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会見・コメント

2021-02-01 12:00 追加

NEC・古賀紗理那「後半、集中力が切れたプレーが多くあった」 V1女子記者会見

SV女子

●金子隆行監督

第1、2セットは比較的うちのリズムでプレーできたことは良かったが、第3セット以降、特に相手をCパスにしてからのブレイクが取りきれない部分がありました。全体の数字を見てもうちの数字が上回っていたものが多々ありました。フィニッシュのところがうまくいきませんでした。

――MBに島村春世選手ではなく上野香織選手を起用した狙いと評価について。

金子:上野も実績があります。ここ数試合、途中から出場して活躍してくれていることを考えて起用しました。出てくれたおかげで、特に高い選手に対してのブロックのワンタッチの部分でプラスの働きをしてくれました。オフェンスの部分でもチームにとって非常に助かりました。

――Cパスからの決定率の両チームの違いについて。

金子:第1、2セットは相手の強打を上げてからきれいに決めていたわけではなく、何となく決めていたというところは自分の中でありました。2、3本目の精度であったり、ブロックを跳んだあとのアプローチなどの次の動作がセットを追うごとに落ちてきたというところも原因があったと思います。サーブは機能していたと思うので、相手を苦しい状況にすることができましたが、2、3本目の精度の(相手との)違いのところでブレイク率が上がりませんでした。

――両サイドにやられた印象なのか? 押さえていたが、上回られた印象なのか?

金子:(試合直後なので)数字を振り返ってはいませんが、僕自身やられたというよりはやらさせてしまったという印象の方が非常に強いです。こちらは、ネリマン(オズソイ)、古賀、曽我もそうですがオフェンス力の高い選手がいます。いつもの勝っているリズムではなく、苦しい時間帯になってしまいました。こちらのオフェンス力を出し切れなかったということで打ち負けたという部分がありました。

――選手交代について動かなかったように見えたが?

金子:いろいろ考えている部分はありました。自チームのリズムがうまく回ってこないという部分で、もちろんメンバーチェンジをしてリズムを変えることも大事だったのですが、この試合は選手間の会話が多かったですし、選手自身で状況を打破しようというところが見えていたので、そこは信じて極力リズムを変えずにいきたいというところはありました。控えメンバーで山内(美咲選手)などがいますが、自チームの精度を上げたいということで、比較的同じメンバーでいくようにしました。

――東レさんと戦っての手応えは? 今後ファイナルで対戦することもあると思うが?

金子:今後については、次のステージに行けることも決まってなく、東レさんとやるかどうかもわからないので…。来週2試合あり、トヨタ車体さんに前回負けていますので、そこをやり返さないといけないというところで切り替えていかないといけないです。今日の試合に関しては、選手も含め、非常に悔しさが残る試合だと思います。もう二度とこういう悔しさを選手に味わわせたくないので、準備をして明日からやっていきたいと思います。

――ディフェンスでセッターが前衛にいるときについて。

金子:クロス方向に攻撃を決められており、(セッターの)澤田(由佳)がいるから決められているわけではありません。ライン方向でやられていれば、澤田のブロックのところに適応しないといけないと思ったのですが、ピンチブロッカーを入れることよりも後のオフェンスを意識して、セッターがコート上にいることが大事でした。外国人選手に対して全部拾って止めろというのは難しい部分もあるので。石川選手が途中戻ってきて決められたのは反省点です。

――コロナ禍で試合が中止(延期)になり、チームマネジメントが難しいが、選手をどのように試合で集中させているか?

金子:(コロナ禍で)制限がある生活の中でも、順位が上にいることによってモチベーションが保てています。選手は本当に頑張ってくれています。残り試合わずかな中で日程を消化できることを願いながら、安全にリーグが進められればいいなと思います。

写真:黒羽白

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