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2021-10-09 18:35 追加

関西大学秋期リーグ開幕 男女共連覇狙う近畿大と帝塚山大が2連勝  府立体育館初開催

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実は異例の大阪府立体育館開催

関西大学バレーボール連盟のリーグ戦では初めて、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で開催した。客席とコートが近く感じるのもこの体育館の特徴だ(写真提供:関西大学バレーボール連盟)

開幕2戦の会場だったのが、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)。大相撲やボクシングのタイトル戦などの会場として使われ、ひと昔前まではバレーボールの黒鷲旗が行われていて、大阪・難波駅すぐにある歴史ある場所だ。実は今回、学連の試合では初めて利用した。

きっかけはコロナ禍だった。

春季リーグが中止になり、とはいえ、秋季リーグに向けて、運営を担う学生達が準備に奔走していた。しかし、緊急事態宣言の真っただ中。その時点ではまだ10月頭の状況がどうなっているのか不明だった。

普段リーグで使用してきた各大学の体育館も使用許可が下りない中、とはいえ準備をしないわけにもいかない。そこで次に探したのが公立体育館だった。いくつか当たってエディオンアリーナ大阪にたどり着いた。

体育館使用料は決して安くはなく、「お金を掛けてまで、ここでやる必要があるの?」という声もあったという。しかし、「バレーに打ち込む学生たちのためにもやろう」と各チームから捻出し合って、府立体育館を押さえた。

選手たちも初の大阪府立体育館でのリーグ戦を楽しんでいた(写真提供:関西大学バレーボール連盟)

実際に試合を味わうと「府立体育館で試合が出来て良かった」「雰囲気が良い」と好評だった。

コロナ禍がきっかけではあったが、新しい取り組みとして前向きな結果を得ることができた。今後のリーグ戦は大学の体育館などで実施するが、来年以降、また府立体育館での開催を検討していくという。

「去年含めて誰もがこんな状況になるとは思った中で、秋季リーグが開幕できたのを嬉しく思いますし、関西の学連がなんとかリーグ戦をやろうと走り回り、体育館を準備してくれて、嬉しく感じます」(近畿大・光山監督)

なお、他にも関西大学バレーボール連盟では新しい取り組みとして、この秋期リーグから動画サイト「vimeo」で、男女1部リーグの試合を、有料で視聴できるようにした(10月9日時点ではまだ未公開)。(取材・大塚淳史)

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