2021-04-03 11:47 追加
V Cup3位の久光・井上愛里沙「苦しいシーズンだったが、この大会で見えた光を次につなげたい」 会見コメント
V1リーグ 女子
■3月28日 3位決定戦
久光スプリングス 3(25-21、18-25、26-24、25-14)1 JTマーヴェラス
●井上愛里沙選手
昨日はフルセットで負けてしまい、悔しい思いをしましたが、今日はこのメンバーで戦う最後の試合だったので、今まで自分たちがやってきたことを出し切ろうということで試合に入りました。結果としてJTさんに勝てたことはよかったのですが、今シーズン、リーグから通して自分自身の心の弱さが表れたシーズンでした。もう一度一から、技術もそうですが、メンタルの面でももっと強くなれるようにしていきたいと思います。
●井上美咲選手
井上も話したように、昨日は負けてしまいましたが、今日はこのメンバーで戦う最後の試合だったので、勝ちにいこうというみんなの意気込みがあり、勝てた試合だったと思います。
V Cupはいい流れで来ていたので、優勝を狙っていたのですが、3位という悔しい結果になったのは自分たちの弱さが出た部分だったと思います。これからまた鍛え直して頑張りたいと思います。
●戸江真奈主将
リーグでもV Cupでも負けることがあり、その負けをどう勝ちにつなげていくかと考え、チームの目標を立ててやってきましたが、達成できなかったのはすごく悔しいです。 自分たちの弱さを克服できていないと思うのですが、最後に勝てたのはチームにとっても良かったことだと思います。この勝ちをまずは黒鷲旗につなげて、来シーズンもう一度、技術だけではなく、メンタルの部分でも強いチームを作っていきたいと思います。
――井上美咲選手に。久光で1年プレーしてみて、前所属チームの時と求められているものが違うと思いますが、やり方を変えたことなどはありますか?
井上(美):前に所属していた埼玉上尾は攻撃の速さがなく、サイドに外国人選手がいたので、速さよりも高さのあるトスを求められていました。久光に入って、速さやコンビバレーが特徴のチームなので、そこを変えるのが大変でした。また、ミドルに外国人選手がいるので、合わせていくのが苦労した部分です。リーグを通して自分の中でもうまくいかなかった部分などいろいろありますが、成長もできたかなと思います。
――戸江主将に。今日の試合のサーブレシーブの駆け引きと手応えの部分を教えてください。
戸江: 駆け引きというよりは私の調子が悪く、狙われていたので、まず失点にしないことを考えました。もともと球質がきつくなってしまう傾向があるので、なるべく抑えようとしましたが、普段は今日ほど受ける本数が多くないので、(逆にターゲットにしてくれて)JTさんに感謝します。
――リーグ序盤の頃の記者会見でアキンラデウォ(フォルケ)選手が「優勝していた頃のチームと比べて、今のチームは勝ちに対する意識が弱いのかな」と話されていました。その言葉を主将としてどのように受け止めてリーグを戦いましたか? また、V Cupは3位になりましたが、敗戦は昨日のセミファイナルのみで、いいチームに仕上がっていたと思います。今日の試合ではその成果が出せたのでしょうか?
戸江:ルーク(アキンラデウォ)が言ってくれたことは、私だけでなく、チームやスタッフ、選手全員が思っていることで、古藤(千鶴)さん、新鍋(理沙)さんなどチームを締め、プレーヤーとしても人間としても厳しくできる人がいなくなったことがひとつの理由だと私は思っています。そこはコートに入る・入らないや年齢は関係なく、勝負強い人だったり、バレーボールと真剣に向き合える人が多くないと勝てないということがわかったシーズンでした。私自身、嫌われても言うべきことは言わなければならないなという思いがあります。
V Cupに関してはリーグが終わって、1本目と2本目の精度を上げることでチームの勝ちにつなげられるという自信があり、監督やスタッフからも口酸っぱく言われていたので、勝因としてはそこの質と若い選手たちの勢いだったと思います。
黒鷲旗と来シーズンの大きなテーマとして、1本目、2本目の質というのはこれからの久光にとって大事だと思うので、そこを重要視してやっていきたいと思います。
――全員に。これまでの質問と重なる部分もありますが、今シーズンはご自身にとってどんなシーズンでしたか?
井上(美):今シーズンを通して本当に苦しい、しんどかったシーズンだったと思います。移籍したばかりでチームのこともあまりわからず、でも、セッターとしてもっと成長しなければならない、アタッカーと合わせていかなければならない。そういう日々で成長、経験することがすごく多くて、今までのバレーボール人生の中でもいちばん経験になったシーズンだったと私は思います。 次のシーズンに向けて、また頑張りたいと思います。
井上(愛): 私も正直、悔しい、苦しいシーズンでした。 今年苦しかった要因のひとつに、チームで副キャプテンをさせていただいていて、でも、なかなかチームも勝てないし、自分のプレーもうまくいかないし、副キャプテンとしても何もできていないという状況が本当に苦しくて、どうやってやっていったらいいんだろうという思いがありました。でも、周りの人たちに助けられて、いい経験をさせてもらったシーズンだったと思うので、この苦しい、悔しい結果を来シーズンは絶対に挽回したいと思います。V Cupで少し見えた光もあるので、そこを黒鷲や次のシーズンにつなげていきたいです。
戸江: 今年はキャプテンをさせていただき、勝ちたいという思いがすごく強かったです。それだけではなく、美咲が入ってきて同級生も増えて、愛里沙など歳の近い年代がコートに入っていることで、私自身は安心感もありました。また、ルークや若い選手、ベテランの先輩方との関係性は難しいところもあり、チームをまとめる役割は果たせていませんでしたが、自分自身にとっていい経験にもなりましたし、少しは強くなれたのかなと思っているので、そこは良かった点です。でも、そこに結果がついてこないことも多く、自分としてもチームとしても悔しい思いをしているので、これからはどうやったら勝てるかということに対して、もう少し執着してやっていきたいと思います。
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