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会見・コメント

2021-04-01 22:30 追加

WD名古屋・古賀幸一郎引退試合記者会見「最後の試合で弟の太一郎と戦うのは運命としか言いようがない」近主将、川口、内山、FC東京古賀太一郎、橘選手コメントも

V1リーグ 男子

●川口太一選手
最初に長い間お疲れさまでしたということを伝えたいです。古賀さんがこれまで残してきた功績というのは素晴らしいことです。今日のセレモニーでも古賀さんがやってきたことについてどれだけ凄いことをやってきたかを感じられましたし、リスペクトをしています。これから違う道に進むと思いますけれども、頑張って欲しいなと思います。外から見ていて、改めて古賀さんのプレーの凄さだったり、チームを引っ張るリーダシップを感じました。古賀さんの下でずっとやってきて、今日も試合が始まる前にサーブレシーブをやっているときに「今日で見納めやな」と言われて、今まで試合が始まる前などに古賀さんの背中をみて「古賀さんうめぇなー」と思いながら試合に臨んでいたのでそれが今日最後かなと思うとさみしかったです。古賀さんの凄さを改めて感じた一日でした。

●近裕崇主将
古賀さんお疲れさまでしたということを初めに伝えたいです。やっぱり1年やっていないのに凄ぇなーという。アキレス腱の怪我なので以前より動けないのはそうですが、それでも古賀さんのエリアに来たボール、レシーブの質はああやっぱり凄いなと思いました。僕はミドルなので、ファーストタッチを返す人の球の質、特にレセプションからのものは大切です。今日は外からでしたが、古賀さんの球の質は凄いなと改めて見て感じていました。「ああ贅沢していたな」と言うか(笑)、一緒にやっていたときは終わることは考えてやっていないわけで、当たり前のようにそのパスで助走に入っていましたけれども、改めて他のチームのミドルがうらやむような…贅沢だったのかなと感じました。古賀さんのキャラクターだったら、どの世界に行っても成功するのは間違いないのでそんなに「頑張って下さい」というのはないです。いつもの古賀さんでいてくれてたまに試合に来て応援してくれたらなと思います。

●内山正平選手
長い間助けていただいてありがとうございましたと第一声ででてくるのかなと自分では思っています。一番古賀さん兄弟にはレセプションをしてもらってトスを上げてきていたので(内山選手、古賀幸一郎選手、古賀太一郎選手はいずれも国際武道大学出身)、大学では太一郎と一緒にやっていて、V.LEAGUEに入ってからはずっと古賀さんの球をずっと上げていました。代表に行かせていただいたときとか、違うところでリベロの人とやるとやっぱり「ああ質が違うな」と先程近選手が言いましたけれども一番(トスを)上げやすい球をくれるので、一番はミスをしても(そのボールが)どこに来るか分かるぐらい長くやっていたので、凄いプレーヤーだと思います。1年ブランクがあっても今日のパフォーマンスができるのがプロだと思いますし、コート外では今シーズンホームゲームでしかいませんでしたが、古賀さんをみんなが頼りにしている、「今こうだからこうした方がいいんじゃない?」など、そういう人間性だったり、バレーボールに対する価値観を持っていらっしゃる方なので凄いプロフェッショナルだと感じました。今日の試合を見て後輩たちがどれだけ自分たちのために次に生かせるかというのが楽しみですし、本当に今日はいい一日だと思いました。

――近選手に、古賀さんの球の質などミドルの目線で技術面も含めてリベロとして何が凄いか?

近:先程内山からありましたが、レセプションに関してはここに返すだろうというのが完全にわかります。長くやっているのもあるんですけれども(内山選手に向かって)「あっこの手の感じ」だとかってあるよね…。速いのが返ってくるのか、この感じだとBパスになる、離れるだとかそれを「古賀さんの身体が教えてくれる」というか、その分こちらの予想通りに全部事が運ぶからという感じです。(川口選手に)ごめんね。太一がいると言いにくい部分もあるから(一同笑)。Aパス返っているからといってもセッターとミドルからいうとそうでもないことがあります。

内山:そう..じゃないです。

近:返っては来るけれども「ん~そっちから返ってくるのか」というのは人のよってはあるので、古賀さんはもともとのパスの質が高い、基本的にはAパスかBパスです。(サーブで)やられることはほとんどない上に、どう返るかが分かるので..凄い贅沢だったなというという感じです。ブロックとディフェンスに関しては、先程太一は古賀さんの背中ということを言っていましたが、僕は(ミドルなので)古賀さんの背中を見ることはなく、僕のブロックの背中を見ながら位置取りをしている関係性でした。僕はあまりブロックは上手でないので、手を変な風に動かしてしまうブロッカーです。古賀さんに聞いたことがないのでそういう風に思っていたか分かりません。

自分たちのハイライトとなっている2014-15シーズンからの数シーズンは(注:3位、Vリーグ・天皇杯2冠、Vリーグ・天皇杯準優勝、Vリーグ・天皇杯準優勝)、僕らが入ってきて何年かやってきてチームとして確立されてきたときで、そういうときは抽象的な話ですが「ブロック飛んで、ボールが抜けて、ハイそこにいるよね」というように、ディフェンスでいうと飛びついて上げるのではなくボールが来るところにいます。抜けたら当然古賀さんがいて、飛びつくような球は古賀さん以外のリベロは取れないものです。抜けても拾ってくれるという安心感はありました。

――内山選手に。古賀幸一郎選手、太一郎選手の共通点は?
内山:バレーIQが高いのが共通点です。大学では太一郎からのこういう状況だからこう上げたほうがいいんじゃないなどのアドバイスをよくくれました。V.LEAGUEでは古賀(幸一郎)さんが次が詰まった時に同じようにアドバイスをどんどんくれていました。凄い楽をさせてもらったなというのもありますし、古賀さんはレセプションがうまいし、太一郎はトスがうまい選手です。贅沢をさせてもらったセッターなのかなと思います。

●ティリカイネントミー監督
私も古賀選手と何年もやってきた中で、本当に強い選手だなと思っています。沢山のスキルを持ち合わせています。他のリベロの選手を古賀選手のビデオを見せて彼のプレーを例えに指導をこれまでもやっております。今日小牧で怪我からの復帰をしまして素晴らしいプレーを見せてくれたと思います。まだまだプレーをできるような印象です。今日の試合に向けて約1ヶ月チームで練習をしてきましたが、この1年のブランクというのは彼にとっては何でもなかったのかなという風に感じています。

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