全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>”爽やか”宣言! 群馬グリーンウイングス・坂本将康監督が齋藤真由美GMとの秘話を明かす。初めての出会いは中学生のとき SV女子

会見・コメント

2025-06-04 10:25 追加

”爽やか”宣言! 群馬グリーンウイングス・坂本将康監督が齋藤真由美GMとの秘話を明かす。初めての出会いは中学生のとき SV女子

群馬グリーンウイングス・坂本将康新監督 就任コメント

SV女子

5月31日、バレーボールSVリーグ・群馬グリーンウイングスは昌賢学園まえばしホールにてファン感謝祭を開催。
新監督に就任した坂本将康氏(前群馬GM・元PFUブルーキャッツ石川かほく監督)が壇上に立ち、新シーズンの抱負と自身の「爽やか路線」を宣言した。

「昨季、GMの私がコートに立っていると怖い、顔が怖いと言われていました。選手もコートの中で輝くために技術を磨いていきます。私も皆様に良い笑顔をお届けしたい。爽やかなチームを率いていけるように、自身、爽やかさを身につけたいと思います」

初のトップリーグ、開幕から連敗が続いた。それでも心を折らずに力を蓄え、最終的にはシーズン5勝の成績を収めた。坂本新監督は次のステップとして、チームが目指していくべきものについて語った。

「昨シーズン初めてのSVリーグで5勝という数字を残しました。今シーズンは皆様の期待もさらに高くなると思います。もちろん”優勝を目指して頑張ります”と言いたいところなのですけれども、まだどこまで戦えるか未知数のチーム。まず一戦一戦、目の前の戦いに全力を尽くしたい。
試合を見に来てくださった皆様が、今日はみんな頑張ったな、良い試合をしたなと思ってもらえるようなチームにまずはなっていきたいと思いますし、もうすでにこのグリーンウイングスはそういうチームであると思っています。
チームには9人制の頃から50年を数える歴史の重みがある。そのことを強く感じていますし、地域の皆様、ファンの皆様の期待、それも重く感じております」

坂本新監督は3年に渡りチームを率いてきた齋藤真由美前監督に感謝の言葉を述べ、初めての出会いについての秘話も明かした。

「初めて齋藤真由美さんと会ったのは私が中学生の頃。当時さわやか杯という大会がありまして、第3回さわやか杯ですね。私はその大会で3位になりました。表彰式では両側に3位の2チームがならんだのですけれども、メダルをかけてくれるプレゼンテーターが齋藤真由美さんだったんですね。でも、齋藤真由美さんは向こう側のチームのプレゼンテーターで。当時の中学校の時の監督がボソッと”齋藤真由美が良かったな”って言っておりました。それが齋藤真由美さんとの初めての出会いでした」

時を経て、共に戦うことになった両氏。トップリーグ初年度、なかなか勝てないチームの中にあってGMの立場にあった坂本氏は齋藤監督の苦労を身に沁みて感じていたという。

「私も監督業をやってきたので、監督の辛さはわかっていました。今、困ってるなとか、疲れてるなと見ていて感じる時もありました。役に立ったかどうかはわかりませんが、GMとして少しでも齋藤監督の支えになれればと思って、シーズンを過ごしてきました」

新シーズンでは役割を入替え、自身が監督、齋藤真由美氏がGMとしてチームを盛り立てていくことになる。

「来シーズンは立場が逆になりますが、齋藤真由美さんには引き続きチームのために力を注いでいただくことになります。そして私が疲れた時には(支えていただきたい)」

坂本新監督はおもむろに齋藤真由美新GMにマイクを向ける。

坂本将康:今日何曜日でしたっけ?
齋藤真由美:今日はね、ドキドキドッキン土曜日です

坂本氏は男子バレーの知見も踏まえ、女子選手に新たな視点をもたらす指導で定評がある。
かつてPFU時代に坂本監督の元でプレーした鍋谷友理枝さんも
「サーブレシーブで自由な発想を得ることができた」
と語っていた。

息の合った掛け合いも見せた坂本将康新監督と齋藤真由美新GMの強力タッグ。群馬グリーンウイングスの更なる飛翔に大いに期待したい。

撮影 堀江丈

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事