2026-06-07 13:26 追加
髙橋藍「石川選手だけに頼るのではなく、自分たちも責任を持ってチームを引っ張っていきたい」
髙橋藍 VNL出国前囲み取材
全日本代表 男子

バレーボール男子日本代表チームは7日、10日から開催されるVNL中国大会(中国・臨沂) に向け、出国前に空港で囲み取材に応じた。髙橋藍選手のコメントをお届けする。
――現在のチームの状態や雰囲気は?
髙橋:いい練習を昨日までできたと思っています。
いい感覚ですし、チームとしても士気が上がって雰囲気を保った状態で毎日練習できました。
試合はもちろんやってみないとわからないですが、VNLの中国ラウンドを戦える準備はできていると思います。
――アジア選手権優勝に向けてのスタートだと思うが、VNLでどのような結果を残してアジア選手権に繋げていきたいか?
髙橋:もちろん自信をつけることも大事だと思っています。
自分たちはVNLで表彰台を目標に戦っていきたいと思っています。
まずはファイナルに進出するところがひとつの通過点としてあります。
そこに向けてやっていくのと、あとはアジア選手権でオリンピックの切符を獲得するためにチームもしっかり作っていかないといけない。それをVNLでいろんな選手を試しながらと思いますが、勝ちにこだわって強いチーム、勝てるチームを作っていきたいなと思っています。
――西田有志、髙橋健太郎選手などが戻ってきてチームの雰囲気に変化はあるか?
髙橋:6対6のゲーム形式の練習をしていても非常に懐かしいメンバーだなという感覚になります。ミドルブロッカーも背が高い3人、4人が揃うと頼もしいという感覚もあります。
西田、宮浦健人選手の2人のオポジットがいますが、本当にレベルの高い練習ができているのを感じます。
そういった選手が集まることによって、チームとしても全体に士気が上がっているなと感じます。相乗効果というか、お互い刺激しあってチームとしても高め合っていけていると思います。
――いろいろな経験をしている中でチームの立ち位置など意識をしていることは?
髙橋:チームを勝たせられる選手になっていきたいという部分もそうですし、大事な1点、チームが勝つための1点を取っていける立場です。もっとそこにはこだわっていきたいなというのは感じています。
今、石川祐希選手がキャプテンをやっていますが、石川選手だけに頼るのではなく、自分たちも責任を持ってチームを引っ張っていく、自分自身はそういった責任もあると思っています。
――サントリーでキャプテンを務めて、リーダーシップは今後に活きてくると思うが、代表にどう活かしていくか?
髙橋:代表も仲のいいチームではありますが、その中でプライベートや練習の時のオンとオフのメリハリはしっかりつけていかないといけないという部分で、そういったチームにしていきたいなと思っています。
もちろん言わなくてもできるメンバーが揃っています。
試合に勝っていくために流れを掴む、試合に勝つためのポイントのところで一気にチームの集中力を上げていく、気持ちを一致させて、ひとつになっていくポイントというところでは、自分たちの掛け声や気持ちを出す部分が重要になってくると思います。
そういった部分は自分自身もやっぱり、チームが勝つためのリーダーシップを出していきたいなと思ってます。
――ロラン・ティリ監督から個人的な話で期待、求められる部分の話はあったか?
髙橋:求めるものというよりも「今シーズンはお前は何をしたんだ」というのを言われました。「昨シーズンよりもキレも上がってるし、スパイクの威力も違う」と言われました。
そこに関しては、今年は明確な目標であるアジア選手権で切符を取るところに対してピークを持っていかないといけないです。
去年は自分の中で日本代表で世界選手権で表彰台を目指していく部分はありました。
でもどこにピークを持っていったかは自分自身も少し曖昧だったかなという反省点もありました。だからこそ今シーズンは食事制限で体を絞って、アジア選手権でピークを持ってくる準備をしてきました。
そこは監督の目に見えたのかなという部分もそうですし、今、石川キャプテンがいますが副キャプテンとして自分と小野寺太志選手がいます。
そこに関してリーダーシップや石川キャプテンをさらに支える、チームの一人として求められている部分はあると思っています。
――コンディショニングの部分で、SVリーグでピークが来た中でそれをさらに継続してアジア選手権まで続けていくのはハードだと思うが。
髙橋:オリンピックが自分の中では一番大事にしている大会です。
そこで結果を出せるのが選手としても価値の高い大会であると思っています。
前のオリンピックの時は少し足首に問題を抱えていたので、そこも悔しかった部分でした。
そういったことが次はないように、次のオリンピックでいい状態で戦えるようにしていきたい思いが一番強いです。
また、オリンピックに行くためにアジア選手権で優勝することが第一目標です。
そこで今持っているベストを出さないといけないと思っています。
そこのモチベーション、気持ちでここまでやってこれた部分だと思っています。
バレーボール選手としてそこで結果を出すことがオリンピックにつながっていく部分が一番強いです。だからこそそういった部分をキープしながらやってこれたと思います。
――SVリーグで1回完結をさせて、引き続きその状態を維持することに努めている感じか?
髙橋:SVリーグで優勝する部分も大きな目標でした。代表シーズンに向けてもやっていたので、SVリーグのシーズンで鍛えられたものを代表に活かしていく。代表シーズンで世界と戦う経験をしていくことが自分自身の成長に繋がっていくと思っています。
アジア選手権が終わってから継続してやっていく部分はあると思います。
コンディションを保って、代表もそうですし、シーズンもやっていきたいなと思っています。
――例年と比べてこの国際大会がいよいよ始まるという今の気持ちや状態は、楽しみにしているところか?
髙橋:楽しみに、いよいよ始まるなという感覚です。
昨シーズンはもっとできた、コンディションを合わせていけばよかったという悔しさもありました。そこに対して今年は合わせてきました。
自分自身がそのパフォーマンスを出せるかですし、そこのメンタル的なところはありますが、自分自身の強みを活かしてやっていきたいと思います。
――1年目は監督のやり方に合わせて過ごしている部分があったと思うが、2シーズン目は選手の意見を伝えていこうという話は選手間であるか?
髙橋:基本的には監督の戦い方、作りたいチームに準じてやっていく部分は大きいです。
ただ、戦い方やプレースタイルは選手が持っているものを出すべきだと自分自身は思っています。
自分たちの気持ちというところも、日本代表では心理学の先生もついています。そういった心理のところでチームが何に向かっていかないといけないのかなどのメンタルコントロール、監督との関係性も心理を通して繋がっている部分があります。
チームがひとつになるためにいろんなことをやっています。
選手の意見も監督へ伝わりやすくなっていると思います。
そこは昨年に比べて良くなっている部分だと感じます。
あと自分たちもスタイルを変えずにやっていくので、今シーズンやってきたもの、選手がそれぞれ得てきたものを代表シーズンで活かす部分が大事だと思います。
――昨シーズンは石川選手とアウトサイドヒッターの対角を組むことが多かった。今シーズンはバリエーションが増えると思うが、どのように対応をしていくか?
髙橋:守備型、攻撃型の選手という部分でアウトサイドは分かれると思います。
自分自身の場合、守備として強みを持っていますし、攻撃も強化してきました。
バランス的に誰が対角に入っても、守備・攻撃面でも僕は変わらずやっていこうと思っています。対角が誰になるかでパスの仕方、ディフェンスの仕方も変わってくるので、そういった部分は対応してやっていきたいと思っています。
写真:黒羽白
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