2014-05-31 15:48 追加
2013/14Vプレミアリーグ男子総括 後編
SV男子
*ジェイテクトSTINGS
[順位推移]
レギュラー:8位(1LEG)→7位(2LEG)→7位(3LEG)→8位(4LEG)
[ヒーローインタビュー]
2回:高橋慎治,高橋和人
1回:清野真一,浅野博亮
[初出場]
久保山尚(2/1(土)枚方大会)
本間隆太(2/15(土)三島大会)
[主なスターティングメンバー]
1LEG:高橋(慎),高橋(和),袴谷,サンチェス,松原,金丸 L:興梠
2LEG:高橋(慎),高橋(和),松崎,サンチェス,浅野,金丸 L:興梠
3LEG:高橋(慎),浅野,金丸,サンチェス,高橋(和),袴谷 L:興梠
4LEG:高橋(慎),浅野,金丸,清野,高橋(和),袴谷 L:興梠
[打数割合]
外国人:21.7%(7位)
MB:18.1%(2位)
バックアタック:22.8%(3位)
待ち望んだプレミアリーグの舞台。チャレンジから昇格を決めるチームが出たのはFC東京以来4年ぶりのことでした。ウィングスパイカーに高橋(和)や古田ら移籍加入選手を迎え、外国人選手にサンチェスを獲得して臨んだプレミア初のシーズンは、十分に手応えを感じるものでした。
高橋(慎)、金丸、興梠といった昇格に貢献したメンバーを軸に、攻守共に巧いプレイで牽引する高橋(和)、鋭い攻撃やサーブで得点を稼ぐ松原、跳躍力と守備力で魅せる浅野と個性豊かなウィングスパイカーが揃います。また昨季までウィングスパイカーとして起用されていた袴谷がミドルに転向したことも大きな変化の一つです。
初白星は、年が明けて間もなくの富山会場で掴むことになりました。チームの持ち味である強烈なサーブで攻め続け、フルセットをものにします。1レグ終了時にはリーグ最多の4名(高橋(慎)、高橋(和)、清野、袴谷)がサーブ効果率ランキングに入り、清野がアタック決定率1位を獲得するなど、決勝に進出した天皇杯と相まって強い印象を残しました。中盤では松崎や若山、更に内定の久保山や本間も出場機会が増え、昨年より8試合多い(チャレンジは全20試合で行われていた)ことを踏まえた戦い方を見せていきます。
昇格後初のホームゲームとなった刈谷大会では3勝目をあげることに成功しました。この頃頭角を現し、スタメンに定着したのが浅野と袴谷です。若いながらも安定感を見せ、コートを熱く駆ける姿に魅せられた方も多かったのではないでしょうか。東京大会では久々にリーグに復帰した古田がコートに立ち、サーブレシーブからの力強いスパイクを見せる場面もありました。4レグに入ってからは、サンチェスのリリーフとして活躍してきたサウスポー清野やキャプテン若山の出場機会が増え、豪快なスパイクでチームに活気を与えました。
今季で勇退となる大矢がコートに立ち、久保山がスタメン出場したレギュラーラウンド最終戦では白星を得ることができませんでしたが、昇格初年度で6勝をあげたのは現行制度(8チームで争う形式)になってから初めての快挙です。高橋(和)の加入もあり、弱点と言われていたサーブレシーブが補強されたことは非常に大きいのではないかと思います。また、今年最年長で全日本に登録された高橋(慎)のトスワークは、クイックやバックアタックが多用され偏りが少ないことでも目を引きました。来季はこの経験を糧に、今季以上に他チームを脅かす戦いを見せてくれるのではないでしょうか。
文責:蒼樹まどか 写真:上井竜、黒羽白
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