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会見・コメント

2022-03-18 06:30 追加

FC東京・手原紳「音響を使っていない中でも来ている人たちと一緒というところで熱量がでることがウチのホームゲームのアドバンテージ」V1男子会見

V1男子 FC東京会見

V1リーグ 男子

3月13日に墨田区総合体育館(東京都)で行われたバレーボールV1男子、FC東京対東レの試合後会見コメントのうちFC東京分をお届けする。
本試合はFC東京として墨田区総合体育館で行われた最後のホームゲームとなった。


■FC東京
●栗山英之主将(ミドルブロッカー)

今日は墨田での最後のホームゲームということで、試合前も小田嶋(大貴)さんの円陣から始まりチーム全体としても士気も高く気持ちも入って臨んだ試合でした。
結果負けてしまい、多くの方が期待されて会場に来てくださいましたが応えることができず悔しい、申し訳ない気持ちが多くあります。
●黒田彪斗選手(アウトサイドヒッター)

負けてしまいましたが、多くの方が応援に来て下さって感謝しています。リーグは続くのでこのチームでもっと勝てるように頑張っていきたいと思います。
●手原紳選手(セッター)

お二人が言ってくれたので大丈夫です。
●長友優磨選手(オポジット)

今日の試合は最後の墨田ということもあったかもしれませんんがホームゲームということを感じながらプレーをすることができたと思います。
負けましたが、胸が熱くなる試合ができました。

――コートに立った時の気持ちは?
栗山:一時期のホームゲームはコロナ禍でお客様が少ない状況でしたが、今日は僕らが入ったとき久しぶりに多くの方が入ってくださったという感じがありました。
緊張するではありませんが久々の感覚でした。気持ちは高まっていましたし、本当に多くの方に来ていただいて嬉しいなという気持ちでした。

長友;墨田のホームゲームで勝ちたいという気持ちで勿論入りました。最後は正直「サポーターの声も聞きたいな」というのはありましたが、太鼓、手拍子が僕らの力になりました。
負けてしまいましたが、一体となって戦えた試合だったと思います。

手原:(墨田では)最後ですが、僕らの人生では最後ではないのでそこは難しいところです。
FC東京としてこの体育館でできるということは最後ですし、どこまで伝わっているかはわかりませんが僕らなりにこれまで支えてくれたサポータ、家族、いろんな人に何か恩返しや伝えられるということをやりました。
今後どうなるかわかりませんが各々の人生もあるだろうし、いろんなこともある中で前向きさもあります。夢や希望、その他のことが伝わってバレーボールが好きになってくれたり、VLEAGUEを応援しようということになればいいなというのはあります。
最後ということにフォーカスするならば、そういうことを伝えられたのであれば良かったのかなと思います。

黒田:紳さんがたくさん言ってくれたので僕はシンプルに。墨田のホームゲームは最高だなとシンプルに思います。
(手原(横から):お前の言葉でいうことが大事だぞ、シンプルに言うのがカッコいいと思っているだろ。)

――栗山選手と手原選手に。先程東レの篠田監督がFC東京のホームゲームは対戦相手からするとアウェーだなというコメントをしていたが墨田のホームゲーム特有の力は?
栗山:一番感じるのは、サーブの時の手拍子は会場一丸となって全員で戦っているムードがあります。得点を取ったときも拍手を一杯してくれるので本当に盛り上がります。
一体感は僕らがやっていても凄く感じるところです。
手原:リーグが(2020/21シーズンから)ホームとアウェーになって、一番ホームとアウェーが分かりやすく出ているのがウチのホームゲームです。
他のチームでは会場の音響を使っている中で、使っていない中でも来ている人たちと一緒というところで熱量がでることがホームゲームのアドバンテージになっています。
サポーターとの繋がりが僕らの試合が一番伝わりやすいのでリーグとしては一番正しいと思って僕らはやっています。

――今の立場となってチーム活動が休止にならないようにやっておけばよかったということはあるか?
手原:振り返れば皆思うことはあるし、練習もそうですしもっと取り組めばよかったなど普通に思うことはありますがそれは過去で変えられないことです。
調子に乗ったり現状にあぐらをかいていたわけでもありませんがこの時世でいろんなスポーツがある中で「バレーボールというものをもっとやらないけんな」ということを今はより思っています。
ただ、(他のスポーツチームの活動が休止になる状況)を聞き流していたわけではないですが、体感していなかったので現実味がなくどうしても入ってこなかったことはあります。
逆に言うと今のVリーガーにこういう話をしたときに伝わる人と伝わらない人がいると思います。もっと駅前に立つとかいろいろなホームゲームの会場でやれることはあったと思います。
今俺らがやれることは、これを一つの話題として終わらせず、これから黒鷲旗(5月開催)迄何か月間かあるので、継続的に他のチームが、Vリーガーが、VLEAGUEがという風に広げていくことです。
今回こういうきっかけがあって僕らはバレーボール選手なのでバレーボールが一番人気のあるスポーツであるべきだと思っています。
子供たちが何になりたいかでバスケが人気だったらそれは悔しいですし、YouTuberなど他の分野ではなくバレーボールになって欲しいです。発信を頑張ってもっと伝わって良くなっていければと思います。

栗山:今思うと、もっと墨田区と連携を取っていろんなことを発信してればということです。コロナ禍の前は一時期区長と共にチーム全員で参加して錦糸町周辺の清掃イベントに参加していました。
ここ1、2年何かしたかというとありませんでした。それは待つだけではなく選手からもアクションを起こして提案をすることでした。
墨田区総合体育館とは2018年から同区のスポーツ振興の発展に連携協力するなどしていますが、もっとできたことはあると思います。

――黒田選手に。プレーをしていてノっているように見えたが?
黒田:昨日のミーティングでもっと元気を出していこうという話がありました。多少元気がなかった部分があったので、会場全体で盛り上げていこうと思いました。
最初は、自分から会場に発信をしていくイメージでプレーをしていましたが、途中から逆にサポーターの人たちが声は出していませんが自分を乗せてくれるような雰囲気を感じながらバレーボールができました。
そういった意味でもホームゲームは強いな、僕らの力になるなと思いました。

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