ジャパネット杯春の高校バレー 第75回全日本バレーボール高等学校選手権大会（春高バレー）が4日に開幕。男女の1回戦が行われた。

女子はロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんの長女・秋本美空（1年）を擁する共栄学園（東京）、久光スプリングスに内定している北窓絢音が主将を務める誠英（山口）、38回目の出場となる伝統校の東九州龍谷（大分）などが2回戦に勝ち進んだ。首里（沖縄）をストレートで下した誠英の北窓は「ブロックがうまくはまった。勝利後、（解説者として会場にいた）OGの栗原恵さんが『おめでとう』と声をかけてくれて嬉しかった。次戦もまた一から戦いたい」と語った。

東九州龍谷対都市大塩尻（長野）はフルセットの大接戦となり、都市大塩尻が第1セットを先取。第2・第3セットは中盤まで都市大塩尻がリードするも、いずれも東九州龍谷が逆転でセットを奪い、激闘を制した。

女子の1回戦結果と5日に行われる2回戦の組み合わせは、以下の通り。2回戦には昨年優勝校の就実（岡山）、同準優勝校の古川学園（宮城）などシード校が登場する。

【1回戦の結果】
共栄学園（東京） 2（25-23、25-21）0 盛岡誠桜（岩手）
東九州龍谷（大分） 2（21-25、25-18、25-21） 1 都市大塩尻（長野）
九州文化学園（長崎） 2 （25-18、25-16） 0 横浜隼人（神奈川）
福井工大福井（福井） 2 （25-22、25-22） 0 細田学園（埼玉）
宮崎日大（宮崎） 2 （25-18、25-13）0 奈良女（奈良）
豊川（愛知） 2 （25-15、25-19） 0 明徳義塾（高知）
高岡商（富山） 2（25-22、25-21） 0 米沢中央（山形）
佐賀学園（佐賀） 2（26-24、25-21） 0 富岡東（徳島）
鹿児島実（鹿児島） 2（25-23、25-19）0 旭川実（北海道）
進徳女（広島） 2 （25-19、 26-24） 0 三浦学苑（神奈川）
誠英（山口） 2 （25-11、25-12）0 首里（沖縄）
松山東雲（愛媛） 2（25-0、25-0）0富士見（静岡）
（※富士見欠場による不戦勝）
文京学院大女（東京） 2（25-21、17-25、26-24） 1 郡山女大附（福島）
宇中女・宇中央（栃木） 2 （32-30、25-23） 0 秋田令和（秋田）
京都橘（京都） 2（25-23、25-19）0 安来（島根）
日本航空（山梨） 2 （25-21、25-22）0 福工大城東（福岡）
城南学園（大阪） 2（25-20、21-25、25-21） 1 敬愛学園（千葉）
新潟中央（新潟） 2 （24-26、25-17、25-13）1 ウェルネス（茨城）
氷上（兵庫） 2 （15-25、25-23、25-21）1 岐阜第一（岐阜）
熊本信愛女（熊本） 2 （25-0、25-0）0 近江兄弟社（滋賀）
（※近江兄弟社欠場による不戦勝）

【2回戦の組み合わせ】
岩美（鳥取）✕東九州龍谷（大分）
豊川（愛知）✕鹿児島実（鹿児島）
佐賀学園（佐賀）✕高岡商（富山）
金蘭会（大阪）✕進徳女（広島）
共栄学園（東京）✕開智（和歌山）
青森西（青森）✕福井工大福井（福井）
誠英（山口）✕西邑楽（群馬）
京都橘（京都）✕古川学園（宮城）
金沢商（石川）✕日本航空（山梨）
城南学園（大阪）✕札幌山の手（北海道）
宮崎日大（宮崎）✕高松南（香川）
九州文化学園（長崎）✕松山東雲（愛媛）
氷上（兵庫）✕八王子実践（東京）
就実（岡山）✕新潟中央（新潟）
熊本信愛女（熊本）✕宇中女・宇中央（栃木）
三重（三重）✕文京学院大女（東京）

写真：坂本清