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会見・コメント

2023-03-27 20:55 追加

女子日本代表・眞鍋政義監督「40人は五輪切符獲得、五輪でのメダル獲得を踏まえて選考。復帰の長岡望悠には2枚替えではなく、フル出場を期待している」 登録選手発表会見コメント

全日本代表 女子

【質疑応答】

――この40人を選んだ基準は?

眞鍋:まず、昨年の世界選手権で活躍した選手を中心に、そして今年のオリンピック予選でオリンピックの切符を獲得する。さらに来年のオリンピックでメダルを獲得するというところを踏まえた上でのベストな40人を選考しました。

――昨年は「ブレイクスルー」がスローガンでしたが、今年のテーマは?

眞鍋:それは、5月にお話しさせていただきます。

――初選出の中で最年少16歳の秋本美空選手、23歳の小林エンジェリーナ優姫選手の選考理由は?

眞鍋:秋本はバランスの取れた、将来日本を背負っていくような有望な選手だと思います。どれだけやれるかわかりませんが、今回はアジア選手権、アジア競技大会もありますので、そこで日の丸をつけて活躍する姿を見ていきたいな、と。エンジェリーナは身長が196cmとこれまでの代表選手の中で歴史上一番の長身。指向が片手で2m56cmと驚異的で、その高さという部分を彼女には期待しております。

――セッターとリベロの選考について。今回選出された選手の中からどのようなところをもう一度改めて見て、最後の選考につなげたいと考えていますか?

眞鍋:セッターは昨年、最終的に世界選手権は関(菜々巳)が頑張ってくれたので、彼女を中心に、今回6名を選考しました。もう一度 オリンピック予選、オリンピックに向けて世界に通用するのは誰かというところをもう一度見てみたいということで選考しました。

特にセッターはトスだけではなく、ディフェンス、サーブ、コミュニケーション能力が非常に重要であり、そういったところも見据えて選考しました。 リベロは昨年はいろいろな選手に挑戦してもらいましたが、最終的には福留(慧美)が世界選手権に出場しました。その福留を中心に6名選びましたが、このVリーグでは西村(弥菜美)が非常に高い返球率の数字を出しており、世界に通用するかどうかを見てみたいと思っています。

――アジア選手権、アジア競技大会の監督は?

中村:現在調整中で、まだはっきりと決まっていない状況です。

――初選出の選手や若い選手はパリ五輪までの2年間を見据えて選んだのでしょうか?

眞鍋:若い選手は当然、6年後のロス五輪を見据えて、少しでも経験を積んでほしいという意味で選考しております。

――長岡望悠選手の復帰について。狙いや期待していることは?

眞鍋:今季のVリーグでは2枚替えで出場していますが、代表では2枚替えとしての出場は考えていません。フルでやってもらうという形で本当にできるのかどうかというところも見てみたい。それで世界で活躍できるのかというところを、そういった意味で彼女には話をしていますし、リオ五輪は一緒に行きましたし。やはり彼女のライトからの速い攻撃は魅力的ですし、期待しています。

――5月にVNLの選手を絞る段階で外れた選手はその後、どのような形で合宿等を行いますか?

中村:一旦解散しますが、アジア選手権、アジア競技大会に向けて、夏に選考、強化合宿を行いたいと考えています。

――昨シーズンのロンドン五輪銅メダリストによるアントラージュの活動は継続しますか?

眞鍋:昨年はアントラージュの元選手たちが練習会場に来てくれて、かなり今の代表選手たちにいい影響を与えてくれました。そういう意味では継続していきたいと考えています。

――五輪予選の組み合わせが決まりましたが、構想的にこういう展開で持っていきたいとか、考えていることがあれば教えてください。

眞鍋:どこも厳しいゾーンばかりですが、当然我々のゾーンも厳しい。やはり、ブラジル、トルコ、ベルギーは本当に強豪チームなので。それにプラスして、アルゼンチン、ブルガリアも力をつけてきていますし、そういった意味ではこの7戦は集中して必死で行かないと勝てないというふうに思っています。

――ブラジルと対戦するにあたって。

眞鍋:ブラジルとは昨年、勝ったり負けたりしましたが、世界選手権のいちばん大事なところでのブラジルの勝負に対する執着心は、我々も勉強になりました。最終的には技術もありますが、メンタルというところが重要かなと思います。

――それぞれのセッターに期待するところは?

眞鍋:関は世界選手権を経験して、かなりコートの中で安定してきたかなと。国内の試合を見ても、昨年よりはディフェンスが良くなったと思います。籾井(あき)は、東京五輪、世界選手権を経験して、アタッカーとのコミュニケーションを細かく取っているのかなと思います。岩崎(こよみ)はサーブが非常にいいので期待しています。
柴田(真果)は昨年、AVCカップで主将として優勝に導いてくれた。今はフランスリーグでも頑張っています。松井(珠己)も昨年ずっと一緒にやってきて、今年もVリーグで頑張っています。そして、中川(つかさ)は竹下(佳江)とほぼ同じ身長ですが、ディフェンスがいい。彼女たちの特徴をできるだけ最大限に生かしていきたいと思っています。

――古賀紗理那選手の代表キャプテン経験後のVリーグでの戦いぶりを見ての感想は?

眞鍋:スパイクは当然いいし、サイドの中でブロックがダントツにいい。世界でもサイドの選手の中でのブロック力は5本の指に入るのでは? そして、今回のVリーグではサーブも1位となりましたので、大活躍を期待しています。

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