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インタビュー

2022-04-06 12:20 追加

ザムストPresents“Vの肖像”vol.6 大宅真樹(サントリー)「「直近の目標はもちろんリーグ連覇、そしてパリ五輪。人生かけてやっていきたい。今はそれしか見えない」後編

SV男子 / 全日本代表 男子

大宅もプロ契約の選手だが、最初1年は社員でプレーした。そのときに会社の評価として、試合に出ている出ていないとは別に年齢によるものだった。ルーキーからスタメンで出場していた大宅は、プロとしてバレーで評価されたいと思った。「ここで社員のままで続けても僕は成長しない。逆に言うと僕が年長になって試合に出れなくなる。それでも試合に出てない人より評価されるのはおかしなことだなと思って。それがきっかけですね。その前の年に藤中謙也さんがプロになって。そういう道もあるんだなと知ってから、考えるようになりました。親とか恩師の伊藤先生には心配していただきましたが、ここまで高校選びも大学選びも、人から言われて進んできて、反抗心みたいなものもありました。自分で決めたレールを走りたい。大人なので自分で責任をもって行動できると思った。プロに転向してからは、バレーに対する思いはすごく自分の中で変わってきたと思います」

企業バレーのメリットの一つに、引退後も社業を続けられるというものがある。セカンドキャリアについてはどう考えているのか?
「そこを考える余裕がなかった。セカンドキャリアじゃなく“今”を頑張りたい。いろんな人からもセカンドキャリアどうするのって心配されますけど。『なんで今そんなこと考えなきゃいけないの」と思ってしまう。終わったあとのことなんて想像もできないくらいバレーボール大好きだし、バレーボールがない自分の人生を考えられない。なのでとにかく今を大事にしたい。その後には、ある程度バレーに携わりたいというおおまかなのは考えてはいます」

直近の目標はもちろんリーグ連覇、そしてパリ五輪。「人生かけてやっていきたい。今はそれしか見えない」まずは今週末のファイナル3でお手並み拝見だ。彼らしいトス回しに期待したい。

取材・文:中西美雁
写真:坂本清

プロフィール
大宅真樹(おおや まさき)
1995年4月23日生まれ 177cm/77kgポジションはセッター。長崎県佐世保市出身。7歳の頃、姉の影響でバレーボールを始める。大村工業高校から東亜大に進学し、サントリーに入社。内定時代からメインでトスを上げ続ける。2020-21シーズンで14年ぶりのリーグ優勝をキャプテンとしてチームを牽引した。

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