2021-04-01 22:30 追加
WD名古屋・古賀幸一郎引退試合記者会見「最後の試合で弟の太一郎と戦うのは運命としか言いようがない」近主将、川口、内山、FC東京古賀太一郎、橘選手コメントも
古賀幸一郎選手引退試合記者会見
V1リーグ 男子
3/28のWD名古屋vsFC東京戦で引退試合を行った後のWD名古屋、古賀幸一郎選手の記者会見の模様をお届けする。WD名古屋、FC東京の選手、監督にも古賀幸一郎選手についての話を伺った。
●古賀幸一郎選手
幸せなバレー生活を送ることができ、最後に勝利をプレゼントしてもらって、選手がいい形で送り出してくれました。つらく厳しいこともあったんですけれども、最後バレーボールをやってよかったなと思えるようになりました。
――選手生活の中で貫き通してきたことは?
古賀:貫いてきたことの一つは、いいことは長続きしないと思っていたので、常に気持ちを引き締めて一日一日練習してきたのはモットーとしてありました。テクニックのところは様々ありますが、バレーボールに対してリスペクトの精神を持った上で現役生活をやってきたことが一番ベースにあると思います。
――セレモニーでの涙はどのような涙、感情だったか?
古賀:本当はそのようなところを見せる人間ではないですし..子供ができて涙腺がゆるんできたのはあるかもしれません。いろんな思い出が試合中から頭の中に巡ってきていて感情をなかなか抑えきれるようなものではなかったです。選手ひとり一人、スタッフだったりいろいろな方々との思い出が走馬灯のように駆け巡り涙するようなことになりました。今日の涙はうれし涙だったと思います。皆に支えてもらって、悔しいとか辛いとかではなく、皆の前でプレーができて先程も言いましたがうれし涙で終われて良かったなと思います。
――最後の試合で弟の太一郎選手と戦うことになりましたが?
古賀:本当これは運命としか言いようがないです。太一郎がまさかFC東京に行くとは思っていなかったですし、ましてや自分がアキレス腱を切った小牧(パークアリーナ)で、そのタイミングでチームも順位が決まって試合にでられるようにといういろいろなことが奇跡的に重なって上でプレーをすることができました。彼自身も言っていますけれども、僕自身も彼にリスペクトする部分であったりだとか、兄弟の枠を超えていちバレーボール選手としてこれからもどんどん羽ばたいていってほしいと思います。ここからは家族になるのでいちファンとして応援したいと思います。
――1年ぶりの出場となったが、やる前思っていたことと実際やったところでの違いは?
古賀:本当いろいろありました。ボールがこんなに速かったかというところから入りましたし、周りの選手が凄いなと思いました。1年間のブランクは思っていたより大きくて、その中で今日はテクニック云々というより自分のファイティングスピリットや、これまで自分がやってきたことだったりそういうものが見せられればと…上手い下手というよりも、心を揺さぶられるプレーを見せられればいいと思っていたので、その部分が示せてさらに勝ちがついてきたので良かったです。
――WD名古屋のファン、バレーボールファンに向けて。
古賀:もっともっとバレボールが発展していって欲しいですし、その中で自分自身はなかなかバレーボールの発展には貢献できなかったんですけれども、いろんな形で発信していってバレーボールが皆から愛されるスポーツ..今日のセレモニーもそうですが、バレーボールという一つのボールしかないですが、ボールとネットがあった中でそこにこれだけの人が集まってボール一つでいろいろな感情や心が揺さぶられる素晴らしいスポーツだと思うので、本当にその素晴らしさを是非是非多くの方々に知ってほしいです。僕自身は一回バレーボールから離れますが、バレーボールに支えられたという思いはずっと持ち続けていますので、本当にバレーボールの発展を願っています。
――引退後は別の道に進まれると思いますが、将来の夢や目標は?
古賀:うちの子供たちもスポーツをやっていますけれども、プロ選手として見ると安心してスポーツをするプラットフォームが出来上がっていない状況だと思います。将来的には枠組みを作って行って、プロスポーツ選手が現役引退後仕事がなくなるという状況ではなくて、サポートや現役選手のマネジメントなど競技に全力で取り組めるような環境、プラットフォームを今後作っていければ良いかなと思います。
(記者会見終了後)
来週ファイナルがあるので、WD名古屋が頂点に立てるように僕自身も応援していますし、皆さんもどちらかというとWD名古屋寄りで応援してもらえればと思います。本当にありがとうございました。
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