2023-02-03 17:00 追加
東京GB・山田大悟「僕のデータが少なかったと思うので、その部分もあって今日はスパイクを決められた」 V1男子
V1男子 東京GB会見
SV男子
1月29日に有明コロシアム(東京都)で行われたバレーボールV1男子、東京GBvsサントリーの試合後会見コメントのうち東京GB分をお届けする。
■東京グレートベアーズ
●真保綱一郎監督
2日間続けて強豪のサントリーさんでだいぶん力の差があるのは確かですがそういう相手に対して結果は出ませんでしたが昨日はゲームが作れました。
2日続けてプレーをするのにはまだまだ力が足りないなということを感じました。
向こうの戦略としてはこちらのミス待ちといいますか、(サントリーの)サーブミスが多くなると(サーブを)入れだして、我々にサーブレシーブ(レセプション)をさせてコンビミスを待つという形でした。
第2セットもそういうところから大宅(真樹)、藤中(謙也)、小野(遥輝)選手とムセルスキー選手が前衛にいるときに(サーブを)無理して攻めず置きに来ていました。
そういうケースではAパスを返さないといけませんが、Cパスになったりしてサイドアウトを取れませんでした。
そこで一気に流れを持っていかれたのが正直なところです。
我々の技術が足りませんでした。来週パナソニックさんもさらに違った形でサーブでプレッシャーをかけてくるのでそこは克服していかないと難しい場面が増えます。
しっかり克服していきたいと思います。
――第2セットの最後からセッターを今橋(祐希)選手に代えたが。今迄だと手原(紳)選手(この試合ではベンチ外)を起用するケースだと思うが。
真保:手原選手のコンディションが良くありません。今は2番手として今橋を起用しています。
リズムを変えたかったです。
――リズムを変えるということは玉宅(健太郎)選手とトス回しが違うタイプということか?
真保:そうです。玉宅選手は両サイドに多くなる形になります。
もう少し真ん中を通して…。2日続けて試合をやるとリズムが合ってきてしまいます。
(セット(トス)を上げる)その前のパスが乱れていたので(今橋選手を起用してリズムを変えたいという)意図した形にはなりませんでした。
――昨日は相手のミドルブロッカーに対してコミット(ブロック)で対応しようとしていましたが、今日はサイドに対してブロックをしようとしていたように見えたが?
真保:第1セット(昨日と)同じくコミットを使っていました。第1セット特にパイプ(バックセンターからのアタック)が多くて、(コミットブロックに対して)裏をかいてきました。
ですので途中でコミットブロックでの対応する回数を減らしました。
――相手のブロックに対して苦労しているように見えたが。
真保:昨日に関しては(アタック)決定率が良くても被ブロックが多かったです。
我々の課題で、(背が)小さいチームですが、アタッカーの打数が偏ってくるのでもう少し散らしていかないといけないと思います。
アタック効果率を高くするのが良いのは分かっています。だたそこにこだわりすぎると勝負をしていくことができません。
アタッカーの技術や判断をきっちりし間違わないことが大事です。
序盤イージーにシャット(キルブロック)を食らったり、また最後に(アタックの)精度が落ちるというかやりきれていないです。
サントリーさん、先週対戦したWD名古屋さんは最後はサーブのミスをしませんし、ブロックに対するアタックの打ち方も長く強く打ちます。
そこは乗り越えないといけないと思います。
――アラウージョ(ラファエル)選手がベンチ外でコートの中に背が高い選手がいない中でムセルスキー選手が高いところから打たれるケースが多いように見えた。
その中で(背が高い)張(秉龍)選手をブロッカーで起用するなども考えられたが?
真保:ムセルスキー選手はA,Bパスではあまり攻撃が来ません。
それに対してムセルスキー選手の逆に(ブロックを)つかせたのはあります。
張選手を2枚替えで(相手のレフトをブロックするオポジットとして)起用し、(ライトから打つオポジットの)ムセルスキー選手とはマッチアップが少ないところにしました。
いい状態でムセルスキー選手が打ったら(対応が難しいので得点を取られても)OKと言っています。
ムセルスキー選手が悪い状況、割れたトスを打つ、助走がない時そこをきっちりやっていかないといけません。
――想定以上に(今シーズンから加入した)張選手が適応に苦しんでいるように見えるが。
真保:競争の部分で笠利(真吾)と戸嵜(嵩大)の方が勝っているので(張選手ではなく2人をアウトサイドヒッターとして)起用しています。
張選手の課題はアタックの決定率、サーブレシーブです。サーブレシーブの部分は目をつぶるとしてもアタック、ブロックの部分でもう一つ上のランクを期待しています。
(東京GBは今)その部分で我慢ができるほどのチーム力ではありません。
バランスが崩れてしまうので守りをしっかりしていかないといけないという難しい状況の中で(張選手を)使っています。
――8位ではあるが9位と成績が近く入れ替え戦に回る可能性がある中でシーズン後半どのように戦っていくか?
真保:そこは意識しています。もちろん(9位の大分三好、10位のVC長野のチームとの)直接対決では勝たないといけません。
1月の上位陣と戦う中で一つでも勝つことが、違いを出し我々の順位も上がるということになります。
1月勝てていないことは歯がゆい部分です。大分三好、VC長野とプレッシャーのある中で戦うのは間違いないと思います。
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