2023-09-23 18:31 追加
古賀紗理那主将「苦しい時こそ集中して自分たちのバレーをする練習をしてきた。失セットゼロは自信にしたい」 パリ五輪予選/W杯 ベルギー戦コメント
全日本代表 女子
――今日はハイセットはあまり無理して打たないようにしていた?
古賀:今日はハイセットでもしっかり打てるトスが来たらもちろん勝負してましたけど、 私が思ったよりもちょっとトスが離れていたり、近すぎたりした場合は、相手が嫌がるコースに返したりとか、そういったことを意識していました。
――うまくいかない展開の時はどのように打開しましたか?
古賀:私たちが苦しい展開になるのは、サイドアウトでパスが返っていても精度が悪くて、コンビが成立しなかったりとか、トランジションからせっかくタッチが取れているのにオフェンスまで繋がらなかったりとか、そういう時が私たちの負けるパターンでした。まずは セッターが選択肢を持てるようなパスを送ることが明日重要だと思います。
――強豪国と対戦するにあたっての心構えは?
古賀:強豪国に対して、私たちがこれまでやってきたところをしっかり出し切るというところがいちばん大切だと思うので。あまり力を入れすぎずに集中して試合に入りたいです。
――ここまで失セットゼロですが…?
古賀:少しできすぎですけど、でも、私たちの力がついた証拠かなと思っていて、苦しい展開で勝ち切る。苦しい時こそ落ち着いて、日本のテンポでバレーをすることを意識して東京の合宿をやってきて、それがしっかり出ているので、そこは自信にしたいなと思います。
――不安はなかった?
古賀:情報を整理して、どこのオフェンスが効果的に決まるといったことを会話しながらできているので。スタッフからの共有もあるし、コート内でもしっかり話すことができて、そこはほんとに強くなったなと私も実感しています。
――鹿児島合宿の時にチームに少しばらつきがあるみたいな話をされていましたが…?
古賀:東京の合宿に入ってからは本当に集中して、「本気でいくよ」みたいな話があって。東京合宿から人数も絞られたので、ここで「自分の役割をそれぞれ理解しよう」という話を選手の中でしました。コートに入ってるかどうかは関係なく、自分の役割をそれぞれが考えてプレーしたり、行動できるようになったと思います。
――五輪予選の前というタイミングで、チームの状態を率直に発言することはなかなか勇気がいると思いますが…?
古賀:私は正直に言います(笑)
――改めて、明日のトルコ戦に向けて。
古賀:私自身、ほんとに楽しみで。結局、最後は結果が出てくるものなんですけど、これまで私たちが練習してきたものを全て出し切れるように、今日はリカバリーして、明日もう一度集中して頑張っていきたいと思います。
写真:堀江丈
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