2022-11-26 12:47 追加
NEC・古賀紗理那「点数が苦しい状況の時も落ち着いてプレーできた」、姫路・佐々木千紘「競っている場面で先手を打ってリードを広げられるようにすることが課題」 V1女子会見
V1リーグ 女子
●金子隆行監督
オフェンス面でしっかりとりきれる場面でとりきれていなかったところと、サーブでしっかり崩せてはいましたが、ブロックディフェンスのところの関係性がまだ少し精度が低かったなと。これから試合をしていく上でどのくらい各プレーのクオリティを上げていくかが大事になってくるので、その辺は練習の中でもしっかり詰めていきたいと思いました。
――早めの2枚替えなど、チームとして多くのオプションが持てるようになってきている印象ですが…?
金子:コンディションがよくなかった選手たちが徐々に戻り始めてきたことはチームとしてはプラスだと思っています。ただ、ファイナルに行くことを考えると、よりチーム力を上げていかなければならないので、コンディションに問題のないメンバーも一人ひとりのパフォーマンスをしっかり上げていく必要があると思います。バリエーションが増えてきていることはチームとしてはありがたいと思っています。
――課題や強化のポイントは?
金子:うちは爆発力のある外国籍選手がいるわけではなく、サラ(ウィルハイト)もコンスタントにマルチ的なプレーヤーなので。うちのミドルブロッカーはトップクラスに入ると思っているので、ミドルを生かしたオフェンスというところから、しっかりバックアタックを打つことはトレンドにしていきたい。バックアタックのクオリティはまだ低いところがあるので、そのためにはミドル陣の印象付けが大事かなと思います。
――ミドルブロッカーの部分で野嶋華澄選手に期待することは?
金子:能力はあり、彼女がひたむきに努力していることも僕らスタッフは十分感じているので、このままブレずに継続して努力していくことが大事かなと思っています。試合では結果が優先される部分があるので、自分自身が今の自分とどれだけ向き合って、Aチームのミドルとしてしっかり立っていくかを考えていくことが大事だと思います。山田、島村(春世)、上野(香織)と経験値豊富なミドルがいますが、そこに野嶋と甲(萌香)がどれだけ絡んでいくかということが我々が優勝するために必要なポイントだと思うので、これからもひたむきさを継続して頑張ってほしいです。波に乗った時の彼女のオフェンス力、ブロック力は高いものがあるので、そこをコンスタントに発揮できるようにしてほしいと思います。
――今日は昨日の試合に比べて接戦となり、古賀選手のサーブブレイクなどで流れを断ち切りましたが…?
金子:姫路さんは僕の中では能力の高いチームだと思っていて、爆発力があると思いますし、コンスタントにオフェンス力の高いチームという印象です。昨日はうちの結果ができすぎていて、逆に言うと姫路さんの調子が悪かったというだけなので、今日はこういう試合になることは相当覚悟して臨んでいました。なので、特に驚くことはありませんでしたが、今日は姫路さんがクオリティの高い試合をしていたと感じています。その中で我々がデュースを取り切ったのは収穫でもありますし、そこで古賀だけでなく全員が主役になるというのが我々のチームなので、もっともっと状況を変えられる選手を増やしていくことが必要だと感じています。古賀についてはやってくれるという信頼度がありますので、これまでの彼女の経験、キャリアから見てもこれくらいやってくれるというのはありますけど、これで優勝できるかというとそうではないと思うので、彼女にはこのくらいの活躍を常にしてもらいながら、他の選手がもっともっと上がってくるというところはこれからチームが勝つためには必要かなと感じています。
――第3セット終盤のチャレンジ返しは改めてどのような経緯だったのかを教えてください。
金子:コートの中の古賀を中心に「タッチあります」というアプローチがあったので、我々もああいう展開だったので、選手を信じてやってみようと。古賀はコートの中がよく見えている選手で、そういったジャッジはミスなくやってくれるので、選手の言葉を信じてやったというのが大きなポイントでした。
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