2022-04-01 07:00 追加
サントリー・大宅真樹主将「昨シーズンのファイナルの映像を見返してムセルスキー選手へのトスのスピードが遅くなっていた」ムセルスキードミトリー「昨日の試合の後に自分のプレーの映像の確認をした」V1男子会見
V1男子 サントリー会見
V1リーグ 男子
3月27日にエントリオ(豊田合成記念体育館)(愛知県)で行われたバレーボールV1男子、WD名古屋対サントリーの試合後会見コメントのうちサントリー分をお届けする。
■サントリーサンバーズ
●大宅真樹主将(セッター)
2連敗という形になりましたが、今僕らができるというところは昨日に比べると出した上での敗戦になりました。昨日の負けとは違っていい意味で次に繋がると試合を終わって感じています。
2連覇を目指しているチームとして修正点はたくさんありますが、今日のミーティングでも今できることを存分に発揮しようということで臨みました。
僕らもいいバレーボールができていましたし、それ以上に名古屋さんが粘り強い、精度が高く全部が僕らより上回っていたという試合展開でした。
もちろん諦めていませんし、2連覇に向けて僕たちは行くだけですので下を向かず来週2戦ファイナルに行くつもりで戦っていければと思います。
●柳田将洋選手(アウトサイドヒッター)
昨日の負けから修正できたことは少なからずありました。今日は逆に名古屋のスパイクサーブで昨日以上にプレッシャーをかけてきたところなど、相手側も変化していることがありました。
負けてしまいましたが、そういうチームと戦っているんだなと感じながら試合をしていました。来週の2試合をしっかりと勝てるようにこの敗戦を糧にして行くだけだと思います。
今日の試合の振り返りはこれからゆっくりしようと思っています。かなり濃い内容の試合だと感じていますしだからこそ急いで振り返るというよりは次の練習までにゆっくりとフィードバックして生かせるように時間を使っていきたいです。
●ムセルスキードミトリー選手(オポジット)
本当に面白い試合でした。コロナ禍で試合が消化できない状況もありましたが日頃の練習の中で少しずつやっている状況で、きちんとしたパフォーマンスが戻ってきていない面もあります。
今日の試合で勉強になったこともありますし、来週さらにいいプレーを見せられるように皆と一緒に一生懸命やっていきたいと思います。
――柳田選手に。藤中(謙也)選手が怪我の影響でコートにいない状況で守備に負担がかかっているように外から見えるがどのように取り組んでいるか?
柳田:(鍬田(くわだ))憲伸が入ってくれているところで僕が思っている以上に彼は藤中に代わる仕事をしてくれていると思います。
僕も攻撃に集中して参加することができています。勿論それに向けて関係作りをしています。それ以外ストレスのあるところは特にありません。
そこは横(のプレーヤー)と会話をしながらできていると思います。それは来週も継続してレセプション陣で意識のずれがないように鶴田(大樹)さんとやっていきたいです。
――一般論になるが、シーズン後半になるに従い、2本目の精度を上げるためのオフザボール(ボールの動きに対して直接関係ないプレー)の動きを各プレーヤーがやっているように見えるが?
柳田:オフザボールでの選手の動きというのは僕らのチームだけではないとは思いますが、終盤になってディマ(ムセルスキー選手)や僕にどうやって打たせるかというところで、全員が一つの目的に向けて統一した動きをすることは昨シーズンから心がけています。
一つのスタイルであると思うので、説明するといろいろありますがそこの意識は昨シーズンから変わらず取り組んでいくことかなと思います。
逆に誰かが動いていないところは見えると思います。僕自身もその中の一人としてしっかり空いたスペースを埋めるだとかコールをして自分のボールの意識を高めたりするなど当たり前のことですがひとつ一つの行動を全員がすることによって連動すると思います。
来週もそれは続けていきます。
――昨日、今日と鍬田選手と話してるように見えたが?
柳田:試合の中では込み入った話はしないです。僕からしたら鍬田を知るというところから始まっています。
藤中が怪我をしている中でスタッフが彼を抜擢しているというところで彼自身がどういうプレーヤーなのかというところを、対角を組んでいる以上知るために、コミュニケーションにある程度時間を費やしていいのかなと思います。
試合直後は感情的な部分が強い状況なので、そういう時に深い話をしたりだとか、彼も23歳と若いのでその時にどういう感情を持っている選手なのかというところなど、興味を持って接しています。
例えば今日は(クレク)バルトシュ選手のサーブへの感覚やショートサーブへの対応、4枚レセプションでディマに入ってもらったときなどいろいろ話して反応を確認しています。
彼のキャリアは正直文字でしか知りませんし、どういうキャリアを歩んできたのかそれがより分かればどこまで任せられるかということがはっきりしてきます。
――実際やってみてどういうプレーヤーだと思ったか?
柳田:最近の僕より若い世代になってきて思うのは、怖いもの知らずという印象があります。自分のことは自分でやるというのをコートの中でも変わらずにやっています。
良く言うと怖いもの知らず、違う見方をするとマイペースで線引きをしていません。僕はそういう選手は好きです。常に接しやすいという人間性かなと思います。
特に窮地に陥っても逆に跳ね返すような態度をコートの中で見せています。あの世代はそのような選手が多いと感じています。
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