2021-04-03 11:47 追加
V Cup3位の久光・井上愛里沙「苦しいシーズンだったが、この大会で見えた光を次につなげたい」 会見コメント
SV女子
●酒井新悟監督

■3月27日 セミファイナルを終えて
今日のNECさんは、古谷(ちなみ)選手、吉田(あゆみ)選手の両レフトをどう止めるかがひとつのキーポイントでした。第1・第2セットは苦しいながらも何とかディフェンスで凌いで、切り返してこちらのサイドに持っていくことができました。しかし、3セット目以降、相手の攻撃で山内(美咲)選手をライトから絡められたということと、両レフトの選手を止めきれなかった。ブロックに当たっても吸い込みやこぼれてしまうケースが多く、グッドタッチがとれませんでした。そこがひとつの敗因だなと思っています。また、後半は相手のサーブでも攻められました。リーグからフルセットをなかなか勝ち切れないところがあり、それをチームの課題として、作り直していかなければならないなと思います。
明日の3位決定戦も精一杯戦いたいですし、コロナ禍でもファンの皆さんにたくさん来てもらえているので、少しでもいいプレーができるように頑張りたいと思います。
――V Cupには勝つことと育成することの2つの目的があると思いますが、その点に関して、あと1試合残っていますが、ここまでの総括をお願いします。
酒井:代表選手の石井(優希)と長岡(望悠)が抜けていますが、リーグの成績が良くなかったので、勝ちを求めながら、プラス若い選手、加藤(光)、濱松、中川、大会前半は荒木(彩花)など将来を見据えたメンバーの強化の両方を目標に臨みました。昨年はコロナの状況下で黒鷲旗やサマーリーグなどが全て中止となった中でのV Cupだったので、若い選手にとってはユニフォームを着てプレーする有意義な時間になったのではないかと思っています。
――加藤選手から今村(優香)選手に交代したのは、育成よりも勝ちを意識したのでしょうか?
酒井:はい。加藤も悪くなかったのですが、今村の状態が非常に良かったので、スパイク効果率を上げたいと思い、交代しました。
――中川選手のここまでの評価をお願いします。
酒井:今日の試合ではサーブレシーブが安定していて、サイドに対するブロックも良かったですし、ヘルプブロックで相手のクイックに対してプレッシャーを与えることができたのも中川の成長した部分だと思います。ただ、攻撃力に関しては、彼女自身も納得するものではないと思いますし、もっとそこを強化して、大きくてディフェンスのできる選手というだけではなくて、しっかりと決められる選手を目指して強化していきたいと思っています。
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