませんでした。試合終盤に向けてはティップやプッシュ、ブロックに引っ掛けて切り返すという、本来自分たちがやろうとしていた形が徐々に出てきていいリズムになったのですが…。最後、取り切れなかったというところが残念ではあります。
自分たちのいい形が出てきていると思いますので、2週間後のチャレンジマッチに向けて、しっかり課題を洗い出して修正し、万全の状態で臨みたいと思います。今日は応援ありがとうございました。

●江畑幸子選手

今日の試合を迎えるにあたって、少し気持ちを作るのが難しかったです。でも、試合が始まるとやらなくてはいけないことがあるので、気持ちも整理できました。3セット目はリズムがあっていいバレーができていたと思いますが、出だしでは私たちのプレーができていなかった。それが今日の試合の反省点だと思います。
2週間後の試合に向けて、まだまだやらなくてはいけないことがあるので、それを詰めていかなくてはと思います。

●宇田沙織選手

昨日の時点でチャレンジマッチに行くことが決まってしまって、江畑さんが言ったように気持ちを作るのがすごく難しかったのですが、やっぱり自分たちができることを一生懸命やって、少しでも応援に来てくれたファンの皆さんに気持ちを伝えられたらと思って臨みました。
結果としてストレートで負けてしまい、すごく悔しい部分はありますが、下を向いている暇はなくて。チャレンジマッチがあるので、そこに向けてもう一回自分たちの課題や修正すべきところを見直して、しっかり前を向いて頑張っていきたいと思います。

●清水眞衣主将

今日の試合は勝っても負けても順位が変わらないという状態で迎えた試合でしたが、今まで勝ちがなかった中で、負け続けても応援に来てくださるファンの方々や会社の方、いろんな方が応援してくださっているので、最高の試合をしようと臨みました。でも、その中でもやっぱり勝ちきれないっていうのは自分たちの未熟さでもあるし、V1の厳しさというのをすごく感じました。
最後のセットはいいリズムで行けていた部分がありましたが、それを最初から出せないというのが自分たちの弱いところ。チャレンジマッチでは絶対にV1に残留するという気持ちをみんなで意思統一して持ち、しっかりと準備して臨みたいと思います。

●モクシー・チャッチュオン選手

最初のセットはスタートメンバーでしたが、自分のプレーがあまりできなかったです。2セット目の中盤からは自分のプレーもできるようになってきました。最終的に結果は残念ですが、何ができていないのか、課題としてもう一回考えて頑張っていきたいです。
ファンの皆さん、今までずっと応援してくれてありがとうございます。感謝の気持ちと申し訳ない気持ちがあって…。次は勝てるように頑張ります。

――3セット目、昨日と同様、江畑選手をオポジットからレフトのアウトサイドヒッターに回して、宇田選手をライト(オポジット)に投入しました。今日の内容について、どのように評価されますか?

舟越:もちろん両方のパターン、いいところ悪いところがあって、その中で今日の3セット目は流れを変えたいと思って(チェンジした)というところです。どちらがいいかということは今後もう一度、確認しながら決めていきたいと思います。

――オプションとして2つ使っていくことも考えられますか?

監督:そうですね。両方とも練習してきていましたので、どちらで行くか、選択肢の一つでもあるということです。

――宇田選手に。今シーズン、宇田選手のプレーが攻守に効いていたと思います。戦術的理由で控えに回ることが多くなってしまいましたが、その間のモチベーションの保ち方、昨日、今日のプレーの手応えについて教えてください。

宇田:モチベーションの持っていき方は難しい部分もありましたが、チームとしてどう戦っていくかというところは監督、コーチが決める部分ですので。自分ができることは自分のプレーを磨くことかなと思って、ずっとやってきました。
自分が出るにしろ出ないにしろ、チームを勝たせるために、チームのためにできることは何かということをずっと考え、頑張ってきました。

――プレーの感触は?

宇田:自分が出たら自分のプレーを一生懸命やるだけで、特に(出来に関して)意識はしていませんでした。(肝心なのは)自分がコートに出た時は自分の役割をしっかりできるかということだと思うので、そこはまだまだ課題がたくさんあるところです。
今後、どういうふうに自分の役割が変わっていくかはわかりませんが、しっかり入替戦に向けて、チームとして、個人として役割を果たしていきたいと思います。

――江畑選手に。チャレンジマッチに向けて、詰めていきたいところは具体的にどんなところでしょうか?

江畑:相手がどうこうではなくて、自分たちがどう戦うかということだと思います。自分たちのコートにボールがあるときに主導権を作らなければいけない。ミスをしてしまったり、ムードを作っていけないようなプレーというのがまだまだたくさんあるので、相手が何をしてくるかというよりも自分たちがどうするかということが重要です。そういったことをもっともっとやっていかなければならないと思います。

――舟越監督に。内定選手として出場している高相(みな実)選手が得点を決めました。個人のプレーだけでなくチームへの波及効果が高い選手だと思いますが…?

舟越:彼女はキャラクター的にもいいものを持っていまして、チームに明るさやいろいろな効果を出してくれる選手です。今日はその良い効果が出たのかなと思っています。

――宇田選手に。チームに躍動感を与えるきっかけになっていたと思います。どのようにムードを作ろうと思いましたか?

宇田:1、2セットをベンチから見ていて、(自分には)盛り上げることしかできないな、と思ったので、声掛けを(積極的に)していました。3セット目、自分がコートに入った時にはプレーがどうこうよりも、コートの中をもっと元気にしていかなければならないと思いましたので、声を出していきました。

――チャレンジマッチでは過去にV1に上がった時のような雰囲気をチームに宿せるかが鍵だと思いますが…?

江畑:チャレンジマッチの雰囲気はすごく独特で、強いほうが勝つとは限らない。負けたくないという気持ちが強い方が勝つと思います。
今、私たちは負け続けてきて下を向いてしまいがちですが、そういうときこそもう一度上を向いて、バレーボールを楽しくやることがすごく重要だと思います。相手(JAぎふ)もチャレンジマッチに向けてどんなことをやってくるかわからないし、強い気持ちで臨んでくると思うので。
私たちは今シーズンV1でしたが、私たちこそチャレンジャーのつもりで相手に立ち向かうことが必要だと思います。技術どうこうではなくて気持ちを強く持って向かっていかなければならないなと。

清水:今シーズンはV1で1勝もできませんでしたが、V1でやってきたという意地とプライドはみんな持っているので、チャレンジマッチでは全員が「勝つ」という気持ちをひとつにして試合に臨むことが勝利に繋がると思います。技術も大事ですが、まずは気持ちの面で負けないようにチャレンジマッチに臨みたいと思います。

チャッチュオン:昨日と今日の試合はすでに終わってしまいました。悔しさもありますが、切り替える心構えがないとけない。V1に残るために、その目的に向けて一生懸命頑張らないと、という思いがいっぱいあります。

※岡山シーガルズの記者会見は後日掲載します。

文/写真:堀江丈

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