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会見・コメント

2019-06-12 12:35 追加

中田久美監督「両レフトに頼りすぎているようでは厳しい」 岩坂名奈主将「もっとミドルの存在を出してサイドの負担を減らしたい」 VNL女子ブラジル戦会見コメント

全日本代表 女子

■ブラジル

●ナタリア・ペレイラ選手

我々の戦いぶりにおめでとうという言葉を伝えたいと思います。 日本チームは非常に強い相手で、常に頭を使わなければならない賢い相手でもあります。また、トップレベルのディフェンスシステム も日本チームの持ち味ですので、非常に厳しい試合でした。もちろん日本チームはディフェンスだけではなく、攻撃についても非常に多様性があり、豊かな相手でもあります。でも、我々は途中、波の激しい場面もありましたが、何とか冷静になって日本チームの攻撃を抑えることができたと思うので、今日は勝利することができて非常に嬉しく思っています。

――日本のブロックの指先を狙うスパイクが多かったように思いますが、戦術的に狙いがあったのでしょうか?

ナタリア: 日本チームはディフェンスが非常に強いので、我々の攻撃を拾われないように、とにかく高く打って指先を狙ったり、もしくはリバウンドを取ったりとか、いくつかの工夫をして、できるだけラリーを短くするようにみんなで力を合わせていくつかの作戦を考えていました。これからもぜひ我々のプレーに注目していただければと思います。

●ジョゼ・ギマラエス監督

ブラジルチームは1セット目、2セット目、4セット目は安定したバレーを見せることができました。 日本チームは特に3セット目の時にディフェンスシステムが機能していて、なかなか攻撃が決まらない場面がありました。 また、日本チームは非常にミスの少ないレベルの高いバレーを見せていたので、厳しい試合だったと思います。
もちろん、今日のこの結果に関しては非常に嬉しく思っていますし、全体的に我々は非常にパフォーマンスを見せることができたと思いますので、そういうところに関しては満足しています。特に、レセプションとディグに関しては良かったと思いますので、これからの試合も全力を尽くしていきたいと思っております。

―― ブラジルチームの今大会の狙いと、日本チームの古賀紗理那選手の印象について教えてください。

ギマラエス:ひとつ目の狙いは、できるだけ若い選手を出すことによって、その選手たちに良い経験をさせたいということがいちばん大きな目標です。 ブラジルバレーの将来を担っている選手達ですので、こういう大事な大会でもあるネーションズリーグという舞台の中で安定してもらうことによって彼女たちの成長にもつながりますし、今日の日本戦のような厳しい試合は貴重な経験になるのではないかと思います。

古賀選手に関してはスキルも高く、今の日本チームにとってキープレイヤーになる選手だと思います。 特に3セット目、正確な数字はわかりませんが、ひとりで8点から10点くらい取っていたのではないでしょうか。 実は結構前から古賀選手のプレーは見させていただいていますが、毎シーズン彼女は非常に大きな成長を見せているので、恐らくこれからも日本のバレーボールに非常に大きな貢献をするのではないかと思います。 特に勝負強いところがプレーに出ていますので、我々も彼女から学ぶところがたくさんあるのではないかと思います。

―― ブラジルの若手選手の中で監督が評価している選手、注目してほしい選手がいましたら、 差し支えなければ名前を挙げて教えてください。

ギマラエス: 若い選手の中でポテンシャルの高い選手が何人かいます。1人挙げるならガビ(ガブリエラ・ギマラエス)選手は若いのに既に五輪経験があり、今のチームにとって重要な選手になっています。
あとは(この大会には帯同していませんが)、他に2人の選手の名前を挙げたいのですが、1人はタイナラ選手です。 残念ながら前の大会で怪我をしてしまい、メンバーから外れているのですが、 大きなポテンシャルの持ち主だと思います。 もう一人は19歳のジュリアという選手です。彼女もスキルが非常に高く、恐らくこれからも皆さんに良いプレーをたくさん見せてくれるのではないかと思います。2人ともU-20の大会に出場するので、この2人のプレーに注目していただければと思います。

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