2021-09-14 14:14 追加
中垣内祐一監督「髙橋藍と高梨健太がチームを引っ張っているのは選手層を厚くするという意味で評価できる」、髙橋藍「1セット目はリズムを作れなかった」 アジア選手権バーレーン戦会見コメント
全日本代表 男子
■髙橋藍選手
1セット目をとられてしまったことは反省しないといけないと感じています。その原因は、自分たちのリズムを作れなかったこと、サーブからディフェンスができず、ブレイクに繋がらなかったことだと思います。そこは必ず明日に向けて修正し、明日の試合は1セット目から自分たちのリズムでバレーボールをできるようにしたいと思っています。
――2セット目のブロック、3セット目の相手にサービスエースをとられた後のサービスエースなど劣勢時のポイントが印象的でしたが、どんな思いでとりにいきましたか?
髙橋:頼れるエースである石川選手がいないので、とりたい点数の時に誰が決め切るのかが大事になるという場面がこの試合でもありました。拮抗した場面で1 点とられた後に自分たちがやり返すことが勝つために必要になってくる。自分はネーションズリーグ、五輪と経験してきているので、メンバーを入れ替えて臨んでいる中で、チームがしんどい時の1点目をとることを意識してやっているつもりです。そういう場面で点がとれたことは自信にしてもいいのではないかと感じています。
――タイムアウトの時は石川選手も声をかけていましたが、コートの中では自分が引っ張るという意識は五輪の時とは違いますか?
髙橋:石川選手がいない分、自分自身がやらなければならないという責任感はすごくあります。コミュニケーションで鼓舞できるかといったら難しいところはありますが、プレーで引っ張っていくという意識でやっています。
――中垣内監督が最近、髙橋選手は会話のやりとりなども大人になってきたとおっしゃっていましたが、20歳の誕生日を迎えて、ご自身で余裕を感じるようになった部分もありますか?
髙橋:代表2年目ということもあり、代表の皆さんと馴染めていることも関係してくるのかなと。20歳になったからなのかはわかりませんが、少し大人になっていかなければとというか(笑) バレーの高いレベルの話であったりとか、そういう話もするので、そんなところから周りの方々から大人になってきていると見られているのかもしれません(笑)
――3セット目のサービスエースについて。
髙橋:あの場面では失敗するという不安がなかったというのが一番で、得意コースに打っていくという意識を強く持っていました。点数も拮抗していたので、そこで自分がポイントをとって少し前に出て、チームに余裕を持たせたり、勢いに乗せたいという気持ちで打ちました。
――監督からInstagramのフォロワーの話もありましたが、五輪を終えての影響や反響をどのように感じていますか?
髙橋:いろいろな方々から応援されていたり、見られていたんだなということを感じました。自分を知ってもらった中で、もっともっとそれに合ったプレーや技術を求めていかなければならないなと責任も感じています。たくさんの方々が応援してくださることに感謝し、その方々に自分が成長した姿を見せられるように日々、頑張っていきたいなと思っています。
――自信を持ってプレーしているのが伝わりますが、その源は?
髙橋:ネーションズリーグやオリンピックの経験を自分自身の力にしていかなければならないし、自分が引っ張っていかなければならない。ミスをしてチームの士気が下がってしまっては勝つことにつながらないので、自分のプレーに集中し、全力でやることを意識していました。
写真:火野千鶴
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