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インタビュー

2022-04-06 12:20 追加

ザムストPresents“Vの肖像”vol.6 大宅真樹(サントリー)「「直近の目標はもちろんリーグ連覇、そしてパリ五輪。人生かけてやっていきたい。今はそれしか見えない」後編

大宅真樹インタビュー

V1リーグ 男子 / 全日本代表 男子


バレーボールをプレーする人なら誰でも知っている「ザムスト」がお送りする“Vの肖像”vol.6は、昨季覇者、サントリーサンバーズの司令塔にして主将の大宅真樹選手をお迎えする。2022年度の日本代表にも選出され、ますます活躍が期待される。後編は、昨季の優勝までの道のりと、代表について思うところをうかがった。

4月4日に今年度の代表メンバーの発表があり、その中には大宅も名を連ねていた。大宅が最初にシニア代表に登録されたのは、内定シーズンが明けたルーキーイヤーのことだった。ただこのときは、4月のお披露目に呼ばれてそれっきり。その後も名前は入るものの、合宿には呼ばれない状態が続いた。コロナ禍でオリンピックが一年延期になり、リーグでの活躍も目覚ましかったこともあってか、2021年度には、ようやく実戦で大宅も出場する機会があった。オリンピック直前にバブル方式で開催されたVNLで、大宅は関田誠大や藤井直伸らと並んでトスを上げた。ほぼガチメンのロシア代表と対戦したときに、大爆発した大竹壱青らにトスをあげて金星をあげたのは大宅だった。だが、五輪を戦う12名の中に大宅の名前はなかった。

「代表ではまだ悔しい思いしかしてない。代表メンバーに僕の同期がたくさんいて、彼らはもっと若い頃から選ばれている。また一緒にやりたいという思いもあります。そのことはVNLやアジア選手権で実現できました。でも、オリンピックに対しての思い…自分がオリンピックに本当にかけていたかと言われると、まだまだ本気さも足りなかった。だから選考されなかった。それはもう必然。この経験からまたパリを目指すきっかけになりましたし、東京五輪よりもパリ五輪に対する思いは固まっている」。

自分が直前で外れた東京五輪を、大宅は見たのだろうか。もちろん無観客なのでテレビやネットで、ということだが。
「東京五輪は見ました。対戦相手もそうですけど、主に『日本チームを勝たせるために』と思って見てたんです。関田さんや藤井さんのトスワークだったり、コートの中での立ち居振る舞いとかそういったところを中心に見ていました。

その試合の勝負というよりは、僕がそのコートに立ったとしたら何ができるかと思って見ていました。まだまだ二人には及ばない。でもそう言っている間にパリは来てしまう。時間はない。でも、五輪に出たいという気持ちは、東京五輪を見てさらに火がついた。あの二人を追い越すために今どれだけアピールできるか(注:この取材は1月に行ったものです)。あと3年間、僕なりに人生をかけていきたい」。

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