全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>清水邦広「サイドアウトをもっとしっかり取り切りたい」、高橋藍「中国戦後、ブロックされない打ち方を意識して取り組んだ」 男子日本代表紅白戦会見コメント

会見・コメント

2021-05-09 07:00 追加

清水邦広「サイドアウトをもっとしっかり取り切りたい」、高橋藍「中国戦後、ブロックされない打ち方を意識して取り組んだ」 男子日本代表紅白戦会見コメント

全日本代表 男子

――3選手に。今日はお客さんを入れて試合をする中で、ポジション争いもだんだん激しくなっていくと思いますが、自分のポジションについて感じたことは?

清水:オリンピックは12人しか選ばれませんので、その中に入れるように、一人ひとり持ち味が違うので、僕の持ち味を出してアピールできるようにしていきたいです。今日は結果的にそれができませんでしたけど、この紅白戦でコンディションを上げて、世界を相手に戦えるようにしていきたいと思います。
観客を入れての試合は僕らにとっては本当にありがたいし、僕たちができることは観る人を元気づけるプレー、試合を観ている中で何か夢中になれるようなプレーをすることが目的だと思います。今は暗いニュースの多い世の中ですけど、少しでも元気を与えられるようにプレーで表現していきたいです。

高梨:オリンピックに選ばれるのは12人という少ないメンバーなので、今日は3-0で勝てましたが、まだまだ満足することなく、もっと深みを出してやっていきたいです。
久々の観客を入れての試合でしたが、 いいプレーだったり、ラリーが続いた状況になると、拍手が起こったりしてモチベーションが上がり、本当にありがたいなと思いました。

高橋:12人にもし自分が選ばれるとしたら、他のサイドアタッカーとは違う何かが必要かなというのを感じて、それはレシーブ力なのか、スパイクのテクニックなのかと考えました。やはり、自分の持ち味であるレシーブ力を発揮しつつ、さらにスパイクの面でも自分らしさを出して12人に選ばれるようにアピールしていきたいなと思います。

――高梨選手と高橋選手に。先週の中国戦の時に話していた課題にこの1週間でどのように向き合ってきたのか。また、今日、代表で初めての有観客試合を経験して、オリンピックに選ばれる自信はどのくらい強くなったのかを教えてください。

高梨:中国戦の時は途中から出て緊張したんですけど、その緊張がいい方向に出ました。1週間空いての今日の試合でしたが、しっかりパフォーマンスを出せたと思うので、それを継続して頑張っていきたいです。

高橋:中国戦ではサーブや、高いブロックに対して自分がどうしていくかというのは掴めたのですが、課題としてキルブロックされるケースが非常に多かったです。1週間で能力を上げることは難しいですが、例えば、「ブロックされない」という意識は1週間でも変えられるので、今回の紅白戦でもブロックにシャットされないということはすごく意識しました。コースを狙って打つ、ブロックに当たってもリバウンドをとって、もう一度攻撃につなげるということを今回の大会で意識して臨みました。

――清水選手に。今回の紅白戦で清水選手の隣に入るアウトサイドの選手が大塚(達宣)選手、福澤(達哉)選手、柳田(将洋)選手と変わっていきましたが、サーブや攻撃の変化など、選手が交代することでどんな変化を感じましたか?

清水:まず福澤選手はフローターサーブのオーバーパスがしっかり返っていましたし、福澤選手が入ることによってレフトの速さが増すので、相手にとっては嫌な選手だと思います。
味方でもあれだけ速いレフト攻撃だとブロックにつくのはなかなか難しいので、僕がスパイクを打つ時もマークが少なくなります。頼もしい選手です。

大塚選手は、打ち方がすごく巧いですし、パスの能力も安定しています。あれだけ多くパスを返した中でスパイクを打ちに行くのは持ち味だと思います。取る位置も高いですし、もっともっといいパスが上げられるんじゃないかと思います。

柳田選手はサーブが持ち味なので、サーブで勢いをつけられる。柳田選手が入ることにより、2段トスの決定率、効果率が上がると思うので、それぞれ持ち味は違いますが、僕たちもそれぞれ助けるところは助け合って、役割分担をしっかりしながら、 チームをしっかり作っていくことが大事になるのではないかと思います。

――高梨選手と高橋選手に。それぞれコート上でのご自身の役割をどのように認識しているのかを教えてください。

高梨: 僕がポジション5に入ることが多いのですが、藍とリベロのトモ(山本智大)さんはレシーブが安定しているので、僕の役割といえばパスを得点につなげることだと思います。スパイクに関しても、セッターとマッチアップで当たることが多いので、 そこを確実に得点につなげていくことが僕の役割なのかなと思います。

高橋:自分がポジション2に入る意味としては、サーブレシーブを優先し、次にスパイクという考え方なのかなと。対角に(攻撃力のある)高梨選手がいるので、自分はまずサーブレシーブをすることで攻撃の幅が広がる。そういう意味で期待されている部分もあると思うので、まずレシーブで貢献することが役割だと思っています。

――清水選手に。今のご自身のコンディションはどのような状態でしょうか。また、先週の中国戦では2枚替えでの出場で、今日はスタメンになりましたが、その違いや意識されていることを教えてください。

清水:2枚替えの時は流れを変えること。違いというのはそんなに感じてなくて、 僕が出る時は少しでも点数につなげることを意識してしっかりやっていきたいと思います。若い選手に比べたらコンディションを上げていくのは難しいですが、長年やってきた中でどうやればいいパフォーマンスを出せるかというのは感覚としてわかるので、試合前のケアだったり、トレーニングだったりというのをしながら、少しずつ試合に向けてコンディションづくりをしていきたいと思います。

写真:縞茉未

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック