2022-09-01 07:00 追加
石川祐希主将「1次ラウンドは選手層の厚さが勝利につながった。足首のケガは日に日によくなっている」、西田有志「チーム全体のレベルが上がっている。VNLで難しい戦いを勝ってきた分、力を出せた」 世界選手権キューバ戦後コメント
世界選手権キューバ戦後コメント 石川祐希主将、西田有志
全日本代表 男子
2022年8月30日、バレーボール男子日本代表が19連敗中だったキューバに3-1(25-18、21-25、25-15、25-19)で勝利し、決勝トーナメントに進んだ試合後の石川祐希主将と、19得点とチーム最多得点の西田有志選手コメントをお届けする。
●石川祐希主将
――まず予選ラウンドを突破してどう思っているか。
石川:予選突破できたことに関しては嬉しく思いますし、3-1で勝ち点3をしっかりとることができたので、それに関しては満足はしてないですけど安心はしています。
――一昨日ブラジルに敗れてから、今日までどういうふうにこの試合に向けて気持ちだったりチームだったりとかを変えたのか。
石川:ブラジルに負けてから変えたことは特になくて。この試合が始まる、この大会が始まる前からキューバ戦が一番大事になると言われていたので、そこに照準をあわせてきた。それがしっかり発揮できたかなと思います。僕もこの試合からスタメンで行くような調整はしていたので、そこはうまくいったのかなと思います。でも、途中で4セット目に関しては集中力が切れてしまって、それはやっぱりずっと途中から出場とか、なかなかこれだけ長い間ゲームに入っていることが少なかったので、しかたないことだった。でも代わりに入ってくれた大塚選手がしっかり活躍してくれたので、すごく助けられました。
――1セット目すごくいい形で取って、2セット目落として、なかなか気持ち的にも難しいところはあったのではと思いますが、どのように3セット目もっていったのか。
石川:2セット目に関しても僕のレセプションのミスだったり、そういうところが多かったので、個人的に修正しなければいけないなと思っていた。3セット目はそれがなかったのが良かった。
――まだ相手がわからないですけど、決勝トーナメントに向けて。
石川:まず僕としての目標はベスト8に入ることなので、次の試合どことあたろうが勝たなければならない。ここで2位通過ができたので、それは大きなアドバンテージになるのかな。3位で通過するよりは間違いなくいいはずなので。まあでもトーナメントで一発勝負。ネーションズリーグでは僕はトーナメントには参加できなかったので、ここからベスト16からのトーナメントにはなりますけど、一発勝負で勝ち上がっていきたい。
――この一次ラウンドも決して楽な戦いではなくて、厳しい組だったと思いますが、そこを勝ち抜いてチームとしての成長は。
石川:この一次ラウンドに関しては、僕が万全じゃない状態で戦うということだったんですけど、代わりに入った大塚選手だったり、髙橋藍選手がしっかり自分たちの役割を発揮してくれていたので、そういった選手層の厚さが一つ大きく勝利につながったと感じています。VNLでは僕はずっと出続けていましたが、その対角で大塚選手と髙橋選手が交代交代で出るケースも多かったので、そういった経験が生きたのかなと思います。やはりああいうふうにVNLで上に行く、上で、トーナメントで試合をするという経験だけでも違うと思うので、今回そういう経験ができたことが、僕だけじゃなくて、彼らの自信にもつながって、思い切りプレーできるようになったんだなと思います。
――石川選手、足首の状態はどうですか。今日かなり長い間プレーしましたけど。
石川:やっぱりベストではないですけど、その中でもベストには近づいてはいます。日に日に良くなっていますし、試合が終わったあとはやはり痛みはありますけど、そこから悪化することは決してなくて、常に日に日に毎日良くなっている傾向にあります。予選を突破して、日にちが少しあくので、それは僕にとってプラスでしかない。今日も3セットはフルに出たので、集中力の継続というのもやはりコートに入って取り戻していかなければならないので、本当にいい形でこの予選を突破できたなと思います。
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