2025-02-16 07:00 追加
ヴィクトリーナ姫路・井上愛里沙「ファンクラブを立ち上げたのは自分の考えを発信するプラットフォームを作りたかったから。ファンにも指導者にも残せるものがあると思った」 SV女子
ヴィクトリーナ姫路 井上愛里沙 会見コメント
SV女子
2月15日、バレーボールSVリーグ首位の大阪マーヴェラスと皇后杯を制したヴィクトリーナ姫路が大田区総合体育館で対戦した。GAME1となる土曜日は大阪マーヴェラスがストレートで勝利。結果だけ見ると圧倒されたように映る姫路だが「内容は決して悪くなかった」とエース井上愛里沙は言う。

「第1セット、第2セットとも内容は悪くありませんでした。ただ、サイドアウトが1本で切れず、相手に連続ブレイクを許してしまいました。それと同時に、こちらはブレイクが取れずに相手に1本で切られてしまい、結果として点差が開いてしまったという感じです」
2セットを連続して落とした姫路だが、意気消沈することなく、インターバル後の第3セットで反撃を見せた。セットを奪取することはできなかったが、GAME2に向けた伏線となり得る展開を作り出した。
「ブレイクする時間を長く取りたいと思いました。サーブターゲットを少し変えて、そこからリズムを作り始めることができたと思います。途中から入ったミンニャ(オスマジック)もすごく良いブロックをしてくれましたし、ディフェンスから自分たちのオフェンスにまで持っていくことができるようになりました。そういったリズムを作るための対応がもう少し早くできていれば、また結果は違ったのかなと思います。試合の中でいかに早く解決策を見つけていくかということが今の自分たちの課題だと捉えています」
この分析に対して、同席の宮部藍梨選手は
「完璧な説明。付け足すことがないです」と脱帽した。
個人のファンクラブを開設したことでも話題の井上選手だが、開設にあたっては次のような想いがあったという。
「自分自身いろいろな経験をさせてもらってきました。オリンピックも終わり、ファンの皆さんに対してもそうですし、バレーボールをしている選手やコーチ、指導者の方々に何かもっと残せることがあるんじゃないかなって思ったんです。それをするためにはファンクラブという形を取るのがいいのかなって考えました。現役の女子選手でファンクラブを持っている人は少ないですし、自分ならではの経験だったり、考えていることを発信するプラットフォームを作りたいという思いがあってファンクラブを立ち上げました」

ファンクラブの最上位の会員には試合での戦術やその振り返りを井上選手自身が解説するサービスもある。
「私自身が話せる範囲での解説になりますので、チームの戦術とか、オープンにはできないところもあります。自分がどう考えてそのプレーをしたのか、どういう意図、どういう想いでプレーをしているのかということに関してはお話ができます。自分のプレーを切り取りながら解説しているという感じですね。バレーボールに詳しくない人に対しても、バレーボールをもっと高いレベルでやりたい方や、あるいは指導者で悩みや困ってることがある方々に向けても発信している感じです」
バレーボールが発展し、愛されていくためには知識や経験の共有が重要な鍵になるであろう。ライト層や、未経験者でも「見るバレーボール」のレベルを上げて行くことは可能だ。
井上選手の挑戦に大いにエールを送りたい。

取材・文・撮影 堀江丈
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