2021-02-05 18:34 追加
トヨタ車体・山形理沙子「セッターとして、どういう状況でもスパイカーが選択肢を持てるようにさせていきたい」V1女子記者会見
SV女子
●印東玄弥監督
V1のチームで久光に対してだけ、(トヨタ車体に総合コーチとして就任してから)どうしても勝てないのがまた続いてしまって残念です。準備はしてきましたが、力が発揮できず抑え込まれてしまうというところがありました。次回対戦するときはそれを克服していきたいというのを改めて思いました。
第1セットの劣勢の状況で後半追いつくという形なのですが、それを繰り返し、第1、2セットを凌いできて、第3セットにはもう余力がない。心の余裕を失って安易なプレーを連発してしまったのが残念です。
その洗礼を受けた選手が次回克服するという目標を立ててやっていきたいと思います。
――先発でグーパート選手、途中から山形選手、ワンポイントで山上選手を起用したが、3人の特徴と、どのような場面で起用しているか?
印東:1レグの最初、山上を起用していましたが、ソロカイテ(インドレ)の決定率が上がらない状況でした。練習ではグーパートとソロカイテが合ってきたこともありまして、ある程度スターターで起用しています。
山形に関してはV.LEAGUEの経験はあまりありませんが、コツコツ練習をして伸びてきており、守備力もあるので、この先も考えて出場機会を与えています。山上については過去2年久光戦に出場していて壁を破れない事実があり、それを受け止めて歴史を変えるために他の選手を起用しました。
――第3セット、余力がなくなったのは?
印東:昨日の久光vs日立で久光のライトが機能せず、レフト同士の打ち合いの感じでした。バックアタックも決まっていませんでしたが、今日は点差の余裕が生まれると今までやっていなかったことができ、「それまで見せていないような久光の良さ」が出てきて、それの対応ができなくなっていくところがありました。
また、自分たちも早く点数が取りたいということで焦ってしまいました。2セットビハインドになった上での第3セットということで、焦りや不安が出たのは否めません。
――第3セットになってからMBを多く使う山形選手に対して久光が対応してきたように見えたが、セッターを代えるという選択肢はあったか?
印東:ありましたが、あれぐらい点数が開いてしまった状態からひっくり返すためにセッターを代えることは厳しいこともありました。今いるメンバーでひっくり返すためにやる挑戦をしました。
――ソロカイテ選手に代えて村永(奈央)選手を入れていたが?
印東:ソロカイテ選手がミスを連発していたので、後半に向けて落ち着かせて冷静になるという意味で交代しました。
写真:黒羽白
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