全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>コラム>男子ネーションズリーグ開幕 日本対オランダ観戦記 西田有志25得点でオランダをねじ伏せ、試合後は日本チームでダンスステップを踊る

コラム

2022-06-09 14:04 追加

男子ネーションズリーグ開幕 日本対オランダ観戦記 西田有志25得点でオランダをねじ伏せ、試合後は日本チームでダンスステップを踊る

全日本代表 男子

■全員が団結し、途中交代の選手も頑張った日本
結果 日本3(22-25、26-24、25-22、25-17)1オランダ
スターティングメンバー
日本 OP西田、S関田、MB山内、小野寺、OH高橋藍、石川、L山本
オランダ OPニミール・アブデル‐アジズ、Sウエッセル・ケーミンク、MBファビアン・プラーク、ルーク・ヴァン・デ・エント、OHマーテン・ヴァン・ガルデレン、ベニー・ジュニア・ツインストラ、Lロベルト・アンドリンガ

第1セット

打ちまくるニミール。しかし日本のブロックも負けていなかった。

開始早々、オランダが0-5と引き離す。しかし、オランダもミスが続き、日本が少しずつ西田や石川のスパイクでつめていく。ニミールのスパイクで点を重ねるが、日本も石川がゆるく前に落とすサーブでエースを取る。小野寺が決めた後に、オランダのスパイクがアウトになり、13-13と追いつく。高橋藍が2本止められた所で、大塚にチェンジする。セッターも永露に替える。永露の速いバックトスで西田が決め、20-22。大塚がインナーへ決めるも、プラークが中央から決め、22-25でオランダが1セット先取する。

第2セット 西田が被ブロックにあい、1-3となる。ネット上で押し合うも、日本側へ落ちたボールが続かず、1‐4。高橋藍のレセプションがきれいに入り、山内が決め3-5。オランダのサーブやスパイクでミスが出るも、日本もネットタッチやアタックラインを踏み越えて、5-11と離される。しかし、ここからひとつひとつ追い上げていくのが、今の日本だ。石川がニミールを止め、永露がフェイントを拾ったのを西田が決める。そこへ高橋藍のサービスエースで13-16と追いついてくる。西田とニミールの両OPの打ち合いはニミールが決め、17-22。ここで山内が村山に交代。ここから村山のクイック、石川のブロック、高橋藍のサービスエースなどで23-23と追いつく。村山の流れるようなクイックの後に、今度はサービスエースを決め、26-24、セットカウント1-1とする。

「高橋藍、愛してる」のメッセージで応援するファン。「オリンピックを見てファンになったの。ブラジルに来てくれるなんて夢みたい」 撮影:筆者

第3セット 小野寺のサービスエースや村山のブロック、オランダのフェイント失敗で6-1とリードする。日本がブロックにあて、つないでいくが、ディグがはじかれ7‐3。オランダが好調な村山を避け石川側へ打ったところを石川がブロックで9‐4。西田が3枚ブロックを破り、11-4。しかし、オランダもブロックやパークのサービスエースで12-10とする。レセプションが乱れ、向こうへ返りスパイクを決められ、15-15と追いつかれる。西田のサーブの時に「エース、エース」とコールが起きる。サーブで大きく崩すもニミールが控え選手の方までボールを追いつないでくるが、最後は高橋藍が決め、19-16。互いのミスで点を加える。村山が内側でおとりに跳び、外側で石川が決め、22-18。日本はオランダに3枚ブロックをつけるが、うまく決められ、24-22と詰め寄られる。最後はオランダのサーブがアウトで、25-22、日本が連取し、2-1とリードする。

要所でブロックが出た石川。

第4セット オランダのサーブやスパイクミスで3-1とする。石川がコート横のボードにあたりながらつなぐが、西田のスパイクがブロックされるとカバーがなく、4‐2。リードを広げたい日本だが、オランダもツインストラのスパイクで5-3とする。西田、村山、高橋藍と偏らずにスパイク得点を重ね12-8とリードしていく。中盤は、村山がブロックやいいレセプションからの速攻を決め18-11、場内から「おぉー」と村山に感嘆の声が上がる。小野寺、石川と連続ブロックで21-12。山本が強打を拾うも、次のトスが相手コートへ流れて決められ、高橋藍は3枚に止められる、しかしオランダのサーブミスに救われ24-16。最後は西田がスパイクを決め、25-17、セットカウント3-1で日本が初戦を飾った。

>> コラムのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック