2022-10-23 18:37 追加
東海大、筑波大、東京女子体育大がファイナルラウンドへ 令和4年度天皇杯・皇后杯 関東ブロック女子大会
皇后杯 関東ブロックラウンド 女子大会の結果
V女子 / 大学バレー 女子 / 高校バレー 女子
令和4年度天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド出場チームを決定するブロックラウンド、関東ブロックの女子大会は22日、柏市中央体育館、柏市沼南体育館(千葉県)で無観客にて行われ、東海大学、筑波大学、東京女子体育大学の3チームが12月9日から開催されるファイナルラウンドへの出場を決めた。
関東ブロックラウンドはA~C組の3つのグループに分かれてトーナメント方式の3セットマッチで行われ、高校、大学、V2などのチームがファイナルラウンドを目指して戦った。
A組は黒鷲旗で4強入り、春季リーグ、東日本インカレで優勝するなど躍進中の東海大がシードに。昨年のファイナルラウンドでV2のブレス浜松をストレートで破るなどの活躍をした下北沢成徳高と第1戦を戦い、東海大が2-1(25-17、20-25、25-16)で勝利した。敗れはしたものの、1セットを奪った下北沢成徳高は、今年ミドルブロッカーからアウトサイドヒッターにコンバートした古川愛梨が新しいポジションで日本代表の宮部愛芽世擁する東海大と互角に打ち合う姿が印象的だった。
勝利した東海大は、ファイナルラウンド出場を懸けて明海大と対戦。V1のヴィクトリーナ姫路でもプレーする堤亜里菜を擁する明海大は、V2のGSS東京サンビームズをストレート(25-22、25-19)で下し、次戦はシードとなっていた群馬銀行グリーンウイングス(V2)と対戦する予定だったが、群馬銀行は新型コロナウイルス陽性者が発生して棄権。明海大が不戦勝で勝ち進み、最終戦は大学対決となったが、東海大がストレート(25-19、25-11)で勝利。2セット目の終盤は日本代表でサーブを徹底的に強化したという宮部の連続サーブブレイクでファイナル出場権を勝ち取った。
B組には宮部同様、15日に閉幕した世界選手権に日本代表として出場した佐藤淑乃擁する筑波大が登場。シードの筑波大は初戦を日本女子体育大にストレート(25-17、25-18)で勝ち、最終戦は日本体育大と対戦。この試合も25-20、25-18のストレートで勝利し、ファイナル出場を決めた。日本代表で古賀紗理那主将(NEC)らからスパイクの打ち方を学んだという佐藤は、大学にその収穫を持ち帰り、思い切りのよいプレーで勝利に貢献した。
C組の最終戦も東京女子体育大と青山学院大の大学対決となり、東女体大がストレート(25-21、25-12)で勝利。女子の関東ブロック代表は3チームとも大学勢となった。「大学女子のバレーももっと見てもらえるように発信していきたい」、「ファイナルラウンドでは日本代表で一緒にプレーした先輩方と会えるのが楽しみ」と語っていた宮部、佐藤の日本代表コンビ。12月のファイナルラウンドでは代表での収穫をどんな形で披露してくれるのか、大いに期待したい。
ファイナルラウンドは1週目が12月9~11日に武蔵野の森総合スポーツプラザ(東京都調布市)で、2週目が12月17、18日に東京体育館(東京都渋谷区)で開催される。
写真:堀江丈
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