全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>FC東京・手原紳「音響を使っていない中でも来ている人たちと一緒というところで熱量がでることがウチのホームゲームのアドバンテージ」V1男子会見

会見・コメント

2022-03-18 06:30 追加

FC東京・手原紳「音響を使っていない中でも来ている人たちと一緒というところで熱量がでることがウチのホームゲームのアドバンテージ」V1男子会見

V1リーグ 男子

●真保綱一郎監督

昨日からしっかり切り替えてくれて勝利はできませんでしたがいいバレーをしたと思います。
どうしても小型選手が多いのチームなので被ブロックが相手の倍近くありました。そこは反省点です。黒田は難しい仕事をしていましたが、判断のミスでやられたのは2本ぐらいだと思います。
あとは高いところを打っていたがパダル(クリスティアン)選手がその上をいっていたりなど責めることはできません。残り数試合しっかり戦っていきたいと思います。

――第4セット後半、S1(セッターがバックライト、オポジットがフロントレフト)でオポジットのポジションにアウトサイドヒッターのエスペホ(マーク)選手を起用したが?
真保:この起用は初めてでした。S1ではサーブを打つときにオポジットがフロントレフト→フロントライトに移動するのですが、富田(将馬)選手がその動線にショートサーブを打ったり、強いサーブを対角(バックレフト)に打ちます。
サーブレシーブが崩れると致命傷になるので、レフトでレシーブをしてレフトから打つことに慣れているエスペホ選手を起用しました。

――ディフェンスの評価は?
真保:昨日もパダル選手にスパイクを決められましたがライトへのトスのケースは結構抑えられていました。昨日はいつもよりも鋭角に打っていたのをダイレクトで落としていたケースがありました。
(ライトからのスパイクの際にブロックに参加しない)ライトブロッカーの選手はしっかりアタックラインまで下がって、バックライトの選手はそれに被らないでクロスを拾うというのをやっていったのでだいぶ当たるようになりました。
ブロックの基準も流れず飛んだことが多かったのでそこでだいぶん機能したのではないかと思います。

――会場の一体感があったように見えたが?
真保:黒田の上を打たれたりどうしようもないケースで谷口(渉)が拾ったケースもありました。そこは良かったと思います。
昨日はブロックがしっかり2枚ついて相手が苦し紛れに打ったものしか拾えませんでしたが今日はそれ以上のことをブロックディフェンスで行うことを見せられたというのはあると思います。

――シークレットセレモニーについて。
真保:墨田で試合をさせていただくと結果が良くない試合もありましたが、いい雰囲気で会場を準備してくれています。そこは東京都バレーボール協会が作ってくれてその中でファンの方がコートに近い一体感のある応援をしてくれています。
そのようなセレモニーをしてくださり感謝しています。

――(過去他のチームに在籍していた時の)対戦相手としてのFC東京はどうだったか?
真保:相手としては嫌な思い出ですがパナソニックの時に前田(和樹)選手、橋場(正裕)選手だったと思うのですが、引退の試合が墨田でありました。
その時パナソニックは首位でファイナル4が間近に控えていました。引退をする選手のためにチーム、特にファンの圧力が凄かったのが印象に残っています。
僕らも今日は負けてしまいましたが、すごく後押しをされて一体感が作れたと思います。そういうものが出現する体育館です。

――昨日雰囲気悪いという質問をしたが、今日は改善されているように見えたが?
真保:その質問にはムカついたが雰囲気が悪かったのは間違ってはいないという話は選手にしました。昨日の会見ではメンタル的に難しいということは言わせていただきました。
入れ替え戦にはおそらく絡まず、上位とも差があります。最後の墨田というのはありましたが何となく入ったというのはありました。試合前に言ったつもりですがそこはできていませんでした。
戦術も大事ですがメンタル、試合の入り方は大事です。

――リベロの谷口選手がストレート側をわざと上げているように見えたが?
真保:もちろん何本かの基準のミスはあります。セッターがレフト側に寄った場合の長いバックトスの場合には短くなりトスが伸びないのでストレートを空けていいよという話をしました。
パダル選手はスペースを見るのでその場合は右側に切ってそのスペースに打とうとします。ただ強くなくコントロールショットになります。
それはバックレフト選手の選手がライン際にしっかり残ってディフェンスをしないといけませんでしたがそこを何回かダイレクトで落としたりしたのはあります。

――フェイントを拾おうとしていたのか?
真保:基準をミスして空けすぎると強く打ってくるのでそれで気持ち良く決められたのも何本かありました。逃げたショット系は何本か上げていました。

――活動休止の発表から数カ月経ったが今の選手のマインドは?
真保:普通に練習はしていますが選手は悩んでいると思います。最初は前を向いていこうという話はしていましたが、今はそういう話はあまりせず(普段のシーズンのように)来年がある形で練習をしています。
そこに対していい準備をしてくれているので誇りに思いますと会場インタビューで言いました。選手それぞれの悩みはあると思いますが、練習が始まれば頑張るということをやってくれています。

写真:黒羽白

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック