2026-09-29 15:40 追加
Astemoリヴァーレ茨城は高速コンビバレーを推進。相原昇監督「上坂瑠子は判断力に優れた選手。賢いプレイヤーです」 SV女子
Astemoリヴァーレ茨城 会見コメント
SV女子
バレーボールSVリーグ開幕を前に、鴻巣市立総合体育館で「鴻巣市×埼玉上尾メディックス包括連携協定締結記念プレシーズンマッチ」が行われた。
フルセットの末、Astemoリヴァーレ茨城が埼玉上尾メディックスを下した。スコアは25-23、23-25、25-21、20-25、15-12。

本記事では、Astemoリヴァーレ茨城の試合後コメントをお届けする。
ケガから復帰した上坂瑠子主将の今。そして今季チームが掲げる「セッター中心の高速コンビバレー」について追う。
■新加入セッターを迎え、新たなバレーを構築する

上坂瑠子主将は昨季、左ひざ手術の影響で公式戦に出ていない。今季が復帰のシーズンだ。この日は攻守に存在感を示し、最優秀選手にも選ばれた。
「今回の試合は、自チームのミスがすごく目立ってしまいました。修正していきたいと思います。ですが、良かったところもたくさんありました。良かった部分を伸ばしつつ、チームのミスを減らして、リーグに向けて挑戦していきたいと思います」
今季、Astemoは何を目指すのか。上坂はまずセッターとのコンビをポイントに挙げた。
「セッター中心の高速コンビバレー。監督からそのことをすごく言われています。選手たちもやりたいことが発揮できるように意識しています」
昨季まで在籍したセッター3人は退団し、新たに2人が入った。背番号2の藤倉由貴(前所属:PFUブルーキャッツ石川かほく)、背番号10の石盛めるも(前所属:アランマーレ山形、現アランマーレ秋田庄内)。
軸の入れ替えは本来、危うさを伴う。チームはそのリスクを負って今季の勝負に挑む。
2人の印象を聞くと、上坂は具体的なプレーの特徴を答えた。
「2人とも速いトスが得意ですね。藤倉に関してはトリッキーな頭脳派のプレーだと思います。相手のブロッカーを見て空いてるところに上げてくれるので、1.5枚になるケースも多いです。アタッカーとしては助かりますね。10番のメルモさんはライトへのトスがすごく綺麗。打ちやすいトスを投げてくれます」
ただ、トスが速くても、打ち切れなければ効果はない。その懸念は上坂の脳裏にもあるようだ。
「でもスパイカーがハードヒットできないと意味がない。そこの調整を詰めていきたいですね。外国籍選手が合流しましたので、開幕までにまた変わってくると思います」
■2度の長期離脱。主将として今季の挑戦

上坂の左ひざは、爆弾を抱えている。ここ数年で二度、チームを離脱した。
2023-24シーズン開幕前に手術し、その年はほとんどコートに立てなかった。
SVリーグ初年度になる2024-25シーズンに復帰した時には主将を務め、公式戦でも存在感を見せたが、出場は安定しなかった。
上坂のプレーの質は高かったが、2025年6月に再び左ひざ関節を手術。昨季はリハビリに充てざるを得なかった。
状態が気がかりだったが、復帰した今、パフォーマンスも良好に見える。コンディションを問うと、上坂は隣の德本を見ながら答えた。
「コンディションに関しては、チームに迷惑かけるところもたくさんあるとは思います。まずは長期離脱しないように、チームにも、他の選手にも頼ってやっていきたいなって思ってます。副主将の德本さんにも助けてもらって、ね」
この日も、コート内で二人は何度も言葉を交わしていた。守備の話をしていたのだろうか。
「直接的なプレーについてもそうですし、とにかくディフェンスにおいてはアミカが基準になるので、そこのコミュニケーションを取っていました。ブロックの飛び方だったり、どういうふうに押さえたらアミカが取りやすいかっていうことについてですね」
今季の個人テーマは、明確である。
「自分の目標はシンプルです。離脱しないこと。それって簡単なように見えて私自身にはすごく難しいことなんです。コンディション調整をしっかりやっていきたいなと思っています」
■4年目のリベロは、チームを支える立場へ

德本歩未香にとっても、この試合で確かめたいことがたくさんあった。チームは外国籍選手を交えた初めてのゲームでもあった。
「今回のプレシーズンマッチは、外国籍選手が入って初めてのゲームだったんです。また新たな課題であったり、私たちの強みも見つけられた試合になりました。開幕まで1ヶ月切っているので、そこに向けてしっかり調整していきたいと思います」
今季は副主将として上坂を支える。抱負を聞くと、少し遠慮がちに続けた。
「そうですね、まだ本当に何もしてないんですけど…今はチームの年齢層の幅が広いと思うので、上と下の世代をうまく、つなぎ合わせる役割ができたらいいかなって思っています」
個人目標は、上坂同様、試合に出続けることだ。今季、チームの本職リベロは德本一人しかいない。
「今、本職のリベロが自分一人なので、上坂選手と同じようにまずは怪我をせずに38試合を戦いきらなければ。だからコンディションの部分は大事ですね。それから今季で4年目にもなるので、しっかりチームを支える立場になれるように頑張りたいなと思っています」
■ファンへのメッセージ

最後に、二人からファンへメッセージをもらった。
上坂主将
「勝利する姿を見せて恩返しをしたいと思っています。ファンの皆様にバレーボールの魅力を、私たちのバレーを通してお見せできたらいいと思っているので、会場に足を運んで応援していただけたら嬉しいです」
德本選手
「会場にぜひ足を運んでいただいて、私たちの背中を押してください。共に戦えたら嬉しいです」
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