2025-01-27 21:44 追加
ブレス浜松が無敗の14連勝。西行米主将「浜松の皆さんが期待する声が聞こえる」、東京サンビームズ・森田英莉主将「気持ちをもっと前面に出していきたい」 Vリーグ女子
Vリーグ女子の結果
V女子
バレーボール2024-25 V.LEAGUE WOMENは1月26日に北ガスアリーナ札幌46(北海道)、軽井沢風越公園総合体育館(長野県)、上田市自然運動公園総合体育館(長野県)、岡山県津山総合体育館(岡山県)にて4試合を開催した。
軽井沢風越公園総合体育館(長野県)では首位のブレス浜松が東京サンビームズに連日のストレート勝利。開幕から無敗の14連勝を達成した。
東京サンビームズは首位のチームを迎えてのホームゲーム。リスクを取ったサーブで浜松に攻勢を仕掛け、第1セットではしばしば先行する場面もあった。第2セットも4-10と引き離されたところから10-12まで詰め寄り、粘り強く戦ったが、浜松の地力の前に一歩及ばなかった。
第2セットではチームの核、ミドルブロッカー張心穆意がコンディション不調でベンチに下がり、変わって内定選手の李想が投入された。東京は2枚看板のミドル、張とヨラ・ユリアナの調子が上がらず、センター線のやり繰りに腐心した試合となった。
ブレス浜松はエース格のレイレライニ・アンドラデを休ませ、大谷瑞季をスタートに起用。大谷は45.5%のアタック決定率、対角の早川京美はバックアタックも絡め決定率51.6%とチームを牽引。セッター坂口莉乃のトスワークも冴え、接戦となりつつもセットを落とすことなく試合を終えた。
試合後、濱田義弘監督は
「選手たちが頑張って連勝をつないでくれている。失セットも少なくなっているし、この状態をキープできれば」
とコメント。
「毎週テーマを持って試合に臨んでいる。速いバレーの中でトスの高さも維持し、スパイカーにはしっかり助走させる」
とさらに高い次元を目指し続けていることを明らかにした。
主将のリベロ・西行米は
「前日(GAME1)では東京の高さに戸惑った。今日は自分達のバレーをするために練習から工夫し、声も出して雰囲気を作った。(連勝については)チーム創立以来の最多記録で浜松に帰ると多くの方の期待の声が聞こえてくる。応援してもらっていると感じている。プレッシャーもあるが目の前の1勝を積み重ねていきたい」
と試合後の会見で述べた。
負傷から復帰したミドルブロッカー神田さくらは
「今日はいつもと違うメンバーでのスタートとなったがしっかり勝つことができた。一人ひとりが役割を果たすことができている」
と連勝を続けるチームの手ごたえを話してくれた。
対して、東京サンビームズ森田英莉主将は
「首位相手にサーブで攻めることができ、自分たちの収穫になった。これを続けて行きたい」
と良かった点を確認しつつ
「浜松のスピードバレーについていけなかった。どんな状況でも最後までボールを落とさない、決め切る、という気持ちをもっと前面に出さなくては」
とこれからの課題も語ってくれた。
笛木彰監督も
「全力のサーブで相手を崩すことに取り組んでいる。今日はGAME1以上のサーブ効果を狙ったが思うようにはいかなかった。まだまだできると思っている」
と今後の意気込みを話してくれた。
上田市自然運動公園総合体育館ではホームの信州ブリリアントアリーズが技巧派・舛田紗淑の活躍などでJAぎふリオレーナに連勝。JAぎふは強敵相手に連敗となったが新人、熊沢美月の健闘やセッター中尾千尋の奮闘など次へ繋がる試合になった。
フォレスト、VT三重も前日に引き続き連勝し、順位を上げた。
フォレストはプレーオフ圏内の4位に浮上。
ブレス浜松(14勝0敗 ポイント42)
仙台(10勝4敗 ポイント33)
信州Aries(10勝4敗 ポイント28)
フォレスト(9勝5敗 ポイント25)
カノア(10勝6敗 ポイント31)
倉敷(9勝9敗 ポイント27)
VT三重(6勝8敗 ポイント17)
JAぎふ(6勝8敗 ポイント16)
東京(4勝10敗 ポイント14)
広島(2勝12敗 ポイント7)
アルテミス(0勝14敗 ポイント0)
撮影 堀江丈
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